そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#194-#195 泊瀬部皇女に献れる歌

2021年06月29日 |  / 万葉集
2021/06/29
「飛ぶ鳥の 明日香の川の
 上つ瀬に 生ふる玉藻は
 下つ瀬に 流れ触らふ
 玉藻なす か寄りかく寄り
 靡かひし 夫ツマの命ミコトの
 たたなづく 柔膚ニキハダすらを
 刀ツルギタチ 身に添へ寝ねば
 ぬば玉の 夜床ヨトコも荒るらむ
 そこ故に 慰めかねて
 けだしくも 逢ふやと思ほして
 玉垂タマタレの 越智ヲチの大野の
 朝露に 玉藻はづち
 夕霧に 衣は濡れて
 草枕 旅寝かもする 逢はぬ君故
[巻第二#194、藤原の宮に天の下知ろしめしし天皇の代(=持統天皇)、
 河島皇子の殯宮アラキノミヤの時、柿本朝臣人麿が泊瀬部皇女に献れる歌一首、また短歌][万葉集]」
「敷布シキタヘの
 袖交へし君
 玉垂の
 越智野に過ぎぬ
 またも逢はめやも
[巻第二#195、藤原の宮に天の下知ろしめしし天皇の代(=持統天皇)、反し歌一首][万葉集]」
「河島皇子は天智の二番目の子供であって泊瀬部皇女が妻[][万葉集]」
「泊瀬部皇女なるは天武の子つまりは従兄旦那さんとは
 [泊瀬部皇女(はつせべのひめみこ)は、天武天皇の皇女で、
  母は宍人臣大麻呂の娘、カジ媛娘。 同母弟妹 に忍壁皇子・磯城皇子
  ・託基皇女がいる。 夫は川島皇][万葉集]」
「カジ媛は子を何人もなしたるは天武に寵愛されているかな
 [父の宍人臣大麻呂は東国の豪族であり役人である][万葉集]」


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