カクレマショウ

やっぴBLOG

高校生の読書離れ

2016-05-26 | ■世界史

1か月に1冊も本を読まない高校生が、45.1%もいるという調査結果には改めて驚きました。文部科学省が昨年度実施した「地域における読書活動推進のための体制整備に関する調査研究」の報告書。1日あたりの読書時間が「0」という高校生は半数以上。活字離れとはいえ、これってあんまりだと思いませんか? 高校時代に読んだ本って、その後の人生を左右さえするかもしれないとゆーのに!! 高校時代に本を読まずにいつ読むのか?

なぜ本を読まないのか。その理由を多い順に挙げると、
1 ふだんから本を読まないから:46.8%
2 勉強で時間がなかったから:39.9%
3 部活動や生徒会等で時間がなかったから:36.9%
4 他にしたいことがあったから:36.0%
5 読みたいと思う本がないから:33.0%

まあ、なんやかやで「時間がない」ことが理由に挙げられているわけですが、ちょっと本を読むくらいの時間なんて作ろうと思えばいくらでも作れるものでしょう。「0分」というのは考えられないなあ。読みたい本がない(というか見つけられない?)という結果も気になる。

で、興味深いのは、1か月に1冊以上本を読んだ高校生に対する、「本を読むことについてこれまで影響を受けたと思うこと」という設問。これも多い順に挙げると、
1 書店でのポップや宣伝、広告:33.7%
2 テレビや雑誌、新聞、ネット上での宣伝や広告:30.5%
2 友達がおすすめの本を教えてくれたり貸してくれたりしたこと:30.5%

上位2つはまあ当然としても、3つ目の「友達がおすすめの本を教えてくれたり貸してくれたりしたこと」については、やっぱりそれもありなんだなと。アイツが読んで面白いって言ってるんだからオレも読んでみようとか、彼女が読んだ本を読んでみたいとか、いろんなパターンが想像されますね。いずれにしても、友達に触発されて読んだ本というのは、それだけで心に残る要素にはなるでしょう。

少しフライングしますが、県生涯学習課では今年度、「あおもりの中学生・高校生による『大切なあなたへ薦める青春の一冊』」という取組を展開します。中・高校生から友達や仲間に薦めたい本の紹介文を募集し、表彰する取組です。どんな本が「オススメ」されるのか、楽しみです。これをきっかけに、高校生が毎日少しでも本を手に取る時間が増えていったらいいなと願っています。


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