俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0132・聴覚036・佐藤和夫・2013-06-24(月)
○「月下美人夜の向うに海の音」(佐藤和夫01)
季語(月下美人・夏)
夜に花を咲かせて、一晩しか咲かないという「月下美人」。「美人薄命」の植物版でしょうか。見事に咲いた月下美人の花の向こう。夜の海は暗闇の奥に波の音がするだけです。
○佐藤和夫(さとうかずお)(1927~2005)
代表句「紫陽花や朝夕べの甲斐の寺」02
季語(紫陽花・夏)
東京生まれ。1974年→多田裕計に俳句を学ぶ。のち「れもん」同人。多田没後「貂」同人。1983年より「風」同人。俳句の国際化に貢献。早稲田大学名誉教授。