大和を歩く

大和憧憬病者が、奈良・大和路をひたすら歩いた日々の追憶

023 雁多尾畑・・・山肌を紅葉に染めて雁が行く

2010-11-11 10:29:17 | 斑鳩
紅葉は、北の空から雁が渡って来て山を染めて行くのだと、いにしえの人々は考えた。大和盆地の場合、隊列を組んだ雁が大和高原の彼方からやって来て、難波の海へと渡って行く。その途上、生駒山系の南のはずれ・立田山あたりは、盆地の水が難波津へと流れ出る狭い筋となり、上空は雁の道となる。そうやって竜田山は「からくれない」に燃え上がるのである。雁多尾畑(かりんどうばた)の集落は、その尾根を越えたところにある。 . . . 本文を読む