以前から読みかけになっていた本をなんとか読み終えることが出来ました。
一冊は有川浩の話題作「県庁おもてなし課」で高知県庁に実在する「おもてなし課」を
テーマにした小説です。高知の魅力をいかに情報発信していくのか?
平凡で若い公務員が県庁を舞台に悪戦苦闘しながら人間的にも成長していく
爽やかな物語です。
ちなみに有川浩といえば2007年本屋大賞に「図書館戦争」がノミネートされ、
電車の乗客が織りなすそれぞれの人生ドラマを扱った「阪急電車」は2010年8月に
東宝で映画化されるなど今や超多忙の売れ子作家。
また航空自衛隊の広報室を題材にした「空飛ぶ広報室」は今年4月に新垣結衣主演で
ドラマ化され放映の予定。さらに「県庁おもてなし課」も今年5月11日に映画となって
全国一斉公開されるなど旬の話題に事欠きません。
「県庁おもてなし課」がどう映像化されるのか、主人公の掛水役の錦戸亮、明神多紀役の
「ALWAYS3丁目の夕日」や「梅ちゃん先生」に出演した昭和顔美人?!の雰囲気のある
素朴で飾らない演技に好感が持てる堀北真希なども楽しみであります。
なお、『県庁おもてなし課』(角川書店 2011年)の印税はすべて東北地方太平洋沖地震の
被災地に寄付することを「有川日記」にて公表されています。
もう1冊は昨年10月2日に亡くなった流通ジャーナリストの金子哲雄氏の
「僕の死に方」という本です。
亡くなる2ヶ月前から死を覚悟しての病魔と闘いながらの執筆活動。
彼を死に追いやった病名は悪性腫瘍の一種「肺カロチノイド」という数千万に一人の割合で
かかる癌。自身の仕事の源流を探りながら流通ジャーナリストとして成功し
世間で認知されるまでの過程を語りながら自分の人生の総括をし、書物としてその生き様を
後世に残したんだと思います。死と隣り合わせの中、精力的に仕事に係わり
死に方や葬儀の事まで準備をしての最後でした。
癌の公表が当たり前になった昨今、迷惑をかけるからと癌であることを隠し続け
世間には笑顔を繕って逝った金子氏に彼流の美学を感じさせられました。
もちろん、その影には奥さんの存在が大きくある事は言うまでもありません。
二人三脚だからこそ金子氏も乗り越えられた「エンディングダイアリー500日」
だったと思います。
金子哲雄氏 享年41歳 ご冥福をお祈り致します。
ジャンルの違う2冊、やっと完読しました。
一冊は有川浩の話題作「県庁おもてなし課」で高知県庁に実在する「おもてなし課」を
テーマにした小説です。高知の魅力をいかに情報発信していくのか?
平凡で若い公務員が県庁を舞台に悪戦苦闘しながら人間的にも成長していく
爽やかな物語です。
ちなみに有川浩といえば2007年本屋大賞に「図書館戦争」がノミネートされ、
電車の乗客が織りなすそれぞれの人生ドラマを扱った「阪急電車」は2010年8月に
東宝で映画化されるなど今や超多忙の売れ子作家。
また航空自衛隊の広報室を題材にした「空飛ぶ広報室」は今年4月に新垣結衣主演で
ドラマ化され放映の予定。さらに「県庁おもてなし課」も今年5月11日に映画となって
全国一斉公開されるなど旬の話題に事欠きません。
「県庁おもてなし課」がどう映像化されるのか、主人公の掛水役の錦戸亮、明神多紀役の
「ALWAYS3丁目の夕日」や「梅ちゃん先生」に出演した昭和顔美人?!の雰囲気のある
素朴で飾らない演技に好感が持てる堀北真希なども楽しみであります。
なお、『県庁おもてなし課』(角川書店 2011年)の印税はすべて東北地方太平洋沖地震の
被災地に寄付することを「有川日記」にて公表されています。
もう1冊は昨年10月2日に亡くなった流通ジャーナリストの金子哲雄氏の
「僕の死に方」という本です。
亡くなる2ヶ月前から死を覚悟しての病魔と闘いながらの執筆活動。
彼を死に追いやった病名は悪性腫瘍の一種「肺カロチノイド」という数千万に一人の割合で
かかる癌。自身の仕事の源流を探りながら流通ジャーナリストとして成功し
世間で認知されるまでの過程を語りながら自分の人生の総括をし、書物としてその生き様を
後世に残したんだと思います。死と隣り合わせの中、精力的に仕事に係わり
死に方や葬儀の事まで準備をしての最後でした。
癌の公表が当たり前になった昨今、迷惑をかけるからと癌であることを隠し続け
世間には笑顔を繕って逝った金子氏に彼流の美学を感じさせられました。
もちろん、その影には奥さんの存在が大きくある事は言うまでもありません。
二人三脚だからこそ金子氏も乗り越えられた「エンディングダイアリー500日」
だったと思います。
金子哲雄氏 享年41歳 ご冥福をお祈り致します。
ジャンルの違う2冊、やっと完読しました。