大和を歩く

大和憧憬病者が、奈良・大和路をひたすら歩いた日々の追憶

033 雄嶽・・・したしたと雫音するふたかみの

2010-11-21 09:40:29 | 葛城
大津の墓は実はもっと麓に近い古墳だという説もあるが、せっかくここまで登ってきたのだからとりあえずそうしたことは脇に置いて、陵をぐるっと回ってみる。二上山は、大和盆地のどこからも望める。ということは、その山頂は格好の展望台だということである。北に生駒、東に大和盆地、東は河内が一望できる。墓の背後は崖になって平野が広がっている。そこを近鉄電車が小さな虫のように這って行く。墓は西を向いているのだ。 . . . 本文を読む