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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

ヘイトクライム傾向が存在する事を宣伝したい勢力

2014年03月13日 | 文化・創作・メディア
朝日:アンネの日記「破った」 30代の男供述、事件関与か
警視庁は、男が(中略)意味不明な言動をしているといい、刑事責任能力の有無を慎重に調べている。(中略)男は2月19日と22日、東京都豊島区の「ジュンク堂書店」に入り、正当な理由なく張り紙をしたとして、建造物侵入の疑いで3月7日に逮捕された。張り紙はアンネやナチスとは無関係の内容で、男は容疑を認めているという。
当初から図書館関係者が指摘していたように、刑事責任能力の無い人が犯人だったと確認されたとみてよいだろう。これは初めから、思想うんぬんの問題ではなかったのだ。「ビラ」というのも、「アンネやナチスとは無関係の内容」だった。

朝日:アンネ本破損「思想的動機は明白」 米ユダヤ団体副代表 2014年3月1日
世界の反ユダヤ活動の監視を続ける米国のユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部・ロサンゼルス)のエイブラハム・クーパー副代表は2月27日未明、「アンネの日記」連続破損事件について「思想的な動機があるのは明白だ」と語った。(中略)犯行について「計画的だ。明らかに組織的で、何らかの思想的な動機がある」とした。
朝日は、わざわざインタビューを取りに行ったが、こうして「刑事責任能力の無い人が犯人だったと当初から指摘されていた」通りの結果になると、ウィーゼンタール・センターの言う「思想的な動機があるのは明白だ」が、宙に浮くというより、先入観から決めつけるヘイトクライムの様相を呈していた事があらわになるのではないか。それとも「刑事責任能力の無い人が犯人」だとしても、思想犯である事に変わりはないという事か。

何かにつけ、思想的背景をもったヘイトクライムと結びつけて考えたい勢力がいる。

産経:「ルール守る」「誤解広がれば残念」 ショックの浦和サポーター
たま市の女性(74)は「横断幕には気がつかなかった。言葉に深い意味は感じなかった
読売:浦和にJ史上初の無観客試合処分…差別垂れ幕
問題の垂れ幕には「JAPANESE ONLY」
一般人には直ちに意味を取りにくいし(そもそも英語なんだよ)、後は(ある程度)深読みするしかない文言だ。そもそも、これを掲げた者の真意や意図、目論見がはっきりしない。よく分からないが、これにクレームをつける人がいそうだな、という所までは予測がつく。逆に言うと、英語文脈では、「WHITE ONLY」がすぐに想起されるかもしれない。

そう考えれば、この垂れ幕はまずいな、と気づく。しかし、アンネの日記問題だって、日本には反ユダヤ主義は無いという前提が抜けがちになる。「JAPANESE ONLY」は、一般にはピンと来ないという状況を踏まえる必要がある。
Jリーグの村井満チェアマンは「Jリーグと日本サッカー界全体のイメージを大きく毀損した」と
「サッカー界全体のイメージを大きく毀損した」が、大向こうを気にしている事は明らか。それは、日本のヘイトクライム傾向が存在する事を宣伝したい勢力が、存在する事を意味する(その勢力の期待に応えたい勢力もいるようだが)。

「憎韓」という文言は最近初めて聞いた。朝日がキーワードに選定したようだ。それを言うなら、普通「嫌韓」というのだ。しかし最初は「嫌韓流」の文脈だったんだよね。「憎」を使うのは「ヘイト」と訳されたい思惑がある。

ZAKZAK:朝日新聞「売れるから嫌中憎韓」記事に『Voice』編集長疑問 (1/2ページ)

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