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インマヌエル宇都宮基督教会牧師 山田 隆・勢津子
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牧師・礼拝説教(要約)

2018年01月22日 05時04分05秒 | メッセージ
【先週の元旦礼拝説教回想】
・説教者  山 田隆 牧師
・引照聖句 創世記13章1~11節 
・説教題  アブラムの選択
◎アブラムとロトは叔父と甥の関係です。アブラムに神の召命のことばがかかり、ハランと言う地からロトもいっしょにカナンの地に入りました。どちらも妻と使用人と家畜に富んでいました。アブラムは敬虔な人で、自己中心な考えや行動をするより、他を優先して行く、申し分のない人格者でした。彼は12章16節には「羊の群れ、牛の群れ、ろば、それに男女の奴隷、雌ろば、らくだを所有するようになった。」とあります。ロトは張り合って、多くの祝福を持つに至りました。両者の使用人たちが家畜のことで、領分の争いに発展したのです。
 アブラムの申し出、ロトの間で、二つの群れは組別れをしようと提案が出され、高い見晴らせるところに二人は立ちアブラムはロトに最初の選択をさせました。ロトはソドムとゴモラの地を選び、アブラムは、人には不利と思われる、ヘブロンと言う砂漠と山地の多い方を甘んじて受けまた、ロトと家族はやがてその町の罪のひどさの中で、憂いつつも、高い地位に着いていました。
◎ソドム、ゴモラの地に神の裁きがアブラムに予告されました。アブラムは必死に神に取り成しの祈りで、神はロト家族を、その地から逃避させました。神との執拗なとりなしの故にでありました。
◎ある聖書注解を借りて、
ロトの長所と功績
・成功した実業者。
・ペテロが義人と呼んでいる(Ⅱペテロ2:7,8)
短所と過ち
・決断を迫られるとそれを先送りし、それから最もやりやすい道を選択する。
ロトの人生から学べる教訓
・神が私たちに望んでいるのは、人生をただ漂流することではない。神にために影響を与える人間となることである。
◎アブラムの時代、羊や牛の持ち主は莫大な富を蓄えることができた。アブラムの富は金だけではなく、家畜だった。これらの動物は食料、衣服、天幕の材料、いけにえなどに使われる価値ある必需品であった。これらは他の物資や仕事と交換されることも多かった。
◎アブラムのとりなしの祈りなしには、ロトの生き方は危ういことを、だれもが知っていて生きようと叫びましょう。
▼アブラムの生き方は他をどんな場合でも救いに導く生き方でした。これと比べますと、ロトの方は、正しい人で世の罪深さを憂いてはいましたが、もう一つ、足りなかった印象を与えます。信仰の父アブラムの選択に倣いましょう。