家づくりなんてカンタンだ!

住宅をつくり続けている設計事務所の雑感

防湿シートは捨てコンクリートの上か下かについて

2010-09-22 17:27:52 | 家づくり


基礎の下に敷く防湿シートは
ここ数件は捨てコンクリートの上に敷いています。

理由は、斜めの部分には砕石が十分施工されにくく
砕石上にシートを敷いて捨てコンクリートを打つと
斜め部分に敷いたシートが上下から引っ張られ
場合により、シートの下に空間が出来てしまうから。

特に段差が大きい箇所は要注意。

では、捨てコンクリートの上に敷く場合はどうかというと
上記の問題は概ね解決されますが、
墨出し(基準線を引く)の線が見えにくくなります。
また、施工直前にまとまった雨が降ると
貯まった水の処理が難しくなる場合も。

この現場では久しぶりに捨てコンクリート下にシートを敷きました。
理由は捨てコンクリート上の墨だし精度を優先させること。

段差が大きな斜めの箇所では、少し空洞が出来ていたため
ここはカッターで切れ目を入れ
モルタルを塗ってもらいました。

因みに、シートの厚さは0.1mm以上を指定していますが
0.15mmを使用しました。
0.1mmでは少し頼りなく、0.2mmでは厚過ぎて
扱いにくくなるため。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