情報教育雑記帳

都立高校の情報科教員。2007年度から学校が変わり、「情報B」と「マルチメディアデザイン」を担当。

小学校の先生方の研修会

2005年07月20日 | その他
今日は地域のある小学校の校内研修会を本校パソコン室で行った。
本校同様、その小学校もITを活用した教育を
 行う学校に指定されたそうで、これから3年間取り組んでいくとのこと。
そこで、
すでにITを活用している教育推進校として3年目になる本校で
まず、レクチャーを受けておこうということなのです。

28人の先生方が参加された。ほぼ全員らしい。
都立高校で校内研修会を行ってもこんなに集まらない。
うらやましい。

<研修会の内容>
1.本校のIT推進事業について
2.導入機器の紹介
3.校内ネットワークの紹介
4.グループウェアの活用事例の紹介
5.授業でのIT活用
6.インターネット利用について
7.情報モラル指導について
8.まとめ

これから3年間ということで、
すでに取り組んでいる学校からのアドバイスとして
1.まず、教員がインターネットを使いまくること
2.ITは教材の1つにすぎないから、
  教員の使い方次第で教材になるかどうかが決まる。
3.ITを単独の教材として考えるのではなく、
  他の教材と組み合わせて使うと、ITの長所を活かせる。
4.情報モラルは日々の中で少しずつ数年かけて行う。
  (IT教育とモラル教育は表裏一体)
てなことを述べました。

また、今回は本校に来ての研修会だったので、
 本校のネットワーク(校内だけでしか見られないWebページ)を
見せることができた。
なので、
 ネットワークの活用の説明がラクだったし、先生方も具体的に
みることが出来て納得して頂いた。

IT活用って、ネットワークをどう活用するかってことなので、
ネットワークを体験したことがない人へのIT活用の説明は
ネットワーク内を具体的に見せながら行うしかない。
ということが分かった。




七五三写真デジカメで商売繁盛

2005年07月06日 | その他
今日は年休をとって、娘の七五三の写真撮りに付き合った。

スタジオにあったものはデジカメとデルのコンピュータ
デジカメで撮った画像はすぐにパソコンでファイルになり
保存され、画面上に表示されるようになっていた。

私のような付き添いは、カメラマンが撮った写真を
次々と横で確認できるので、
暇にならなかった。
また、
カメラマンがどう撮っているかリアルタイムでわかるので、
その場で注文が付けられる。(注文は付けていませんが)

また、初めに予定していなかった場面も、
(兄と妹の2人で撮るとか)
気前よく「撮っておきましょうか、せっかくだから」
と、やけにサービスがよい。
それもそのはず、
デジカメだから、何枚撮ってもフィルム代はかからない。
それどころか、撮るだけ撮っておけば、
予定以上に客が写真を買うかもしれないので、
バンバンとることはメリットだらけ。

後日、再来店して、パソコン上で写真を選ばなければいけない。
(待合室にもパソコンが2台ある)

今までは、インデックスの写真が送られてきて、
それに印をつけて送り返す方式だったが、
来店させ、その場で選ばせる。

だから、つい余計に買ってしまう。
写真屋さんの思うつぼ。

さすが商売、デジカメをうまく使っていました。



校内研修(フリーメール)

2005年07月05日 | ITを活用した教育推進
期末考査中の校内研修会
といっても、今日は2桁にいかない人数。

以前に
フリーメールを使えるようにしたい
との要望があったので、
それを研修会の内容にしてしまった。

今回はヤフーメールで研修した。
1)IDの登録
 個人情報は最低限だけ入力する
 (個人情報漏れ漏れの時代なので)
2)メールを自分宛に送信してみる
 まず、失敗しても他人に迷惑はかからない。
3)指定のところに送信してみる
 自動返信を設定しておいた。
  自動設定で返事が返ってくることに感動してもらった。
4)署名を作成
5)CC、BCCの使い方
6)メールを使うときの諸注意
 ・件名は必ず書くこと
 ・感情的になって書かない
 ・人のメールアドレスは勝手に他人に教えない
 ・フリーのメールアドレスは相手によって使い分ける
7)メールマガジン、メーリングリストの説明

普段メールを使っている先生は当然参加していない。
なので、
今回作成したメールアドレスから、
 携帯電話のアドレスにも送れますよと説明したら
  またまた感動された。

本校は教員1人1台なので、popメールでもよいが、
ほとんどの学校では共有でパソコンを使っている。
そんな学校では、フリーメールのような
 Webメールが便利ですね。



パクリチェック

2005年07月02日 | 「情報」授業実践
情報Aの授業で生徒が作成したレポートの評価を付けている。
レポート作成前に、
 著作権の話しをして、
  参照するWebページの文章を
   そのまま載せちゃダメだよ
    と指導した。
 パクッた場合、そのチェックの仕方まで
  ばらしておいたのに、
   何人かは、数行にわたって、そのまま写している。

提出されたレポートを読むと、
 どうみても、自分で書いたとは思えないほど
  流ちょうな文章になっている。
このような文章は、その一部を検索にかけると、
 その写した元のWebページがヒットする。
  こんなとき、検索はとっても便利だ。

公平を期すために、
 1人1人の文章を検索にかけてチェックしている。
なので、すっごい時間がかかる。
 約320人分チェックしなければいけない。
現在、約80人分済んだ。
 あと一週間で240人分だ。。。。

そんなことまでしなくても、、、、と言われそうだが、
 鉄は熱いうちに打っておかないとね。
  1学期のうちに、ここまでしておくと、
   2学期以降指導がラクになる。
ここで、いい加減なチェックで評価を付けてしまうと、
 2学期以降も、同様のことをして済ますし、
  そうでなかった生徒まで、まねをしてしまう。

人間って、基本的に、楽な方法を選んでしまうんですね。

私もそうですが。