新政権が本格的にスタートし、26日には新首相の所信表明演説があった。この演説に対する自民党の新総裁の感想談が物議をかもしている。以下は、新聞に投稿された翻訳家氏の論評。
「従来の首相演説とは大きく異なっていた。格調高いとするか、中味が薄いとするか、その評価は聞く側の自由だ。ただ政治家や政党党首として批判する場合には一定の矜持があって当然だろう。谷垣自民党総裁が、記者を前にしてヒトラーやナチスに喩えて皮肉っていたのには驚いた。
新聞によれば、民主党議員についても「ヒトラー・ユーゲントのようね、ヒトラーの演説に賛成している印象を受けた」という表現を使った。
これは個人的印象を率直に語ったといって済まされるだろうか。欧米では、政治家の資質や思想の比喩にヒトラーやナチスを使うのは最大の侮辱であり、タブーでもある。
谷垣氏は発言を速やかに撤回して欲しい。そうでないと日本の政治家の資質や歴史認識を疑われることにもなる。」
「ヒトラー・ユーゲントのようね」との酷評は、首相演説に対する民主党議員の賛意・拍手に関してである。野党にまわることを余儀なくされた自民党総裁には党を再生させる義務がある。その総裁の言葉としては余りに品が無い。品が無いというのは、低く見積もってである。不思議なのは、谷垣発言をマスメディアが問題視していないことである。
(今日はちょっと遠出してきます。)
「従来の首相演説とは大きく異なっていた。格調高いとするか、中味が薄いとするか、その評価は聞く側の自由だ。ただ政治家や政党党首として批判する場合には一定の矜持があって当然だろう。谷垣自民党総裁が、記者を前にしてヒトラーやナチスに喩えて皮肉っていたのには驚いた。
新聞によれば、民主党議員についても「ヒトラー・ユーゲントのようね、ヒトラーの演説に賛成している印象を受けた」という表現を使った。
これは個人的印象を率直に語ったといって済まされるだろうか。欧米では、政治家の資質や思想の比喩にヒトラーやナチスを使うのは最大の侮辱であり、タブーでもある。
谷垣氏は発言を速やかに撤回して欲しい。そうでないと日本の政治家の資質や歴史認識を疑われることにもなる。」
「ヒトラー・ユーゲントのようね」との酷評は、首相演説に対する民主党議員の賛意・拍手に関してである。野党にまわることを余儀なくされた自民党総裁には党を再生させる義務がある。その総裁の言葉としては余りに品が無い。品が無いというのは、低く見積もってである。不思議なのは、谷垣発言をマスメディアが問題視していないことである。
(今日はちょっと遠出してきます。)