岩湧の森

大阪府河内長野市の岩湧山の四季の風景

笹百合咲く岩湧の森 その1  2019年6月中旬~7月上旬

2019-07-05 23:39:27 | 岩湧の森の四季の風景
笹百合咲く岩湧の森 その1 
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岩湧の森とその周辺の 私の普段の散歩コースです。
山旅遠征をしないときは 13キロから18キロ程度の錘の入ったリュックを背負い
3時間から6時間かけて歩いています。標高400mから900mの里山なので 
手ぶらで歩いてもあまりトレーニングにはならないので 錘を背負い歩いています。
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一徳坊山山頂付近の送電鉄塔足元には 毎年たくさん笹百合が咲きます。日当たりがいいからです。
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一徳坊から編笠山へ向う山道にも毎年沢山の笹百合が咲いていましたが 年々数が減り 今年は
2~3本しか咲かず 寂しい限りです。盗掘されたのか 猪が百合根を食べたのか。
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数日後に同じコースを歩くと 鉄塔の足元周りの下草刈りをされて 笹百合は見るも無残に干からびて全滅していました。
来年は咲くのでしょうか。関電社員が事務所でふんぞり返り、下請けに偉そうに下草刈りをあごで指示した結果です。
草刈費用はもちろんみんなが払う電気利用金の一部です。ちょっとの気配りで笹百合は助かるのに。
後ほど 岩湧山の笹百合のケースをご紹介します。
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編笠山山頂直下の77番送電鉄塔回りも昔から笹百合が多く咲きます。幸いな事にこのあたりの笹百合は
関電送電鉄塔から少しだけ離れているので 関電下草刈りの魔手から逃れているのです。
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岩湧山「きゅうさかの道」のダイトレ直下にも笹百合は少しだけ咲きます。
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こちらは「いわわきの道」のダイトレ直下です。
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岩湧山頂付近はいたるところに笹百合が咲きます。数が少し増えているような気がします。

5~6年前に 笹百合の球根を自宅で増やして ダイトレのあちこちに植えているおじさんに出会い
「あんたも毎日のように岩湧へ来ているのなら、手伝ってくれ」といわれて 沢山の球根を手渡されて
二人で植えて回りました。残念ながら私の自宅の庭では 笹百合は増えませんでした。
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これも山頂付近の笹百合です。何故かビニールの紐が巻いてあります。後で理由が分かります。
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こちらは山頂付近で 多重咲きしている元気なやつです。
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濃いピンク色のやつもいます。これも同じ笹百合なのでしょうか。
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岩湧南斜面は日当たりが良いので 笹百合が多いような気がします。
南斜面はもう少しすると 河原撫子や桔梗、葉場山火口(はばやまぼくち)も群生します。
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梅雨の晴れ間の笹百合は花びらが透けてとてもきれいです。
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向こうに見えるのは 大阪府最高峰の南葛城山です。和歌山との県境付近ですが 山頂一帯は完全に大阪府内です。
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大阪平野も今日はきれいに見えています。
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このおばさんが登山道脇の笹百合一本一本にビニール紐を結んでいました。
変なオバサンだなあと思いながらも 声をかけませんでした。

しかしこの後直ぐに知り合いの岩湧の常連さんのN原さんに出会いわけが分かりました。
ダイトレ両わきのススキや草が伸びすぎたので草刈をするけど その前に笹百合に印をつけて欲しいと
市から連絡が来たので みんなで印をつけて回っているとのことでした。草刈から笹百合を残す為です。
関電のような横柄な会社では こんなまねは出来ませんね。
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もちろん蕾にも印が付けられています。
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後日市から委託を受けた滝畑集落の人たちが 草刈をしていました。
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草刈の数日後に見に行くと 笹百合はちゃんと残っていました。
そのまた数日後にN原さんたちはビニール紐の回収作業をされていました。
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梅雨のこの時期は 晴れ間よりもこのような雲や雨の日の笹百合が一般的です。
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青空の下の笹百合もきれいですが 雲の流れる中の笹百合もきれいで とても気に入ってます。
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7月になってもまだまだ笹百合は咲いています。これは7月5日の写真で、遠くの山はダイトレ
北の端の二上山や岩橋山です。
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笹百合の岩湧 その2へ続く
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笹百合咲く岩湧の森 その2  2019年6月中旬~7月上旬

