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八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長

八尾市に対して抗議する

2009年10月31日 | 民営化との闘い

八尾市が、いつでも八尾北医療センターをつぶせると暴言!
鑑定に「協力しないなら契約違反、契約解除になりかねない」

 私たちは八尾北医療センターの開所以来27年、日々診療と介護をおこなってきた。「契約違反」と言われることなど何一つない!

抗 議 文

 2009年10月26日
 八尾市長 田中誠太 殿         
                                 医療法人 健進会              理事長 重松信子

  私たち健進会に八尾市田中市長から送られてきた「八健推第1484号(平成21年10月13日付け)文書に対して、腹の底からの怒りをもって抗議します。

この中で八尾市は、健進会が八尾北医療センターの土地建物の鑑定に「協力しないなら契約違反となり契約解除になりかねません」と書いています。

 「契約解除」とは、八尾北医療センターを閉鎖するということです。今日明日にでもつぶせるとまるで問答無用の言い方です。絶対に許すことはできません。八尾北医療センターは地域住民にとってなくてはならない診療所です。生死を左右する問題です。
 八尾北医療センターの開所以来27年、日々診療と介護を行ってきました。地域住民との強い信頼関係を築いてきました。特に、2005年に自主運営を開始してからは一切を自分たちの力でやりぬいてきたことに誇りをもっています。「契約違反」と言われることなど何一つありません。八尾市は西郡と地域住民の医療に対して一度も責任をとらずに、今八尾北医療センターをつぶしにきていることに激しい怒りをおぼえます。

 私たちは、八尾北医療センターの売却のための土地建物の鑑定には絶対反対です。八尾市は、2008年3月議会で一方的に八尾北医療センターの売却を八尾市の方針としてうちだしました。事前に売却方針を決め勝手に議会で答弁し既成事実であるかのように押しつけています。「信頼関係」を踏みにじってるのは八尾市、田中市長です。このように売却ありき、診療所をつぶすという目的があるからこそ、そのための口実作りに「市有財産使用貸借契約書」第18条を利用しているのです。こんな卑劣なやり口を絶対に許しません。

 医療法人健進会と八尾北医療センター労働組合の心は固く一つです。
私たちは、医療の民営化と八尾北医療センターの民営化絶対反対を貫きます。


●国鉄1047名解雇撤回! 
●派遣法撤廃! 非正規雇用をやめろ! ●道州制=360万人首切り許すな!

11・1全国労働者集会で世の中変えよう

勝手に八尾北の「売り渡し」を決めて、鑑定を押しつけてくる八尾市の方こそ「契約違反」だ!

八尾市がなぜこれほど卑劣な攻撃に出てきたのか。八尾北労組の鑑定絶対反対の闘いに追いつめられているからです。
 八尾市は12月12日に「八尾北医療センターの土地建物の鑑定評価の実施について」という文書を送りつけ、「鑑定の実施日時の協議」を申し入れてきました。八尾市はすでに昨年3月議会で八尾北医療センターの売却方針を打ち出しています。
 私たちは、鑑定は一直線に売却に行きつく攻撃であると見抜いて、鑑定絶対反対の文書を叩きつけました。今年8月21日には「不法占拠」の脅しで再び鑑定実施を迫ってきました。私たちは抗議文を送るとともに、9月7日の八尾北労組第9回大会で「民営化絶対反対の特別決議」を採択し闘う決意をうち固めました。
 八尾市は12月議会を目前にしてますます追いつめられ、「契約違反」のレッテルをはり、「契約解除」をデッチ上げてまで鑑定を行おうとしています。これに対して健進会(八尾北医療センター)は抗議文を叩きつけました。(表に掲載)
 そもそも「契約書」には、八尾北医療センターを診療所と介護保険事業のために使うこと、それ以外に使ったら「契約を解除する」となっています。
 私たちは八尾北医療センターで毎日毎日、診療と介護をやっています。点滴や食事の保障など、生命にかかわる患者さんもいます。日曜や祝日、盆や正月も交代で診療と介護にあたっています。このどこが「契約違反」と言うのか!
 しかも契約時の「覚書」には、5年間の契約期限後(来年3月31日以降)については、協議により決めるとなっています。勝手に八尾北医療センターの「売り渡し」を決めて鑑定を押しつけてくる八尾市の方こそ「契約違反」ではないか!。
 私たちは地域住民と結びつき、地域の4大産別に打って出て、12月八尾市議会を、道州制=民営化絶対反対で闘います。



国鉄1047名解雇撤回の勝利に労働者の未来がある

鳩山民主党政権は、「連合」という労働組合(日本最大)を基盤にした政権です。閣僚にはパナソニック・電機連合の元労組幹部の平野や、トヨタ・自動車総連の元労組幹部の直嶋、自治労協力国会議員団長の仙谷などが多数入閣しています。彼らは、派遣労働者の大量解雇を資本と一体となってやってきた人物です。労働者の「派遣法撤廃」の声に対して「派遣労働をなくすと国際競争に勝てない」と資本家の手先になって反対してきました。
 これと真っ向から対決しているのが国鉄1047名解雇撤回の闘いです。国鉄分割・民営化による首切りに23年間解雇撤回を貫いて闘う、世界でも類例のない闘いです。国鉄分割・民営化で労働組合を全部屈服させ、総評解体ー連合結成ー戦前の産業報国会に突き進もうとした攻撃を、国鉄1047名と動労千葉が阻止し続けています。
 大恐慌の中で民主党・連合結託政権は道州制=公務員360万人首切り、日航9000人首切り、社保庁1000人首切り、非正規労働者の首切り攻撃を連合を手先にしてやってきている。現場からは怒りの反撃が開始されています。
 「解雇撤回」こそ労働者の生活と生存をかけた闘いです。国鉄1047名解雇撤回の闘いは、日本と世界の労働運動を甦らせる「宝」のような闘いです。 11・1労働者集会の決定的な勝利から民主党・連合政権打倒へ進撃しよう!