俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句414・超次元35=死神1・矢田挿雲1・2019-01-18(金)
○「手を打つて死神笑ふ河豚汁」(矢田挿雲1)
○季語(河豚汁・三冬)(→「増殖する俳句歳時記」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:高級食材である「河豚鍋」や「河豚汁」。まだ安全性が保障されなかった時代では、まさしく死神が手を打って喜んだでしょう。「また命知らずが来たな。」と。
●矢田挿雲(やだそううん)(1882~1961)
○好きな一句「夜興引や飛騨の質屋も過ぎにけり」(『第一挿雲句集』1943)2
○季語(夜興引・三冬)(→「575筆まか勢」より引用)※夜興引(よこびき):夜、猟師が犬を連れて猟に出かけることをいう。春の農作業に害をなす、猪や鹿などを捕らえるため。
【Profile】:石川県金沢市出身。小説家、俳人。代表作に『太閤記』など。歴史小説『江戸から東京へ』は、都市化が進む東京を散策する内容で、地誌読み物の草分けとして名高い。(ウィキペディアより抜粋引用)