醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

「鏡の中の裸像」

2007年06月07日 | 【か行】タイトル
1963年、松竹。
美容学校に通うヒロインに倍賞千恵子。
清楚な彼女にひとめ惚れする子連れバツイチ御曹司に池部良――赤い外車を乗り回しながらも物腰丁寧なインテリ二枚目ぶりがナカナカ渋い。
玉の輿系のラブロマンスかと思いきや、堅実なヒロインは身分違いの恋は不幸の元と、御曹司の求婚を断り通すのでした。
偶然の出会いと劇的な再会……お約束とはいえやっぱりワクワクしますなぁ。
・学校の校門前に車で乗りつけてヒロインを呼び止め、食事に有無を言わせず誘う。
・子連れデートでは子供もしっかりヒロインに懐き、男はますます求婚の意志を固める。
裕福な二枚目中年と貧乏な娘の馴れ初めといい経過といい、メロドラマの黄金パターンそのまんまなんですけどね。
池部良も素敵でしたが、この映画、神山繁と川津祐介も出ています。
ところが役はどちらも敵役のサイテー男で、DV浮気男と博打で借金まみれの大学生なり。
浴衣姿とラブシーンがあったんで、ファン的には嬉しかったです。


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