エテカリーナ宮殿
ここが宮殿の団体の入り口で、宮殿の裏庭から入場する事になります。
ロシアは団体の見学にあたって時間など申請しておく必要があり、その時間は厳守しなければならないそうです。こういうのもロシア的と思いますがきちんとした国なのでしょう。
裏庭と言っても、素晴らしく装飾された門扉を見てもこの宮殿の内部の豪華さが想像できます。
白と青の配色に茶系の装飾された豪華な宮殿で長さは300メートルもあるそうです。ここで繰り広げられたロマノフ王朝の絢爛たる非日常を想像するだけで胸が高鳴るってものです。日本人、 黒田屋光太夫は難破してロシアに漂着し、祖国へ帰りたいと王妃に直訴したのはこの宮殿での出来事です。
時々、パラついた雨も上がり・・・ラッキー!!
内部に入る前には手荷物検査があり、大きなバッグと長いコートはクロークに預けなければなりません。そして、靴にはビニールカバーで覆い入るのです。
内部の素晴らしさは言葉になりません。画像をクリックして見て下さい。
贅を尽くした天井、床、壁・・・・ため息ばかりです。
メインの琥珀の間は豪華で素晴らしいこと。撮影禁止だったのが残念でした。壁のあちこちに貼らてあった元の琥珀はほとんど盗難にあったりして修復によったものとのことでした。
宮殿の中庭ですが、幾何学的な芝生も宮殿にピッタリです。宮殿内にはやっぱり黄金色の玉ねぎドームが宮殿の右端の方に視えます。ロシア人にとってロシア正教は欠かせないものなんですネ。
5月24日(金)
エルミタージュ美術館
エテカリーナ2世が好んで収集した美術品。その数そして内容でも優れていて世界三大美術館のひとつに選ばれています。ヨーロッパの美術館で驚くことはカメラ撮影が許されていること。そして展示品に柵がない事です。これはたまらない嬉しさです。
チケットの絵にもなっているダ・ヴィンチの聖母 「リッタの聖母」
同じく、ダ・ヴィンチの聖母 「ブノワの聖母」 二つの聖母の同時に見られただけで満足です。
置き物のように見えるクジャクは現在も動く時計。ユーモラスに動くクジャクは精巧に作られ当時の技術の素晴らしさが感じられます。エテカリーナ2世はこの孔雀の時計をとても大切にしていたそうです。
エルミタージュ美術館 孔雀時計
友達も嬉しそう・・・・彼女は海外に来るとめっちゃ、楽しくなるとか・・・・いいですょネ。
エルミタージュ美術館では6時間の自由時間があり、各自で自由に見学しゆったりとした時間を持つことが出来ました。ここでは、とてもスリが多いとのことで何回もバスの中で注意を受けました。集団でスリをはたらくこともあるそうですので、混雑する展示室は要注意です。友達のSさんは、展示室で何回も出会ったかわいいアベックらしき見える女の子に声をかけ話ていました。彼女はかわいい子や美人が大好き、すぐ声をかけたくなるみたい。それで私も話に加わり楽しんでいましたら・・・・・後で添乗員さんが『あの子たちがスリのカップル』と教えてくれました。
ビックリです。もちろん被害は何もありませんでしたが、記念写真にまで加わってもらいました。とても悪い子には見えないから驚きです。画像はありますが、情報が間違えていたらあの子たちに申し訳ないのでアップしません。
夏の宮殿
フィンランド湾に面した場所にピョートル大帝の壮大な夢を実現するために作られた夏の宮殿。夏のシーズンに別荘として使用され豊富な水を利用して当時は800を超える噴水があったそうです。
フィンランド湾を望む庭。風向きによっては夏でも寒いこともあると聞きますが心地よい日でした。
アダムの噴水と名付けられた噴水。イブが見当たらなかったのが残念ですが、多分、建設当時は二つ揃っていたと想像します。800を超えた噴水も第二次世界大戦で破壊され現在は150くらいが復元されているようです。
眩しく輝く黄金の噴水、さらに輝いている学生の一団。卒業式があったとかでセレモニー後の盛り上がっている光景に遭遇した。
余り通じない会話だったけど、ロシアっ子たちの底抜けに明るい雰囲気に私たちまでがハッピーな気持ちになりました。どちらかと言うと無口で控え目な大人たち。ロシア人のホテルやレストランで感じた重い雰囲気はすっ飛び、ロシアの未来が明るいことを想像できて嬉しくなりました。
夏の宮殿の公園内を歩いていると、子供達から声がかかり写真に入ってくれた。17歳、どの子も眩しく輝いていました。
サンクトペテルスブルグのお天気は一日でもめまぐるしく変化するそうで雨の多い場所だそうです。自他共に認める 『晴れ女』のパワー全開でした。エテカリーナ宮殿、エルミタージュ美術館、ピョートル大帝の夏の宮殿 想像を上回る豪華さと豊富さで大満足でした。