present location

山遊び日記、読書レビュー、食べ歩き...休日ライフのエピソードなんかを(^^♪

読んでみた 105

2019年04月24日 21時46分08秒 | 読んでみた

今月は一冊読み終えるのに時間を要している。

とはいえ、何だかんだと4冊読了は自分的には上々。

っで、読み終えた4冊目は言うと...

タイトルと帯の文句が気になって購入していたやつ。

初読みの作家さん。

 

これは、完全に青春を失った若者の偽書。でも、あなたの物語かもしれない。

連続殺人犯「首絞めヒロ」は、本当に私の知っている「ヒロアキ」なの?――

 カウンセラーの美谷千尋は、自殺願望のある高校生、今道奈央から

〈首絞めヒロの芝居小屋〉という自殺サイトの存在を知らされる。

犯罪の匂いを感じた千尋は、そのサイトの管理人が8年前に故郷の山口で知り合った

「ヒロアキ」ではないかと疑いを抱く。

千尋によって徐々に明らかにされていくヒロアキの恐ろしくも哀しい過去。

ヒロアキはなぜ連続殺人犯になってしまったのか?

 千尋は奈央の命を救うことはできるのか?

 千尋とヒロアキの間に流れる8年間物語とは?

衝撃の結末が待ち受ける、祈りと狂気のミステリ!

 

と言うような、どんでん返し系。

 

誰が実在する人物で誰が虚構なのか、何が現実で何が妄想なのか...

 

少々こんがらがってしまうところがあるせいか、

辛口評価が多いようだけど自分的にはかなり好きな物語でした。

 

 

と言うことで、来月も同じくらいは読み終えたいね。


読んでみた 104

2019年04月16日 23時45分59秒 | 読んでみた

自分的にはなかなか良いペースで読めている。

とは言え、積読本も良いペース?で増加中。

今月も既に8冊ほど購入してしまったし。

暫くは読むことに専念しましょうっていうことで今回は...

久しぶりの薬丸岳。

6、7年前にタッキー主演でドラマになってたやつ。

来月には東出昌大が主演でWOWOW連ドラが放送されるので、

その前に読んでおこうと言うことで。

 

探偵事務所で働いている佐伯修一は、老夫婦から

「息子を殺し、少年院を出て社会復帰した男を追跡調査してほしい」という依頼を受ける。

依頼に後ろ向きだった佐伯だが、所長の木暮の命令で調査を開始する。

実は佐伯も姉を殺された犯罪被害者遺族だった。

その後、「犯罪加害者の追跡調査」を幾つも手がけることに。

加害者と被害者遺族に対面する中で、佐伯は姉を殺した犯人を追うことを決意し…。

衝撃と感動の社会派ミステリ。

 

7編からなる連作短編といった構成で、

各話ごとにさまざまな依頼人が主人公「佐伯修一」が務める探偵事務所に訪れます。

 依頼の内容と言うのが「犯罪加害者の追跡調査」。

 依頼人が犯罪加害者とどう向き合っていくのかを見ていくなかで、

修一本人も姉を殺害した犯人と向き合い、そして...

 

重く辛いテーマですが、そこはさすが「薬丸岳」、一気に読了。

 

っと言うことで、ドラマも見てみましょうかね。


読んでみた 103

2019年04月09日 22時16分25秒 | 読んでみた

今年の本屋大賞は「そして、バトンは渡された」でしたね。

ノミネート作ではかなりの高評価だったから当然と言えば当然と思うけど、

今のところはまだ読んでみたいと思えないので未購入ですが、

今年中には読んでおきたいですね。

ちなみに先日読んだ「ひと」は2位でした。

っと言うことで、

今回は本屋大賞5位のこの作品を読んでみました。

 

愛したはずの夫は、まったくの別人であった。

弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。

 宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。

長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、

新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。

ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。

悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。

 

人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。

「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。

 人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。

 

「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!

平成の終わりに世に問う、衝撃の長編小説。

 

帯や表紙等にはこのように書かれています。

 

サスペンス、ミステリ、夫婦・家族の絆、現代社会の闇など

様々な要素が散りばめられた、とても読み応えのある一冊。

 

さすが本屋大賞ノミネート作品ってところでしょうか...

かなり面白い物語でした。


読んでみた 102

2019年04月03日 22時53分20秒 | 読んでみた

今年の本屋大賞にノミネートされた10作品のなかで読みたいのが2作品。

来年とかには文庫されるんだろうけど、それまで待ってられないので2作品とも購入。

 

っで、今回はその2作品のうちのコレを読んでみました。

 

 

母の故郷の鳥取で店を開くも失敗、交通事故死した調理師の父。

女手ひとつ、学食で働きながら一人っ子の 僕を東京の大学に進ませてくれた母。

――その母が急死した。

柏木聖輔は二十歳の秋、たった一人になった。

 全財産は百五十万円、奨学金を返せる自信はなく、大学は中退。

仕事を探さなければと思いつつ、動き出せ ない日々が続いた。

そんなある日の午後、空腹に負けて吸い寄せられた商店街の総菜屋で、

買おうとしていた 最後に残った五十円コロッケを見知らぬお婆さんに譲った。

それが運命を変えるとも知らずに……。


そんな君を見ている人が、きっといる――。

 

っと言うようなあらすじ。

 

大きな何かが起こったりというようなストーリーではなく、

日常が淡々と語られていくだけなんだけど、主人公をとりまく人々の温かさと、

何といっても主人公「柏木聖輔」の誠実でひたむきな姿に胸を打たれる...

 

「ひと」というタイトルがぴったりなとても素敵な物語でした。

 

コレはなかなかおススメです (^^♪


読んでみた 101

2019年03月28日 23時14分02秒 | 読んでみた

3年前の3月からアップするようになった「読んでみた」も100を超え、

何冊アップしてきたのか気になったので数えてみるとちょうど120タイトルになっていた。

上下巻があるのも何タイトルかあったりアップしてないのもあるので、

冊数にするともう少し増えるけど、それでも今のところは1年に50冊は読めない。

今年はもう少し多く読めたらとは思うけど...

 

っで、とりあえず「読んでみた101」はコレをチョイス。

「八咫烏」シリーズの阿部智里の最新作。

阿部智里という名前と彼岸花の表紙に惹かれて購入。

 

あらすじは、

 

平成と昭和、二つの時代で起こった不可解な事件。

真相を求めて近づこうとする者たちを嘲笑うかのように謎は深まり続け、

次第に彼らの背中をほの暗い闇がひたひたと迫ってくる。

運命に導かれるようにしてたどり着いた先は、光明か絶望か――。

鬼才・阿部智里の圧倒的な筆力と壮大なスケール感で、ジャンルをクロスして描く渾身作!

(「BOOK」データベースより)

 

こんな感じ。

 

平成30年と昭和40年の二つの時代の物語が交互に語られていきます。

なぜ「発現」してしまうのか...

全く繋がりが見えない二つの物語、この二つの物語が繋がった時、哀しい真実が...

 

気持ちのいい結末ではないためか、物足りないというレビューも多いようですが、

自分的にはかな~り面白かったです。

 

っと言うことで、これからものんびりマイペースで読んでいきましょう。