在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

サンジョヴェーゼ、ヴィットリオ・フィオレによると

2018-01-26 18:02:23 | Toscana トスカーナ
Il Sangiovese secondo Vittorio Fiore



久々に、ある団体が主催する試飲会に顔を出した。
以前は町の中心にある高級ホテルの小さな部屋(イベント会場)を借りてやっていたのだが、その部屋を改装することになり、もう値段が合わなくなったのだと思う。

その後、場所が変わって一度行ったきり、その後は行っていなかったので、久々。

その後行かなかったのは、場所が変わって、サービスが大きく低下したから。
狭い、上階の騒音がうるさい、などなど結構たくさん。

今回も、そのあたりはあまり変わらず、そして、グラスが汚いのには閉口したが、我慢我慢。。。。。
グラスは、食器洗い機から出して、そのまま磨いてない。
うーーーん、こういうところ、どーせ試飲会だし。。。と考えているのか、とても残念。

それにしても、不満多しの試飲会になぜ行く気になったか。

それは、ヴィットリオ・フィオレ氏の出席があったからである。

ヴィットリオ・フィオレ氏は、イタリアでも有名な醸造家の一人。
幾つかのワイナリーのコンサルタントをしているが、それだけではなく、自身のワイナリーを持っている。
彼の造るワイン、イル・カルボナイオーネは昔から有名だが、そのワインのミニの縦のみがあったのが、行く気になった理由。

ワイナリーの人の話は、本当にワインを造っているオーナーか、人に任せているだけのオーナーか(笑)、営業担当か、で、話の内容が違い、極端に面白いときと、極端に面白くないとき(涙〜)がある。

しかし、醸造家の話は、大抵いつも面白い。

今回もヴィットリオ・フィオレ氏が何を話すかと思ったら、サンジョヴェーゼ、キャンティの歴史の話を長々と。
わかっている内容、もう何度も聞いている(教わっているという意味)とはいえ、実際にその渦の中にいた人間が自分の経験に基づき話すのが、非常に興味深い。

グラスは汚かったが(涙)行ってよかった。

ワインは3社、合計8つ。全部赤ワイン。
縦のみはヴィットリオ・フィオレ氏のワイナリー、テヌータ・ポッジョ・スカレッテのイル・カルボナイオーネのみ。(2014年、2009年、2005年)
あとは、ヴィーノ・ノービレ、キャンティ、ブルネッロなど。

ワインのメモは次回に続く。

なお、この団体の試飲会で嬉しいのは、たまにこうやって、貴重な試飲会をオーガナイスすることと、台紙にワイナリー、ワインの名前、ヴィンテージが印刷されていること。
これはわかりやすくて本当に嬉しいのだが、グラスは。。。。。ちゃんと磨いてねー


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