映画日記-レッドブル(79/466)

映画「レッドブル」（原題"Red Heat", 1988年）を観ました。

時は東西冷戦。モスクワ市警のイワン（アーノルド・シュワルツェネッガー）は、麻薬密売組織のボス、ビクター・ロスタを追い詰めるが取り逃がし、同僚は殉職してしまう。
所変わってシカゴ。市警のリジック刑事らは、微罪でビクターを逮捕する。
モスクワ市警は、ビクターが巨額の麻薬密売を計画していたことを知り、ビクターを取り戻すためイワンをシカゴに派遣することにする。
リジック刑事はビクターをイワンに引き渡すが、イワンは謎の集団に襲われ、ビクターを再び逃してしまう。
リジック刑事は行きがかり上、イワンと共にビクターを追いかけることにする。

東西冷戦から少しずつ雪解けが始まった時代を象徴するかのような、ソ連警官とアメリカ警官の交流が描かれています。
そもそもシュワちゃんはロシア人ではないわけですが、オーストリアという出自とストイックに鍛え上げた身体がそういうイメージを持たせるのでしょうか。

オープニングのシーンでキャストやスタッフの名前がロシア文字っぽく左右反対に表示されます。
ただ、ロシア文字はあくまでロシア文字であって、アルファベットの左右反対ではないので、少々ロシアをバカにしているのではないかと。
ボスを演じる若いデカ長は、ローレンス・フィッシュバーン。マトリックスシリーズのモーフィアスです。

この映画からわずか3年でソビエトが崩壊してしまったことも印象深いです。