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映画日記-「クリムゾン・タイド」(67/640)

2013-07-13 02:35:39 | 映画
映画「クリムゾン・タイド」(原題"Crimson Tide", 1995年)を観ました。

反乱軍によって支配されてしまったロシアとアメリカとの間で核戦争の脅威が迫る中、原子力潜水艦アリゾナに出撃指令が下る。
ラムジー艦長(ジーン・ハックマン)は腹心の部下が入院してしまったため、司令部からの指示によりエリート武官のハンター少佐(デンゼル・ワシントン)が副長となることを了承する。
出撃後、いよいよ核ミサイルの発射指令が下る。発射準備を終えたアリゾナは、敵潜水艦との交戦により航行装置と通信機器に故障をきたし、発射指令の続報を受信したものの途中で途切れてしまう。
先の通信を優先してミサイルを発射すべきであるとする艦長と、続報の残りの部分を受信して内容を確認すべきであるとする副長は意見が相違するが、手続きを無視して発射を強行しようとした艦長は副長に解任される。
しかし、艦内に精通する艦長は、指揮権奪還を狙って様々に画策を行う。

深海での潜水艦で、不完全な指令を巡って何を優先すべきか、の意見対立を描いた見事な映画です。
浮上して状況を確認することもできず通信もできない状態に陥りやすい潜水艦は、「レッド・オクトーバーを追え」や「眼下の敵」など、しばしば「潜水艦物」として独立したジャンルを確立しています。
映画の最初のシーンでも、乗組員が潜水艦物の映画をクイズにして尋ねあうシーンがあり、「眼下の敵」も取り上げられます。

ラムジー艦長は決して、狂信的な好戦主義者、というわけではありません。限られた情報の中で、どちらが正しい、と判断できる材料が少ないときの心理がよく描かれています。

監督はトニー・スコット。同じくデンゼル・ワシントンが出演の「デジャヴ」はいまいちでしたが、「アンストッパブル」は良かった。
「エイリアン」シリーズや「プロメテウス」で有名なリドリー・スコットを兄に持ちます。


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