2019-07-03 15:14:53 | 岩湧の森の四季の風景
笹百合咲く岩湧の森 その2 
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笹百合が咲く頃の岩湧の 笹百合以外の花や風景です。
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梅雨時期ですから もちろん紫陽花が咲いています。山道のいたるところに山紫陽花が咲いています。
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真夏に出てくるキリギリスのような虫もいました。
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山吹升麻(やまぶきしょうま)もこの時期に咲きます。葉が山吹の形、姿をしているのでこう呼ばれます。
しかし花は鳥足升麻と見分けが困難です。山吹升麻の葉は3枚ずつ出ています。
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こちらは姫女苑(ひめじょおん)です。
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立浪草もダイトレに沢山咲いています。
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靫草です。名前の由来はは武士が矢を腰にぶら下げて持ち歩く靫(うつぼ またはゆぎ)に形が似ているからだそうです。
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岩苦菜(いわにがな)は6月に入ると岩湧の森のいたるところにはびこります。
地面を多い尽くすように咲くので別名「地縛り」とも呼ばれます。
苦菜とは 葉や茎を傷つけると白く苦い汁を出すそうです。舐めた事はありませんが。
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蛍袋は花期が長く5月待つから8月まで咲いています。
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山朱鷺草です。絶滅危惧種の朱鷺草の仲間だそうで 朱鷺の羽の色をしています。
毎年山焼の後 ちゃんと出てきてくれます。
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森の恵みです。蛇イチゴや長葉のモミジイチゴなどの実です。私は食べません。
岩湧へは沢山の人が犬をつれてきます。ほとんどの人は 犬の糞尿を垂れ流してへいきです。
この30年間で 岩湧の森でペットの糞尿処理をしている人を見たことがありません。
したがって 道の両側のイチゴは食べる気がしません。
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雪ノ下もこの時期の花ですが、これだけ集って咲くと圧巻ですね。
花はなんとなく人字草に似ていると思います。咲く時期は違いますが。
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黄釣船です。釣り船草の黄色バージョンですが、釣船草はもう少し先に咲きます。
帆掛け舟の形に似ているからと名前がついたそうですが、どう見ても帆掛け舟には見えませんけど。
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6月も下旬になると初夏の花「岡虎の尾」が咲き始めます。見た目そのまま虎の尻尾ですね。
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夏椿は 別名沙羅の木とも呼ばれます。しかし本物の沙羅の花とは全く似ていません。
釈迦が沙羅双樹の下で入滅されたと言う沙羅の花は 二本では滋賀県長浜市の水の森植物園にしかありません。
熱帯の花なので こんな椿の花とは全く違います。
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夏椿の花が苔の上に落ちたところです。京都の東林院では この景色を見るために大勢の人が訪れます。
私も騙されてお金を払い見ましたが 別になんてことはありませんでした。
それにこの寺の夏椿の木は 植えられて間が無く とても若い木でした。それに双樹ではありませんでした。
誰がこの花を沙羅双樹とよびはじめたのでしょうね。植物に無知な人でしょうね。


ちなみにこれが沙羅双樹の花です。高木で高いところにしか花が無く望遠で撮りました。
釈迦が この木の森で入滅されたときにこの花が芳香を放ちながら 非常に沢山降り注いだとされます。
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「蔓蟻通し(つるありどおし)」は2個ずつ花をつけます。細かい毛に覆われた小さな花は3月に咲く
「薩摩稲森」ととても良く似ています。しかし良く見ると雄しべの形がぜんぜん違います。
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モチツツジの花もこの頃にいたるところで咲きます。
花のがくや花柄に粘着性のある毛があり、トリモチのようにねばりつくのが名前の由来だそうです。
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マムシ草。名前の意味が分かりやすい植物の一つですね。緑色の種はアオマムシグサとも呼ばれるそうです。
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ドクダミ。毒草ということではなく、解毒や痛み止めの薬という意味の「毒溜め」からきていると言う
ことだそうです。白いのは花弁ではなく総苞片とよばれるものです。
苞とは、蕾を包むように葉が変形した部分で蕾が開いた後は花の基部に残り苞葉ともいわれます。
黄色い突起の中に雄しべと雌しべがあるそうです。
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山頂付近に咲くこの変わった花は「鈴柴胡(すずさいこ)」と言います。蕾が鈴の形で花がサイコの花の形
(私は見たことがありません)のかたちだそうです。この草にも 草刈から守る印のテープが巻かれていました。
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最近この石のアーチが いたるところに積んであります。見たら和みますが 壊していく人も沢山います。
たぶん壊すのは日本人ではないでしょう。最近はこの山にも程度の悪い東アジア人が増えて困ります。
ところかまわず ゴミを捨てたりウンコをします。特にウンコの片づけはいやですね。
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あるとき沢山の人が集りガヤガヤやっていました。なにをしているのか 分からないので私はそのまま
真ん中を歩いて過ぎましたが 後で気が付くと 映画の撮影をしていたようです。
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この車を見て分かりました。私が撮影を中断させてしまったようです。ごめんなさい。
一言言ってくだされば立ち止まって待つのに。
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自宅近くのスーパーにこの映画のポスターがはってありました。
監督さんは 自宅近くの日野集落の人で 山田洋二監督について勉強して独立した人らしいと
いつも私がご飯のおかずを買いに行く 日野集落のお店のオバちゃんが言っていました。
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ウエブのトップページはこちらです。
http://yochanh.sakura.ne.jp/index.html
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