以前から相談を受けている方から
先日久しぶりに土地の相談がありました。
今度こそ、と検討しているので是非検討してほしい
とのことで、不動産情報をファックスでいただきました。
建築の専門家が見ると、十中八九ためらうような土地のため
正直な見解を回答しました。
もちろん見送る事になったのですが
仲介業者からは、とてもお買い得なので
早い者勝ちですよ！と言われたとか。
いい加減な参考プランもあって
こんな事でいいのだろうか、と素朴に感じた次第です。
土地の仲介業者の常套句として
他にも検討している人がいる、とか
早い者勝ちだとか
購入者の気持ちを煽る事を言います。
いい加減にこのような営業は止めたらどうか
と思うのですが・・・
もちろんまともな不動産業者もいますが
割合は非常に少ないように思います。
仲介手数料に見合う営業の方法を検討してもらいたい
といつもの事ながら思いました。
このところ暗いニュースばかり。
余震は続き、体調崩してしまったりで身の回りもあまり良いことがない中
本日打ち合わせに来られた方々から元気をいただきました。
昨年12月から湘南地方で宅地探しをされていたご夫婦が
念願叶ってようやく良い宅地に巡り会い、
家を建てたい！
と相談に来られました。
実は地震とガソリン不足で一週間予定が延びていたのですが
本日ようやく賑やかな打ち合わせをすることが出来ました。
土地の値段、ロケーション、価格
よーく話を聞くと、本当に掘り出し物のようで
私も驚いています。
ご夫婦の執念が実ったのか、運が良かったのか
そして私のアドバイスが良かったのか
いずれにしても良かった、良かった
来年初めの完成に向けて
これから設計が始まります。
地震の後、いろいろ処理に追われ
一息つきた後体調崩し、本日ようやく復帰しました。
その間もこのブログご覧いただきありがとうございます。
地震そのものについては今更ですが、次の通り。
かなりの揺れが長く続いたので、
ついにこの時が！
と思ったのですが、収まった後で震源地が東北の沖合
であったことに大変な事になるのでは、と心配していました。
大津波が押し寄せ、しかもどす黒い水が、
人間の力を遙かに超える量が
すさまじい勢いで押し寄せてきた様を見るにつけ
しばらく言葉が出ませんでした。
事務所と自宅は幸いにも大した被害はなく
家族の一人がその日は帰って来れなかったぐらいでしたが
東北地方の設計事務所のメールには
とても悲惨な状況が綴られていました。
家屋の被害については、地震よりも津波によるものが大きいかもしれないので
応急危険度診断士の招集はわかりませんが
県から要請があれば行きたいと思います。
また、クライアントにも状況問い合わせのメールを送りましたが
関東地方のみのため、地震被害はありませんでした。
病み上がりですが、遅れている仕事を
これから一つ一つこなしてゆくしかありません。
日曜日は天気に恵まれ
完成した家を多くの方々に見ていただきました。
予想人数の倍以上であったり、
近所に住む外国人の飛び入りなどあって
とても楽しい一日となりました。
これから家づくりを計画中の方々だけでなく
以前オープンハウスさせていただいたクライアントの方々
にも見ていただくことが出来たのも大きな収穫でした。
知り合いの設計事務所では、
クライアントを集めて忘年会を催しているそうですが
私の所ではそのようなこととても出来そうにないので
オープンハウスを機に再会するのが楽しみです。
引き戸が動かなくなったので
建具業者さんに見てもらいました。
やはり動かなかったのでしょう、
無理矢理引き出したために
建具にひっかき傷が！
建具を引き込む壁に取り付けた
サドルバンドのビスが原因でした。・・・あとの祭り
壁の厚さは18mmで建具との隙間も数ミリありますが
ちょうど引き込んだ建具に引っかかる程度の
ビスを打たれてしまったようです。
工事保険をつかって建具を取り替える事になりそうですが
完成間際にこのような状況を目の当たりにすると
気分が凹みますね。
魔法が使えればいいのにな、
思う瞬間です。
