イスラム教の聖典「クルアーン(またはコーラン)」http://bit.ly/1NZji3z について学んでいます。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教(イスラーム)は、唯一神信仰を持ち、聖典の一部を共有していることから、「アブラハムの宗教」として類縁関係を強調されることがあります。
キリスト教 http://bit.ly/1KxamMt・・ ギリシャ語 http://bit.ly/1hPeaBG
イスラム教 http://bit.ly/1MLPDVF ・・アラビア語 http://bit.ly/1k09F7C
ユダヤ教 http://bit.ly/1O0xZUj ・・ ヘブライ語 http://bit.ly/1O0KL5a
アブラハムの宗教(アブラハムのしゅうきょう、英語:Abrahamic religions) とは、聖書の預言者アブラハムの宗教的伝統を受け継ぐと称するユダヤ教、キリスト教、イスラム教(イスラーム)の三宗教のことである。初期のイスラームはこの概念によって、先行するユダヤ教・キリスト教とイスラームは立場が同じであることを強調した。「セム族の啓示宗教」、あるいは単に「啓示宗教」と称されることがある。
比較宗教学の観点ではインド宗教(Dharmic、Indian religions)、東アジア宗教(Taoic、East Asian religions)と並ぶ三分類の一つに位置付けられる。
概要
神の言葉をまとめたものであるとされる聖典(聖書やクルアーン(コーラン))に重きを置く。バハーイー教のような三宗教から派生した宗教を含める場合もある。2006年現在、アブラハムの宗教の信者数は約34億人と推計されている(うちキリスト教約21億人、イスラム教約13億人、ユダヤ教約1500万人)。
『創世記』によると、アブラハムには二人の息子、イシュマエルとイサクがいたという。イシュマエルはアブラハムの妻サラの奴隷ハガルが生んだ子、イサクはアブラハムの妻サラが生んだ子である。ユダヤ人はイサクの息子ヤコブの子孫であるといい、イスラム教のコーランはアラブ人をイシュマエルの子であるとする。『創世記』では、ヤコブのまたの名がイスラエルであることから、ユダヤ人は「イスラエルの民」と呼ばれる。ユダヤ教とはシナイ山でイスラエルの民の神と預言者モーセの率いるイスラエルの民との間に結ばれた契約モーセの十戒を元とする宗教である。イスラエルの民の神との契約を記した書がトーラー(律法 『モーセ五書』)であり、キリスト教では旧約聖書と呼ばれる。
キリスト教はナザレのイエスを神の子としてメシアと認め、イエス以後の神との契約と歴史を記した新約聖書を旧約聖書とともに正典(啓典)とする。
イスラム教はイエスとモーゼらユダヤの預言者たちを神によって選び出され(召命され)神の言葉を伝える使命を帯びた者であると認め、ムハンマドを最高最後の預言者であるとみなす。イスラム教は、ムハンマドに下された啓示をまとめたコーラン(クルアーン)がもっとも忠実に神の言葉を伝える啓典であると考えることから『モーセ五書』、『詩篇』、インジール(福音書)を啓典と認めはしても、これに重きを置くことはない。また啓典と認めるといっても、現在キリスト教徒やユダヤ教徒が使っているそのままの形のものを認めているわけではなく、本来有った正しい形のものは失われ、現存しているそれらは書き換えられたものだとしているため、歴史上の参考資料などには利用しても、それらを啓典として用いることはない。また、キリスト教とユダヤ教は少なくとも旧約聖書の部分では世界観を共有しているが、イスラームの世界観はそれらとは独立して存在している。イスラームの預言者伝承では、聖書と共通の人物の話であっても、人物の親族名称や、舞台、活躍した年代などが異なる例が多い。イスラム教による伝統的な呼び方ではユダヤ教およびキリスト教徒を「啓典の民」と呼んだ。その他、マニ教やバハーイー教などの宗教もアブラハムの宗教に分類される。アブラハムの宗教はいずれも一神教であり偶像崇拝を禁じている。
別称
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教を、起源の係累や類似性から一つの宗教群として標識する試みは独自に幾度も行われている。そのため、これら三宗教は、「砂漠の一神教」、「聖書宗教」、「啓典宗教」など多くの「総称」を持ち、「アブラハムの宗教」もその一つである。
アブラハムの宗教の一覧
- ユダヤ教
- キリスト教
- イスラム教
- バーブ教
- バハーイー教
- マニ教 - ローマ帝国に広まった西方キリスト教を批判し、自らを独立した宗教ではなく正統なキリスト教であると自称した。現在は消滅。
- アフマディー教団
- ドゥルーズ派
宗教とは何か ~宗教の成り立ち・世界宗教と民族宗教・世界の三大宗教~
項目 | 仏教 | キリスト教 | イスラム教 |
開祖(教祖) | 釈迦 | イエス・キリスト | ムハンマド |
発祥年代 | 紀元前6~5世紀 (釈迦の誕生) | 紀元元年ごろ (イエスの誕生) | 610年 (ムハンマドが啓示をうける) |
主要地域 | 東南アジア、東アジア、チベット | ヨーロッパ、南北アメリカ | 西南アジア、東南アジア、アフリカ |
おおよその人口 | 5億人 | 17億人 | 10億人 |
教典 | 仏教経典 | 旧約聖書 新約聖書 | コーラン |
教義 | 三法印(四法印) 四諦 八正道 | 神を信じること | 六信五行(柱) |
聖職者 | 僧 | 神父、牧師 | ウラマー |
象徴 | 仏像 | 十字架 | |
祈りの方法 | 合掌 五体投地 | 両手をくむ 十字を切る | 深くかがんだのち、直立し両手をかかげる |
崇拝対象の数 | 諸仏 | 一神 | 一神 |
おもな聖地 | 八大聖地 (ルンビニー、ボードガヤーなど) | エルサレム、ベスレヘム、ナザレなど | メッカ、メディナ |
宗教施設 | 寺院 | 教会 | モスク |
戒律 | 五戒、八斎戒 | 十戒 | 五行(柱) |
おもな行事 | 灌仏会、彼岸会、涅槃会 | クリスマス、イースター、聖霊降臨日 | 断食明けの祭り、犠牲祭 |
キリスト教 ~教えと歴史・旧教と新教・キリスト教の年中行事~
仏教 ~仏教の起源・日本の仏教・主な宗派の概要・仏教の年中行事~
神道 ~神道の歴史・神道の内容・神道の影響・教派神道一覧表・神道の年中行事~
宗教名 |
人口 |
カトリック(キリスト教) | 10億4000万 |
イスラム教・スンニ派 | 9億5200万 |
ヒンドゥー教 | 7億4700万 |
儒教・道教 | 3億6900万 |
プロテスタント(キリスト教) | 3億6100万 |
東方正教(キリスト教) | 2億2300万 |
大乗仏教(仏教) | 1億9800万 |
イスラム教・シーア派 | 1億8400万 |
上座部仏教 | 1億3400万 |
英国教会派(キリスト教) | 5500万 |
シーク教 | 2300万 |
チベット仏教 | 2100万 |
ユダヤ教 | 1500万 |
イスラム教・ワッハーブ派 | 1100万 |
宗教合計人口 | |
キリスト教合計 | 19億6700万人 |
イスラム教合計 | 11億4700万人 |
仏教合計 | 3億5300万人 |
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