高楊枝MIND

『武士は食わねど高楊枝』 そんな気概をもって生きて行きたいです。

「仮免許」という、うすっぺらい覚悟

2010年12月13日 04時42分01秒 | 
介護支援専門員になったばかりの人が、「まだ、なったばかりだから」「仮免だから」と言う。気もちは分るがあまり言って欲しくない。
その人の仕事に対する覚悟がうすっぺらく見えてしまう。

試験に合格して、研修も終わり、現場に出てきたら、もう介護支援専門員です。

利用者に仮免だから勘弁してとは言えないでしょ。私が利用者なら、初っ端からこんなことを言われたら不安です。

言ってしまう人はいるでしょうが…。

やはり、現場に出たら専門職です。

試験に合格した人は、経験年数の条件を満たし、介護支援専門員になるだけの経験があると認められ、更に試験に合格することで、介護支援専門員としてのさしあたっての知識も水準に達していると認められ、実務研修を修了することで、実務を行う能力を認められたということです。
実務研修の不足感はありますが、そこは自身でカバーするしかない。甘えてはいられない。また、それだけの力がある人たちと言うことでもあります。


・………………


あんまり、言葉の揚げ足はとりたくはないんだけど、………

菅さんが自身の後援会会合での発言で「半年たった。これまでは『仮免許』だったが、これからが本番で、自分の色を出していきたい」と決意を語った。」と出席者に挨拶したという。


発言の意図は分らんでもないが、仮免って…


民主党政権となってしばらくして、「まだ政権担当したばかりだから~」なんて話を民主党議員やその支持者、マスコミが言っていたが、どうかと思う。

この時点でどうかとも思っていたが、今回、国のトップがこんな発言を本当にしたのであれば、とても悲しい。


今まで仮免気分で国を運営してきたんでしょうか?


菅さんには、今までの人生でさくさんの経験があるはずです。政治家以前の経験は勿論のこと、政治家としての経験、ましてや、大臣経験もあります。これだけの経験から党として首相に選任されたのですから…


首相は、今までの経験とは別次元かもしれません。しかし、仮免許などというべきではない。その人の覚悟がうすっぺらく見えてしまいます。
国のトップは覚悟を持って欲しい。決して、仮免で失敗を許されるような仕事ではない。そんな軽口を言うべきではない。