アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

カラスビシャク

2016年09月18日 | うちの庭では

  カラスビシャクの佛炎苞が玄関先の茂みから突き出てきました。愛すべき面白い花なので、適当に生やしています。球茎は漢方薬「半夏」の原料で、優れた鎮吐剤とのことで、農家に栽培されているそうです。我が家では栽培するまでもなく、分球やむかごで旺盛に殖えています。

 カラスビシャクの花言葉は「心落ち着けて」です。簡単な方法としては深呼吸があり、より進化して座禅も効果的です。勝負の世界でよく使われる「集中力」には、「心落ち着けて」は欠かせません。私の趣味である囲碁では、私はこれを逆用することがよくあります。置き碁で意識的に難解な局面に導き、対局相手の集中力を局所に釘付けしている間に、目的の別の急所に有利に誘導してゆくのです。囲碁では全局面に気を配らなければならないのですが、初心者には難しいかもしれません。「ずるい」、「だまされた」と悔しい思いをさせてしまいますが、強くなるには経なければならない道です。

 私が常用する「三あ」の教え、「あせらず、あわてず、あきらめず」は心を落ち着けるのには真に効果的です。長期在外研究に、マレーシアに単独で派遣されるときに、先輩がら教わった呪文です。困った時には、一歩立ち止まってこの呪文を唱えるのです。「妥協してとりあえずなんとかなるさ」がなくなります。本格的に取り組む姿勢ができるのです。成果がなかなか上がらないとあせるのです。思わぬ不都合が発生し、苦情があると、あわてるのです。そこで妥協すると、ナンプレのように、あちこちつじつまが合わなくなり、結局やり直しになってしまうのです。

 私の研究の姿勢は、先ず仮説を立て、それを実験や調査で立証できれば、仮説は正しかったとするのです。立証できなければ、仮説を立て直します。この限りない繰り返しが、私の研究の本質なのです。多くの研究者は、仮説が一度でも立証されないと、「あせる」か「あわてて」あっさりあきらめてしまいます。立証されない場合は、仮設が常識の範囲外なのですから、something new の存在を暗示しているわけで、私の闘志はかえって煽られるのです。ここが正念場で、「心を落ち着けて」新しい仮説の検討に、楽しく取り掛かるのです。

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