俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句070・同質回帰06・加藤郁乎・2012-01-12

2012-01-12 00:30:25 | 方法俳句

○方法俳句070・同質回帰06・加藤郁乎・2012-01-12


○「冬の波冬の波止場に来て返す」(加藤郁乎01)

○季語(冬の波・三冬)

【鑑賞】:冬の波が冬の波止場へ回帰しています。それが永遠に繰り返すかのようです。「同質回帰」というよりも「当然」の範疇に入るかも知れません。

 

加藤郁乎(かとういくや)(1929~2012)

○好きな一句:「六月の瑕瑾とひらく落下傘」02

○季語(六月・仲夏)

【Profile】:東京生まれ。父加藤紫舟は早稲田で国文学を講じ俳誌「黎明」を主宰。早稲田大学演劇科卒業後、商事会社経営、日本テレビ勤務を経て、43歳より文筆業に。俳句・詩・評論・俳諧研究など多方面で活躍。「形而上学」で第6回→室生犀星詩人賞受賞。「初昔」で第18回日本文芸大賞受賞。


加藤郁乎掲載句
03雨季来りなむ斧一振りの再会(無季)〈次元481・再度(時間)3〉2020/5/14

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