備忘録として

タイトルのまま

2008-12-07 22:56:32 | 広島
昨日は雪が舞い本格的な冬が来た。Fukuの散歩中に見かけたモクレンの芽は冬を越すために暖かそうな綿衣をつけていた。春に咲く大きな白い花とあの芳しい香りが待ち遠しい。モクレン(白木蓮)の白い花を見上げて物思いにふけるのは、三島由紀夫の”永すぎた春”だったか、庄司薫の”赤ずきんちゃん気をつけて”の主人公だったか。その頃は、モクレンの白い花を見るたびに、モクレンのいい香りを嗅ぐたびに、主人公の心情を思い出していたはずが、長いシンガポール生活の間にすっかり忘れてしまった。モクレンの香も忘れてしまった。

モクレンの木のそばに立つ数本の銀杏の黄色い葉はほとんど落ちていたが、銀杏(ぎんなん)がないので雄株なのだろう。子供のころ徳島の瑞巌寺の天狗松の隣に立っていた大きな銀杏の下で遊んだ。広島の冬木神社では臭いぎんなんを拾った。北海道大学の銀杏並木の黄葉は絵のように奇麗だった。

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