来月の欧州選手権(5月26日~31日・ライプツィヒ)の英国女子代表が発表されました
・BBC Sport
フランシス・ストーン
エミリー・ローパー
ルビー・エバンス
補欠 ジェミナ・テイラー
となじみのない名前ばかり。3人ともウェールズの選手だそうです男女とも英国代表はイングランドがほとんどで、たいへん珍しい事態。今年の全英選手権の個人総合でストーンが2位、ローパーが3位と、それなりに力のある若手のようです。
種目別のW杯エジプト大会(25日~28日・カイロ)がおこなわれます
・FIG
・USA GYmnastics
ややさびしい顔ぶれで、日本、中国、英国は不参加。米国は男子のみで、
フープス
ダン
ディアブ
の3人。フランス男子はサラディーノ、オズベルジェら主力男子を派遣。遠いのにカナダからブラックら、北朝鮮から男女各2人
世界ジュニア選手権(7月・フィリピン)の日本女子代表が決まりました
・日本体操協会
南埜佑芽
西山実沙
小川莉昊
南埜選手は先日の全日本個人総合選手権(17日~20日・高崎)で堂々の3位補欠は不明。男子の選考方法はなかなか複雑ですが、
代表 3人
帯同補欠 1人
国内補欠 2人
を選ぶとしています。この大会の詳細は「未定」で、フィリピンで7月にやるということだけわかっているもよう
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<これまでの開催>
2019年 第一回・ジェール(ハンガリー)
2021年 コロナ禍のため中止
2023年 第二回・アンタルヤ(トルコ)
1年おきの開催ですがコロナ禍で一回とばし、今年は第三回。
たいしたネタもないので、フランス選手権(18日~20日・アジャン)種目別決勝後の選手のコメントを
・フランス体操連盟
アイサイド(つり輪で優勝)
パリ五輪のあと半年休養し、1月から練習を再開した。またこの大会に戻って来られてうれしい
フラスカ(鉄棒で優勝)
この大会で初の鉄棒タイトル。若い世代が出てきているが、「おじいちゃん」たちも健在だ、とアイサイドと話している
ディエズ(ゆかと跳馬で優勝)
2種目で勝ててうれしい。国際大会でのメダルのためには、2本目の跳躍に改善の必要がある
バンエイケン(3種目で優勝)
種目別三冠はうれしい。段ちがい平行棒は予想外だった。来月の欧州選手権にぜひ出たい
など。各選手の言葉によると、多くの観衆が集まり盛り上がったようですアイサイドは35歳、フラスカは29歳
アジア選手権(韓国・堤川市)の日本代表が決まりました
・日本体操協会
男子 6月5日~8日
女子 6月12日~15日
<シニア>
岸里奈、杉原愛子、川上紗輝、中村遥香
岡慎之助、角皆友晴、長谷川毅、萱和磨、藤巻竣平
<ジュニア>
棟田琳音、藤後七海、皿田愛結、登日みなみ
横山大輝、落合遥生、谷田智治、小島埜和
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橋本大輝と萱和磨の活躍を伝える記事
・セントラルスポーツ
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津村涼太(22)が、鹿屋体育大から徳洲会体操クラブ入りしたもよう
・徳洲会体操クラブ
得意種目があん馬、つり輪、跳馬という絶妙に魅力的な選手2023年アジア大会(中国・杭州)団体で銀、あん馬で銀
。中国男子は世界選手権(アントワープ)に二軍、自国開催のアジア大会に一軍で臨んでいました。
フランス選手権(18日~20日・アジャン)種目別決勝の結果
・フランス体操連盟
各種目の優勝者と得点
跳馬 バンエイケン 13.900
段ちがい バンエイケン 13.450
平均台 オシセク 14.300
ゆか バンエイケン 13.650
ゆか ディエズ 13.666
あん馬 オズベルジェ 14.300
つり輪 アイサイド 13.8332
跳馬 ディエズ 13.3162
平行棒 サラディーノ 13.8662
鉄棒 フラスカ 13.4002
女子三冠のミン・ジェラルディ・バンエイケン(17)はパリ五輪代表の1人。香港生まれで、体操を始めた3歳のときはすでにフランス在住だったという選手。父親がオランダ人で、オランダ読みではファンエイケンになるのかなと思います。平均台は演技しなかったようで、個人総合の上位には入っていません。
昨年4月にひざを負傷したバンジャマン・オズベルジェ(23)が復帰。かなり深刻なケガ(過去記事)で、今大会は4種目だけ演技したもよう(ケガからいってゆかと跳馬以外でしょうか?)昨年までのルールで82点台を出す力があったオールラウンダー。アイサイドはつり輪だけの演技でした。
