EDDIE COSTA / 5
モード(Mode)というレーベルがあった。このモードのアルバムのデザインが実にいい。
デザインだけでなく中身もよく話題にもなるが。
実はこのレーベルの設立の経緯は詳しく知らない。自分にとっては身近なようで、少し遠い存在だった。
とにかく垢抜けた洒落たデザインで印象的なレーベルである。
シェリーマンのアルバムに参加していたエディーコスタ。彼の特徴あるプレーをもう少し聴きたいと思った。脇役では色々なアルバムで見かけるが、リーダーアルバムというとなかなか思い浮かばないが。
このモードレーベルのアルバムを一枚持っているのを思い出し引っ張り出してみた。
白地にイラストのモードの特徴あるジャケットデザインにコスタのイラストが描かれている。ピアノではなくてヴァイブを弾くコスタの姿だ。
カタログリストを見ると当時新人で売出し中のプレーヤーをリーダーにしたアルバムが並んでいる。全部で30枚足らずのアルバムであるが、皆1957年の短期間に録音されている。
モダンジャズが一番元気だった頃である。
好きなバリトン奏者、ペッパーアダムスのアルバムもシリーズの中にある。彼も丁度New Yorkへ出る前、売り出中時の作品であった。他のアルバムを見ても同じように若手が並んでいる。新進気鋭の新人紹介レーベルの様相だ。それも白人のプレーヤーがほとんどだ。この辺りが、このレーベルのコンセプトであり、拘りだったのだろう。
確かに、コスタはピアノだけではなくヴァイブも旨い。これが録音された年は、ダウンビートの新人賞、それもピアノだけでなくヴァイブと両部門をとったばかりの時。
たまに余興で演奏するプレーヤーはいるが、彼は本当の意味で両刀使いだ。
そのせいかどうか分からないが、ピアノを打楽器的に弾くことがある。それも低音域を重視しながら弾くのが印象的だ。
このアルバム、彼がリーダーアルバムなので、このピアノが十分に聴けるかと思うとそうでもない。
このアルバムには、トランペットのアートファーマーとアルトのフィルウッズが参加してフロントラインを固めている。2人もすでに若手のホープとして活躍中であり、この2人のプレーも気になるが期待通りの好演。全体的には2人がリードするプレーに引っ張られている。自分もこのアルバムを入手したのは、ウッズがいたからだったような記憶が・・・・?
コスタの特徴あるピアノが聴けるのも最後の曲だけだ。
ジャズの世界では、何故か有能な新人が若死にしている。
クリフォードブラウン、スコットラファロ、そしてこのエディーコスタも。
このコスタ。せっかくの素材が完全に花開くことなく、名脇役のまま終わってしまったような気がしてならない。
1. GET OUT OF THE ROAD
2. IN YOUR QWN SWEET WAY
3. BIG BEN
4. NATURE BOY
5. BLUES PLUS EIGHT
6. I DID’T KNOW WTAT TIME IT WAS
7. STRETCH IN “F”
Eddie Costa (p)
Art Farmer (tp)
Phil Woods (as)
Teddy Kotick (b)
Paul Motian (ds)
Recorded in New York ,July , 1957
モード(Mode)というレーベルがあった。このモードのアルバムのデザインが実にいい。
デザインだけでなく中身もよく話題にもなるが。
実はこのレーベルの設立の経緯は詳しく知らない。自分にとっては身近なようで、少し遠い存在だった。
とにかく垢抜けた洒落たデザインで印象的なレーベルである。
シェリーマンのアルバムに参加していたエディーコスタ。彼の特徴あるプレーをもう少し聴きたいと思った。脇役では色々なアルバムで見かけるが、リーダーアルバムというとなかなか思い浮かばないが。
このモードレーベルのアルバムを一枚持っているのを思い出し引っ張り出してみた。
白地にイラストのモードの特徴あるジャケットデザインにコスタのイラストが描かれている。ピアノではなくてヴァイブを弾くコスタの姿だ。
カタログリストを見ると当時新人で売出し中のプレーヤーをリーダーにしたアルバムが並んでいる。全部で30枚足らずのアルバムであるが、皆1957年の短期間に録音されている。
モダンジャズが一番元気だった頃である。
好きなバリトン奏者、ペッパーアダムスのアルバムもシリーズの中にある。彼も丁度New Yorkへ出る前、売り出中時の作品であった。他のアルバムを見ても同じように若手が並んでいる。新進気鋭の新人紹介レーベルの様相だ。それも白人のプレーヤーがほとんどだ。この辺りが、このレーベルのコンセプトであり、拘りだったのだろう。
確かに、コスタはピアノだけではなくヴァイブも旨い。これが録音された年は、ダウンビートの新人賞、それもピアノだけでなくヴァイブと両部門をとったばかりの時。
たまに余興で演奏するプレーヤーはいるが、彼は本当の意味で両刀使いだ。
そのせいかどうか分からないが、ピアノを打楽器的に弾くことがある。それも低音域を重視しながら弾くのが印象的だ。
このアルバム、彼がリーダーアルバムなので、このピアノが十分に聴けるかと思うとそうでもない。
このアルバムには、トランペットのアートファーマーとアルトのフィルウッズが参加してフロントラインを固めている。2人もすでに若手のホープとして活躍中であり、この2人のプレーも気になるが期待通りの好演。全体的には2人がリードするプレーに引っ張られている。自分もこのアルバムを入手したのは、ウッズがいたからだったような記憶が・・・・?
コスタの特徴あるピアノが聴けるのも最後の曲だけだ。
ジャズの世界では、何故か有能な新人が若死にしている。
クリフォードブラウン、スコットラファロ、そしてこのエディーコスタも。
このコスタ。せっかくの素材が完全に花開くことなく、名脇役のまま終わってしまったような気がしてならない。
1. GET OUT OF THE ROAD
2. IN YOUR QWN SWEET WAY
3. BIG BEN
4. NATURE BOY
5. BLUES PLUS EIGHT
6. I DID’T KNOW WTAT TIME IT WAS
7. STRETCH IN “F”
Eddie Costa (p)
Art Farmer (tp)
Phil Woods (as)
Teddy Kotick (b)
Paul Motian (ds)
Recorded in New York ,July , 1957
モードのジャケはエヴァ・ダイアナなる謎の女性が描いたものです。表情豊かで素晴らしいものが並び、飾りたくなりますよ。30枚足らずのアルバムですが、リーダーとしてひとりの重複がないのも珍しいですね。
また、来年もよろしくお願い致します。
それでは、よいお年を!
そして楽しい Jazz Life を!
コメントありがとうございます。
何分このブログは、聴かなくなったレコード&CDのたな卸しと、自分の頭の中の整理も兼ねてマイペースで始めたもの。なかなかコメントも難しいかと思います。皆様に来訪頂けるだけでも感謝します。
ありがとうございます。
Dukeさんのブログには、コメントをしたりしなかったりでしたが、毎週楽しく読ませていただいています。
何分、自分のジャズは偏った好みなので、今後も毎回参加できるかどうか分かりませんが、その際は別な話題でも持って寄らせていただきます。
来年もよろしくお願いします。