60からのつれづれ日記

6回目の年男、現在は月20日ほど、午前中3時間ほどのパートでのんびりと仕事をさせてもらっています。

吹矢の初打ち

2016-01-16 10:56:59 | 日記
今までの暖冬が嘘のように急変、朝晩だけでなく昼間も冷え込んできました。
13日(水)は今年初の吹矢の練習日。皆さん、早い人は6時過ぎから集まって来ていて
7時過ぎには20名ほどに。今年初めてとあっていつもより出席率が良かったようです。

練習会場は砥部文化会館の3階の大会議室。大きな部屋で的が10本以上がゆったりおける
スペースで暖房代が少し掛かりますが、快適な温度で練習出来るので助かります。
昨年12月23日以来の練習でしたが、何とか矢がまとまっていたので一安心。
なかなか腕は上がらず成績も今一歩で低空飛行の繰り返しですが、矢が的の中心を射抜くのは
正直、気持ちの良いものです。自分の吹いた矢がどう飛ぶのか、1回1回、1本1本に期待と
不安が混在してワクワク感があるのが吹矢の楽しみであり魅力かも知れません。
3ラウンド吹いては一休みの繰り返し。休憩中は久し振りにお会いした皆さんと雑談しながら
のんびりやらせてもらいました。

途中、T支部長より2月には大きな体験会があるので参加協力の依頼がありました。
2月13日は広田で20名ほどの小学生に吹矢を指導するとのこと。さらに16日は砥部町の
社会福祉協議会主催で高齢者の方、約50人に吹矢を体験していただくことが決定。
どちらもとべ陶街道支部の会員でサポートすることになるので、当方も時間が許せば
お手伝いするつもりです。体験会は地域の方に一人でも多くスポーツ吹矢を知ってもらう
絶好の機会となります。他県に比べまだまだ、いや全然といっていいほど知名度の低い
愛媛のスポーツ吹矢。もっともっと吹矢人口を増やしたいと思っています。

今日は午後から松山中央公園のアクアパレットで愛媛県スポーツ吹矢春の大会の
実行委員会があるので参加します。開催時期は5月29日(日)と聞いております。
当日の役割分担や広報など詳細を決めていくこと予定です。また、東予地区で支部が
誕生したのでそのお披露目もあるとかで楽しみでもあります。



7点が1本に5点が4本で27点。矢がまとまっているので私にとってはまずまずです。


矢が4本のように見えますが1本の矢にもう1本が入り込んでいて計5本打っています。従って7点が4本と5点が1本で合計33点。


こちらは7点が2本、5点が3本で29点でした。今日は矢がまとまっていました。いつもこうだといいのですが。


皆さん、熱心に吹いております。


Yさんです。正月休みを利用して手作りの的を自作されたそうです。なんでも器用にこなすYさんの真骨頂です。


奥には少し的に近い位置で吹いておられる新会員さん2名。男性会員の多い中、女性の会員さんが増えてあり難いことです。


黙々と練習。集中力が問われます。


的の中心を狙って一気に吹きます。さあ~結果はどうでしょう??



広瀬宰平と伊庭貞剛

2016-01-10 21:37:03 | 日記
昨日は正月休みに行く予定にしていた映画「母と暮らせば」をエミフルで観て来ました。
松竹120周年記念映画と戦後70年、山田洋次監督が、作家・井上ひさしさんの遺志を継いで
作ったとあって年末から話題になっていた作品です。
正月明けの初めての土曜日とあって昼からのエミフルは相変わらずの人出。お年玉をもらった
子供達がここぞとばかりに集まった感があり、当然、ちびっ子は親が動員される訳でそれが
また人手を多くする要因に。

イベント広場では子供をYの字に吊るしてジャンプさせる遊具があって、多くの順番待ちの
子供達が待っていました。その料金を見るとなんと1回1000円。ただ、単にロープで
吊るされて上下するだけの約5~10分間くらいでしょうか?。これがちびっ子たちには
面白くて彼らのわくわくドキドキを刺激します。「やってみたい!!」「やりたい11」と
子供が親の顔を見上げれば、年一度の正月くらいは「まぁいいか」となるのが人情?!。
あの人出ですから開店から閉店までの時間に利用する子供達の数は50人は下らないでしょう。
日曜日はさらに混雑が予想されます。新聞によると初日の初売りには11万人で賑わった
そうです。この大型商業施設が出来て何年になるのか?当時、この計画を立てて実行した決断、
戦略に間違いなかったということでしょうか。

