渡航者下痢症の原因

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　ふと気付けば、明日から12月。今年もあと1ヶ月です。しかしここ数日の夏日で年末という感じではありません。確かに今年は暑かったです。家のクーラーはフル稼働でした。さああと1ヶ月、風邪など引かないように頑張りましょう。では、本題へ。

 

 

 

 

　渡航者での下痢の原因の多くは細菌性とウイルス性です。

 

 

　軽症患者の場合には、便培養検査などが行われないことが多く、そのまま治癒して、原因は特定されないことが多いです。

　2週間以上持続する（慢性）下痢では、寄生虫によるものが増えてきます。

 

 

 

 

　また、メキシコでかかる慢性下痢で最近注目されているのはシクロスポラという寄生虫（原虫）です。

 

 

　メキシコの有名リゾート地であるカンクーンなどに行くときは高リスクメニューには注意しましょう。

 

 

 

 

　あと、インドやタイ、パキスタンへの渡航で多い下痢の原因はカンピロバクターという細菌です。

 

 

　これは日本でも多いですね。

 

 

 

第二馬天港から第一を望む。水面が穏やかですね。

 

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