俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句353・湿感13・大西朋1・2017-10-16(月)
○「新松子身を湿らする海の風」(大西朋1)(第4回星野立子新人賞受賞作品『初筑波』10句抄)
○季語(新松子・晩秋)(「俳句201603」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「新松子シンチジリ」:今年できた松毬をいう。鱗片がすきまなくきっちりとつまり、匂いたつようである。瑞々しく、清しい(→「きごさい歳時記」より)。夏の海風のようにねっとり湿ってはいないが、晩秋の海風もやはり身を湿らせます。生まれたての松ぼっくりに吹く海風です。
●大西朋(おおにしとも)
○好きな一句「飛び石の真中くぼみて秋の声」2(同上)
○季語(秋の声・三秋)(引用同上)
【Profile】:1972年大阪府出身、つくば市在住。2006年「晨」入会。2010年「鷹」入会。→小川軽舟に師事。「晨」「鷹」同人。2016年「初筑波」により第4回→星野立子新人賞受賞。俳人協会会員。