丁度、正月3日にTBSの実録ドキュメンタリードラマ『百年の計、我にあり~知られざる
明治産業維新リーダー伝~』がありましたが、経営トップのリーダーシップが如何に先を読むか?
時代の風を捉えられるか?企業のあり様を考えさせられる、正月にしては異質ながら良質な番組
でした。この番組は、明治時代に国家存亡をかけ、産業の近代化という課題に敢然と挑んだ
実業家である広瀬宰平と伊庭貞剛の実名による完全実録ドキュメンタリードラマ。
江戸時代初期からの銅商であった住友を近代的企業グループへと変貌させた2人の人物の
知られざる足跡を追うものでした。

国産技術が未熟な時代に何としても日本人の技術者を育てていかないと先がないと判断し広瀬の
採った行動とは?。銅を製錬する過程で起った煙害問題に正面から向き合い、将来を
見据えた大胆で緻密な伊庭の計画。その新居浜沖の瀬戸内海の無人島である四坂島に製錬所を
一から作るという構想には巨大な費用が掛かり、無謀だとの反対意見が長期的視野を持った
あの広瀬からも出ます。
いずれにせよ、時代の変革期に二人とも誰も経験したことのない試練、難問を100年後の
日本はかくあるべきという理念と信念を持って、今日の巨大な住友グループの礎を築いた人物
です。二人の共通項、それは不可能、出来ないと言う回りの反対の意見を押し切るだけの胆力、
説得力、成算、計算、将来への展望などがあってこそ。真の勇気とはこんな人物のことを
いうのではないでしょうか。

それに付け、昨今の目先きの欲や目先きの金銭で問題を起こしている企業の多いこと。
「マンションのくい打ち工事のデータ偽装」「大手企業の不適切会計問題」「大手ゴム会社の
免震偽装」「海外の最大手車会社の排ガス偽装事件」等々、その他、小事も含めば切りが
ありません。ドラマの広瀬、伊庭の経営に対する英知を見るにつけ企業における「真」「善」
「企業の社会的責任」などの指針が以下に大切であるかが分かります。
ちなみに以下に住友家の「事業精神」を住友のホームページより引用させて頂きます。

「住友の事業精神」とは、住友家初代の住友政友(1585-1652)が商売上の心得を簡潔に説いた
「文殊院旨意書(もんじゅいんしいがき)」を基に、住友の先人たちが何代にもわたって磨き
続けてきたもので、その要諦は「営業の要旨」として引き継がれています。

  営業の要旨 (口語訳)
  第一条
  わが営業は、信用を重んじ確実を根本理念とし、これにより住友家が盤石に、ますます
  栄えるようにしたい。
  第二条
  わが営業は、時代の移り変わり、財貨運用の損得を考えて、拡張したり縮小したり、 
  起業したり廃業したりするのであるが、いやしくも目先の利益に走り、軽々しく進んでは
  いけない。
 
  このほかにも成文化はされていませんが、「自利利他(じりりた) 公私一如(こうし
  いちにょ)」という言葉があります。住友の事業は、住友自身を利するとともに、
  国家を利し、かつ社会を利するものでなければならない、企業は人と社会に貢献する
  考え方を表すもので、「公益との調和」を強く求める言葉です。
  信用、信頼を得てこそ企業は繁栄、「進取の精神」をもって変化を先取りする行動力が
  企業の発展の源とあるようです。

かくいう当方も、新居浜の広瀬歴史記念館に行ったことはあるものの、愛媛に住みながら
広瀬宰平、特に伊庭貞剛に関してはほとんど知らなかったことをこの番組を観て大いに反省。
今回のドラマで明治の経済産業、時代の流れや別子銅山の歴史などが良く分かりました。
また、機会を見つけて広瀬歴史記念館に行って二人の人物を反芻してみたいと思っております。

