高楊枝MIND

『武士は食わねど高楊枝』 そんな気概をもって生きて行きたいです。

福祉を志す人。②

2017年11月11日 18時37分20秒 | 仕事
以前「福祉を志す人。」なんていう内容をブログに書いた。

その記事を書いてから、かれこれ10年以上が経過する。

時代は変わったよなあ~
あの頃は、介護保険が始まり、新しい産業分野として勢いもあったと思う。
介護は国で見よう!みんなで支えて行こう!
なんとなく、業界の印象も明るかったし勢いがあった。希望に満ちていた。
面接をしていても「福祉で働きたい!」と真剣に取り組む人が多かったように思う。


現在は当時となんか少し違うかな…


介護保険の報酬を削減され介護事業者がつぶれる…高齢者は増加…認知症の人も増加…現在の社会情勢は変化した。
更に、人手不足…3K職場…大変な仕事…等々、言われるようになった。
あの頃に比べて、暗い印象が蔓延している…希望すら見えない…
面接に来る人も、なんとなく人に褒めてもらえる…他の仕事に比べて就職しやすい…資格がなくても就職できる…等々安易に来る人が多い印象。


こうも雰囲気って変わるのかね…


もう事業所や施設を増やすのを止めたらどうかと思う。
上限のある介護報酬は、民間企業にとっては、事業を拡大するという選択肢しか営業実績を上げられない。
事業所が増えれば、必然的に人材が必要になる。現状の日本では人手不足でもある。外国人や福祉機器などに頼ると言うが、その導入は2025年問題までに間に合うのか??


北欧のように、全て国の管理下に置いてしまったほうが良いのではないか。
そして、介護職員を公務員化して、いろんな施設に派遣するようにしたらいいんじゃあないのかな?
職員の待遇も人手不足も解決すると思うんだが…

処遇改善加算なんか、職員に本当に回っているのか怪しい事業所もあるよ。福祉法人の中には、儲けている法人さんもあるでしょう。これ以上私腹を肥やさせないで、現場職員に還元するには介護の公務員化だと思う。

このまま、事業所や施設を増やしても人員が不足するのは目に見えている。
だったら、限りある人材を効率よく待遇も安定させて運用した方が良いと思う。