カクレマショウ

やっぴBLOG

「ルーブル・美の回廊」

2004-09-22 | ■世界史
オムオムさんのBLOGでデューラーのことを読んで、NHKでかつて放映していた「ルーブル美術館」を思い出しました。
本編は、有名俳優が出てきてあれこれ語り合いながらルーブルを案内するという趣向だったと思いますが、私は、30分番組に再構成した「ルーブル・美の回廊」の方が好きでした。世界史の授業でもよく使わせていただきました。
焦点を絞ったテーマに、エンニオ・モリコーネの音楽、黒田あゆみアナウンサーのナレーションがとてもよくマッチしていました。
デューラーは、「北方ルネサンス」の回で取り上げられていました。22歳の時の自画像と26歳の自画像を比べ、たった4年間の隔たりしかないのに、同じ人とは思えないほど表情が違うことを指摘していました。
つまり、まだ無名の頃の素朴な情熱がうかがえる顔と、肖像画家として功成り名を遂げた後の自信に満ちあふれた(見方によっては傲慢ともとれる)顔です。デューラーに限らず、絵画は、画家の人生を知ることによって、もっと深く鑑賞きるものだということを教えてくれた番組でした。

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2 コメント

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画家の生き様 (オムオム)
2004-09-24 17:35:42
トラバ、ありがとうございます。

画家にしても作家にしても、その人の生き様というか人生を考察することで、もっと深い意味をくみ取ることができますよね。

特に画家や彫刻家、建築家などは、作品で表現している訳なので、そこに込められた思想や考えを理解するために、人生を知ることは大切だと思います。

今度は美術関連で、いろいろ考えてみますね。
Unknown (Unknown)
2006-11-18 14:32:14
画面のレイアウトが崩れてます。スタイルシートが間違ってます。

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