種目別のW杯カタール大会(16日~19日・ドーハ)もおこなわれていました
・大会サイト
各種目の優勝者と得点
ゆか カリミ(カザフスタン) 14.466
あん馬 マヌキャン(アルメニア) 14.700
つり輪 尤浩(中国) 14.400
跳馬 A. ダビチャン(アルメニア) 14.449
平行棒 チェプルニー(ウクライナ) 14.166
鉄棒 カリミ(カザフスタン) 14.500
跳馬 ベラク(スロベニア) 13.316
段ちがい マクドナルド(豪 ) 13.100
平均台 マーヤー(ハンガリー) 13.133
ゆか マネカボイネア(ルーマニア) 13.600
つり輪優勝の YOU Hao はたぶん尤浩(中国)だと思うのですが、平行棒にはエントリーしなかったもよう。東欧からの参加が多く、オーストラリアとニュージーランドも出ています
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そんなニュージーランドは、もう夏の世界ユニバ(ワールドユニバーシティーゲームズ・7月16日~27日・ドイツ)の代表を発表しました
・ニュージーランド体操連盟
ルノー、ストッダート、イストック、カーティス、テイトバウム
ワダ
という知らない名前ばかりの男子5人、女子1人・・・世界ユニバはブログ終了前の開催ですね
全日本個人総合選手権(17日~20日・高崎)で橋本大輝が五連覇
・日本体操協会
<男子個人総合>
1. 橋本大輝 169.695(84.231+85.464)
2. 岡慎之助 169.095(84.864+84.231)
3. 角皆友晴 165.396(82.464+82.932)
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5. 萱和磨 164.763
7. 谷川航 164.297
9. 三輪哲平 163.562
10. 北園丈琉 162.930
接戦の末、パリ五輪王者の岡慎之助を抑え橋本大輝が優勝パリ五輪では万全の状態ではありませんでしたが、健在ぶりを証明。逆に岡は今大会前に軽いケガ
が伝えられ、本当はどっちが強いのか全然わかりませんね
・デイリー
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角皆友晴(つのがいともはる・順天堂大1年)が3位。昨年のインターハイ王者で、世界ジュニア選手権では平行棒と鉄棒で優勝NHK杯では85点台を出したこともある選手で、若い逸材が多すぎてうれしい
昨年の国民スポーツ大会(国体)でも高得点をマークしました(過去記事)
フランス選手権(18日~20日・アジャン)がおこなわれています
・フランス体操連盟
<女子個人総合>
1. シャルピー 52.250
2. オシセク 51.950
3. ラルイ 50.200
<男子個人総合>
1. サラディーノ 81.450
2. マンサール 80.500
3. ラボロ 79.050
ローレット・シャルピーはたぶん初優勝。結果を考えないようにしていたと話しています。レオ・サラディーノは2年ぶりの優勝。「良いチームを作ること」が重要だとし、団体強化をめざす姿勢がうかがえます。最終日は種目別決勝。ジュニアは省略します。
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もっともなじみのない名前は男子3位のジュスタン・ラボロだと思いますが、プロフィールによりますと2004年生まれの20歳と若い選手。得意種目はあん馬とゆかのようですが、大会実績は不明で、これからの選手かもしれません
全日本個人総合選手権(17日~20日・高崎)女子決勝の結果
・日本体操協会
<女子個人総合>
1. 岸里奈 108.431(54.266+54.165)
2. 杉原愛子 107.498(54.199+53.299)
3. 南埜佑芽 106.264(53.165+53.099)
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5. 中村遥香 105.597(52.565+53.032)
6. 岡村真 105.131(51.699+53.432)
7. 宮田笙子 104.664(50.899+53.765)
パリ五輪代表の岸里奈が初優勝、跳馬の強さが際立ちます
<跳馬の得点>
予選 決勝
岸里奈 14.300 14.366
宮田笙子 14.133 14.133
牛奥小羽 14.133 14.000
NHK、もっと効率よく演技を見せられないものか・・・。男子も平行棒の準備を延々と見せられるのかな