8月下旬の暑い1日、昼は名古屋市内で用事があり出かけ、夜は同市内で開かれる川出祥代さんのシャンソンコンサートに出かけるという日程で名古屋に一泊した。
この日名古屋は参加型踊りイベントの「にっぽんど真ん中祭り」で賑わい週末はどこのホテルも盛況(あとで知ったがあの香取慎吾が参加したと話題になっていた)。シャンソンが終わって(レイトな食事も予定)、自宅のある岐阜方面に帰るのも辛いので泊まることにした。名古屋駅や栄付近のホテルはなかなか宿泊予約が取れない。幸いシャンソン会場に近い池下駅近くのルブラ王山という公立共済のホテルにやっとリーズナブルプライスで予約することができた。
昼間の用事が長引いたので池下駅近くにあるホテルにやっと5時過ぎに到着。
ホテルチェックイン後直ちに歩いて会場へ。ホテルのあるこの地区は平坦な名古屋の地形には珍しく東の覚王山付近から少し西へ傾斜気味である。覚王山エリアは、地形の変化もありかつ高層マンションなどもあるので六本木に少し似た印象を持つ。カルチェ・ラタンに着くまでに風情のあるよし川の高級レストランや古川美術館分館建物を通り過ぎる。
昔横浜から勤務のため名古屋に来たトヨタマンがフラットな落ち着かない街だねとこぼしていたのを思い出すがここは例外。名古屋が東京などと比べてもアップダウンが少ないためだろう。確かにブラタモリ風に言うと地形が中心部はフラットで広い洪積台地。フラットであるため鳥の視点でなく地を這う視点となりがち。でも池下から覚王山にかけては東から丘陵が迫っている境目に位置している。地形も人生同様アップダウンあった方がいいのかな。
6時少し前にカルチェ・ラタンに到着。
カルチェ・ラタンとはパリセーヌ川河畔のラテン語地区という意味らしいが、日本語の響きから私はカルチャーの灯り(パリ)という誤解をしていた。でもその誤解の方がこの建物やイベントにはぴったり来る。あとで館長から聞いたがアート倶楽部としてイベントの他に絵画教室をしっかりやっている文化センターでもあると言う。またカフェと伴に本格フレンチレストランを営業している。なかなかのものである。
エレベータで会場に入ると3階ワインラウンジは50人程度の観客で一杯。6時から大阪から参加のにしかわまことさんのピアノ前奏。引き続いて川出祥代さんのシャンソンショーが始まる。
彼女のシャンソンを聴き始めて私は3回目となる。これも不思議な縁で川出さんの姉と私の妻とがここからそう遠くない小学校からの同級生。彼女は通常は東京で活動されているが年に数回名古屋でコンサートを開く。今日のコンサートはラウンジコンサートでありワインやビール1杯つき。ピアノは有名なスタンウェイピアノ。ワインは後に回してビールで喉を潤した。演奏前後もドリンクできるサロンコンサートは面白い。夏の風に歌うというテーマで「ラ・メール」から歌い始める。
前半6曲、後半6曲そしてアンコール2曲。最後はフランス語で「人生で一番美しいもの」を歌った。私はフランス語は少し齧った程度であるが、彼女のフランス語は本物である。何年間それこそカルチェラタンにあるソルボンヌ大学に留学していた。訳詞で日本語で歌うシャンソンよりも、フランス語で歌うシャンソンの方が声量もあり発声がとても美しく感じた。あっという間の2時間弱であった。
8時少し前に予約してあった地下1階のフレンチレストランへ。と言っても1階のカフェとは続いている構造となっている。
ここのシェフはフレンチで有名なミクニにいたらしい。自家製パンは美味しい。料理コースは口取り、前菜、魚料理とメインの鴨料理そしてデザート。納得できる本格的なフレンチ料理。全てのプレートに舌鼓。あえて値段はエントリークラスとしたのでワイングラス一杯つけても一人1万円以下で収まる。
パリに行かなくてもパリ気分は味わえる至高の1日。実は3年半前のパリ滞在はすり被害に遭い予定していたマキシムなどでのフレンチを食べ損ねている。午後9時過ぎにゆっくり歩いてホテルに帰着し、幸せな真夏の夜の夢のような1日を終えた。
自宅へ帰ってから家内は、今度はランチに食べに行こうかと話す。私の方は名古屋で日本シャンソン協会のために長年活動されておられる加藤修滋さん出演のカルチェ・ラタンに置いてあったパンフが気になる。次回カルチェラタンでまたシャンソンを聴きに行きたいと思っているのだが…。
