家づくりなんてカンタンだ!

住宅をつくり続けている設計事務所の雑感

玄関ドアその1

2011-06-23 20:06:35 | 家づくりに役立つパーツ

玄関ドアに求められる性能は

防犯性能が高いこと

防火性能が高いこと

丈夫であること

使い勝手が良いこと  など

 

防火性能については、建築基準法に定められる防火性能を満足しなければ

ならない場合には、ほとんどサッシメーカーの規格品を使いますが

それ以外は、木製の特注品を提案する事が多くなります。

 

但し、深めの庇が上部にあるなどが条件です。

扉の劣化保護のため。

 

紫外線による色あせと、雨水による表面劣化。

深めの庇があっても、定期的に塗料を塗る必要が出てきます。

それでも木製ドアを提案し続けるのは

オリジナルなデザインが可能だから。

 

防犯性については、ピッキングに強いものを使います。

堀商店のトライデントシリンダー。

これをツーロックで使うことがしばしば。

 

 

三方向からピンが突き出る複雑な構造を持つシリンダーで

対応のキーもちょっと見慣れない物ではないでしょうか。

 

形も独特ですが、デザインも優れていますね。

コピーをつくるのはほぼ不可能。

複製する場合は、堀商店に登録されたシリアル番号を伝えます。

 

欠点は少々値段が高いことですが

長く使うことを考えれば、是非おすすめしたいアイテムです。

 

 

 

 

 

 


分離発注の契約会

2011-06-19 17:53:37 | 家づくり

分離発注では、建て主は複数の専門工事業者と請負契約を結びます。

そのため、なるべくなら合理的に済ませるために、

一同集まってもらうことになります。

 

この場合も建て主さんにお願いして

敷地近くに会場を借りていただきました。

 

契約書は統一書式であるため

設計事務所の方で用意します。

 

契約書と約款、図面などそれなりのボリュームと

請負業者の数X2倍となるため

前の日はプリンター・コピー機が大活躍。

 

契約会の進め方は特に決まったものはありませんが

各業者さんが挨拶、建て主さんの挨拶のあと調印ということに。

 

これからいよいよ新しい工事が始まります。

 

 

 


郵便ポストを建物に組み込む場合

2011-06-10 20:42:04 | 家づくりに役立つパーツ

郵便ポストを建物に組み込んだ事例です。

玄関ドアの隣に照明器具、インターホンとともに並べました。

 

あらかじめ開口を設けておき

市販の投入口を取付ています。

 

壁がガルバリウム鋼板波板のため

防水など工夫が必要ですが

玄関前のアイテムをきちんと並べると

バランスが取れます。

 

この後小さな表札をポストと照明の間に取付ました。

そして内部はこのように納めています。

このケースはご覧の通り、前入れ+後出し。

郵便物が投入されたあとも床に落ちないよう

奥行きのある四角い箱をはめ込みました。

奥行きをある程度取っているのは

防犯も兼ねているのです。

 

それはなぜか?

ヒントは写真の中にありますね。

 

 


家づくりに役立つパーツ

2011-06-08 20:21:17 | 家づくりに役立つパーツ

家はいろんなものの組み合わせで出来ている。

突然大袈裟な表現ですが

この「いろいろなもの」について

お知らせしてゆきたいと思います。

 

先日完成した家をはじめ、これまでつくってきた

いろいろなものの中で、役立つパーツについて

ご紹介してゆきます。

マイベストプロのコラムと連動する予定です。一応。

 

先ずは外廻りから。

郵便ポストについて。

英語でメールボックスですが、インターネットのイメージ

が強いため、あえて郵便ポスト。

 

インターホンや表札とセットにするか

全く分離独立させて配置を考えるか

様々ですが、壁に取り付けたばあい

結構大きく感じるものです。

 

スペースが十分ある場合は良いのですが

そうでない場合には、独立させるのがよろしいかと。

 

郵便ポストといえども、独立した物体であるため

使い勝手だけでなく、建物とのバランスも気になるところ。

 

新聞を朝一番に取りに行くときは

パジャマのままではちょっと難しいのが問題ですが

家づくりに役立つパーツです。

 

この独立タイプの郵便ポストはステンレス製で

インターネットで購入後、外構業者さんに取り付けてもらいました。

前入れ+前出しで、カギが付属しています。

 

 


特注アルミ手摺りが安価に

2011-06-03 20:31:38 | 家づくり

暫く会っていなかった営業から連絡があり

転職した先の金物について説明してもらいました。

 

その中でアルミ手摺りの特注が

安価で出来ると言うので、詳しく聞くことに。

 

写真を見せてもらい、価格を聞いてみると

結構これが良い。

 

型材に焼き付け塗装を施して

シンプルな手摺りも対応出来るとのことで

早速見積りをとりました。

 

ステンレス手摺りとの比較をしても

遜色ない価格とクウォリティーのようです。

 

加工は中国で行うため

納期が3~40日かかりますが

織り込んで発注すれば良いこと。

 

いずれ写真もアップします。