旅ごころ

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「やさおとこ」晩秋のソウルを行く 再会part2🍁🍁

2017-11-23 09:03:56 | ソウル
ロッテワールドホテルにチェックイン。早速10階にある部屋に入る。家からのスーツケースなど荷物を置いてホッとするひと時。10階は窓が東向きでロッテワールドタワーが真正面に見える。オーシャンビューならぬタワービュー。朝晩どんな変化があるか楽しみとなる。
部屋付けの電話から、訪問先の老婦人の家族に電話する。老婦人は95歳になり今ソウル市内から50キロ以上離れた郊外の老人ホームで生活している。3年ぶりの再会のためホテルの近くの娘さんのマンションに前日から滞在していると言う。こちらが見舞いに来たつもりなのにと恐縮してしまう。
午後6時前にホテルに娘さん夫婦がロビーに迎えに来てくれる。車内で待つ老婦人は隣り合わせに座る家内の手を握りながら日本語で「よく来ましたね」と笑顔で話しかけてくる。家内は어머니 (オモニ)と呼びかける。日本語と韓国語、そして共通語として英語が飛び交う3ヶ国語コミュニケーションのスタート。
チャムシル地区のオリンピック公園に隣接する高級感ある中華料理店「夢中軒(몽중헌)」で夕食。車降りてから店内まで老婦人は娘の支えが必要だが杖を使いながら自力で何とか歩ける。バンギ店(방이점)は20階の高層階にあり夜景が楽しめる。説明を受けているオモニの軽い認知症の症状は家内と30年前のブラジルSão Pauloの街角で出会った時代に戻っている。二人は当時の共通な友人の話で盛り上がり全くその心配な様子はない。それも日本語ばかりで!
中華料理の話だが先ず点心がとても美味いし、海老料理も韓国ビール(맥주)にあう。老婦人と家内が話に夢中なせいでメインディッシュのラムステーキを私が三人前食べる羽目に。好きなジャージャー麺は食べたものの、お腹が弾けそうなので韓国風粥が一口も食べれずじまい。
娘夫婦が気を利かせてくれた再会の場の高級中華料理店。不思議と円卓テーブルと回し台のせいだろうか5人は直ぐ毎日会っている家族同士のように賑やかに話し食べる。家族や人間関係を大事にする中国文化の恩恵をソウルで感じ不思議な気持ちに。
ホテルに戻るとロッテワールドタワーの夜景が美しい。満ち足りた気持ちであっという間に睡魔に襲われる。頭の中は渡航前3日間速習法で学んだハングルが駆け巡る。

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