今日の写真はドラマとは全く関係ないエミフルで見つけたある店の面白い看板を
掲載しておりますのでご覧下さい。


看板には「みなさんのムダ使いで今日もなんとか営業中!冷静に考えると全然必要のない物ばかりです!」と書かれています。それでも買い物客で一杯。商品によったらこんな広告も受け入れられるといういいお手本かも知れません。ズバリ、本音を言われ買い物客も苦笑いしつつ、そうは悪い気はしないというお互いライトな感覚がここにはあるようです。






川柳まつやま初句会

2016-01-06 18:41:18 | 日記
今年、初めてのブログとなります。
皆さん、改めてまして明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
昨日は川柳まつやまの新年句会がありました。場所はいつもの愛媛県生活文化センター。
年明け初めての例会とあって普段よりも人数が多かったようです。
28年度の役員などの交代がありその紹介、また6月の全国大会に向けての準備など事務局の
方も東奔西走といった感じでありました。とにかく今年「川柳まつやま」の同人に入れて
頂いた当方も、微力ながらお手伝い出来る事は極力協力をして大会を成功させていければと
思っています。

さて今回の当日の句(席題)は「欲」そして事前投句は「さっぱり」と新年に相応しい
「春」です。席題の方は会場に入ってから40分ほどで考えなければならないので大変です。
瞬発力とひらめきと決断力が必要です。ただし、強い味方がひとつあります。
他の皆さんも同じだと思いますが、自分が日頃作っている過去の句をストックしている資料です。
その資料を閉じている直近のファイルをいつも1冊持っているので、そのページを繰りながら
出された題に使えそうな「言葉」や「概念=内容」を探す作業をします。
ちなみに「欲」で考えた4句を以下に記してみます。

  ◯欲を出し墓穴を掘った青檸檬
   女の欲螺旋階段登り出す
  ◯人間の欲が宇宙を近くする
   アボガドの自己顕示欲春うらら

◯印を決定句とし提出しました。上記の中でファイルから見つけた言葉は「青檸檬」
「螺旋階段」「春うらら」の3つです。それらを「欲」と絡めて何かメッセージを
送れないかと考えた訳です。「人間の欲が宇宙を近くする」は最初に誰でも思いつく
「人間の欲」が頭に浮かび、その欲とは何かを考えていると出て来たのが、テレビで
高視聴率を穫った「下町ロケット」のドラマ。まさに究極の欲、人類の夢である宇宙への
願望。そして昨年12月には国際宇宙ステーションの長期滞在から無事その任務を終え、
地球に帰還した宇宙飛行士の油井さんのニュースがありました。まさにそれら諸々が
これからも宇宙をさらに身近にしていこうとしています。

欲には良い欲と悪い欲がありますが、新春に相応しいスケールの大きな欲=夢に
してみました。最後の5文字は最初「照らし出す」としていましたが、もう一つピンと
来ない。体感として響かないので捻り出したのが「近くする」です。こちらの方が
説得力があるなと思ってそれに決定しました。

いずれにせよ、日々綴って書き溜め、模索した没句達はある意味、宝物であります。
そのままではダメだけど、いずれ日の目をみるかも知れない言葉や想いが詰まって
いる場合があります。先人の格言ではありませんが「親の意見と茄子の花は千に
一つの仇もない」で、まさに「多くの没句と茄子の花は千に一つの仇もない」であります。
「量は質を産む」を信じて、これからも句作りに励みたいと思います。
以下にその他の題の句を記載しておきますのでご覧下さい。

 「さっぱり」 
       ◯竹割った性格ときに損をする
       ◯空き缶に先を越された僕がいる

 「春」  
       ◯春キャベツがらがらぽんの運がない
       ◯思春期の刺が刺さった青い月

今日の写真は年賀状に使った昨年の「書道甲子園大会」を掲載しております。
写真に添えたコメントももう一度書いておきます。6月のひめぎんホールでの全国大会の
成功を祈願しつつ、自戒を込めて書いておきます。

今や、全国規模になった「書道甲子園」。
きっかけは不況の影響で活気を失っていた
我がまちを盛り上げようと、
愛媛県立三島高等学校書道部員たちが
始めた「書道パフォーマンス」
でした。諦めない心、
強い想いが形になって感動の
ドラマが今年も生まれます。
2016年、それぞれの夢が形に
なりますように。



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以前に撮ったシラサギ草。花言葉は「夢でも〇〇を想う」「発展」「芯の強さ」など。今年が増々夢叶い、発展する年になりますように。