この日名古屋は参加型踊りイベントの「にっぽんど真ん中祭り」で賑わい週末はどこのホテルも盛況(あとで知ったがあの香取慎吾が参加したと話題になっていた)。シャンソンが終わって(レイトな食事も予定)、自宅のある岐阜方面に帰るのも辛いので泊まることにした。名古屋駅や栄付近のホテルはなかなか宿泊予約が取れない。幸いシャンソン会場に近い池下駅近くのルブラ王山という公立共済のホテルにやっとリーズナブルプライスで予約することができた。
昼間の用事が長引いたので池下駅近くにあるホテルにやっと5時過ぎに到着。
ホテルチェックイン後直ちに歩いて会場へ。ホテルのあるこの地区は平坦な名古屋の地形には珍しく東の覚王山付近から少し西へ傾斜気味である。覚王山エリアは、地形の変化もありかつ高層マンションなどもあるので六本木に少し似た印象を持つ。カルチェ・ラタンに着くまでに風情のあるよし川の高級レストランや古川美術館分館建物を通り過ぎる。
昔横浜から勤務のため名古屋に来たトヨタマンがフラットな落ち着かない街だねとこぼしていたのを思い出すがここは例外。名古屋が東京などと比べてもアップダウンが少ないためだろう。確かにブラタモリ風に言うと地形が中心部はフラットで広い洪積台地。フラットであるため鳥の視点でなく地を這う視点となりがち。でも池下から覚王山にかけては東から丘陵が迫っている境目に位置している。地形も人生同様アップダウンあった方がいいのかな。
6時少し前にカルチェ・ラタンに到着。
カルチェ・ラタンとはパリセーヌ川河畔のラテン語地区という意味らしいが、日本語の響きから私はカルチャーの灯り(パリ)という誤解をしていた。でもその誤解の方がこの建物やイベントにはぴったり来る。あとで館長から聞いたがアート倶楽部としてイベントの他に絵画教室をしっかりやっている文化センターでもあると言う。またカフェと伴に本格フレンチレストランを営業している。なかなかのものである。
エレベータで会場に入ると3階ワインラウンジは50人程度の観客で一杯。6時から大阪から参加のにしかわまことさんのピアノ前奏。引き続いて川出祥代さんのシャンソンショーが始まる。
彼女のシャンソンを聴き始めて私は3回目となる。これも不思議な縁で川出さんの姉と私の妻とがここからそう遠くない小学校からの同級生。彼女は通常は東京で活動されているが年に数回名古屋でコンサートを開く。今日のコンサートはラウンジコンサートでありワインやビール1杯つき。ピアノは有名なスタンウェイピアノ。ワインは後に回してビールで喉を潤した。演奏前後もドリンクできるサロンコンサートは面白い。夏の風に歌うというテーマで「ラ・メール」から歌い始める。
前半6曲、後半6曲そしてアンコール2曲。最後はフランス語で「人生で一番美しいもの」を歌った。私はフランス語は少し齧った程度であるが、彼女のフランス語は本物である。何年間それこそカルチェラタンにあるソルボンヌ大学に留学していた。訳詞で日本語で歌うシャンソンよりも、フランス語で歌うシャンソンの方が声量もあり発声がとても美しく感じた。あっという間の2時間弱であった。
8時少し前に予約してあった地下1階のフレンチレストランへ。と言っても1階のカフェとは続いている構造となっている。
ここのシェフはフレンチで有名なミクニにいたらしい。自家製パンは美味しい。料理コースは口取り、前菜、魚料理とメインの鴨料理そしてデザート。納得できる本格的なフレンチ料理。全てのプレートに舌鼓。あえて値段はエントリークラスとしたのでワイングラス一杯つけても一人1万円以下で収まる。
パリに行かなくてもパリ気分は味わえる至高の1日。実は3年半前のパリ滞在はすり被害に遭い予定していたマキシムなどでのフレンチを食べ損ねている。午後9時過ぎにゆっくり歩いてホテルに帰着し、幸せな真夏の夜の夢のような1日を終えた。
自宅へ帰ってから家内は、今度はランチに食べに行こうかと話す。私の方は名古屋で日本シャンソン協会のために長年活動されておられる加藤修滋さん出演のカルチェ・ラタンに置いてあったパンフが気になる。次回カルチェラタンでまたシャンソンを聴きに行きたいと思っているのだが…。