高楊枝MIND

『武士は食わねど高楊枝』 そんな気概をもって生きて行きたいです。

通所介護

2005年07月26日 05時59分55秒 | 仕事
介護保険前、私は通所介護の指導員(今はあまり指導員って言わないなあ。相談員かな。)をやっていた。当時はお年寄りが一日5~6人で、スタッフが4~5人居た。マンツーマンに近い状態だった。上司も「そんなに人数増やす必要はない。増やしても増やさなくてももらえるお金はあまり変わらんから」と言っていた。介護保険が施行されて半年後。同じ上司は、「一日最低20人は来てもらわないと困る。営業しろ!」と変わった。介護保険前の方が、いろんなことができたように思う。高速使って、遠出したり、頻繁に外出したり・・・。でも、介護保険後は、高速料金は利用者から徴収し、施設内でサービスを提供するよう指導されたり・・・。なんだか、やりづらくなった。何をやるのも利用者負担。まあ、今となっては当たり前なんでしょうが・・・。措置で生きてきた私はどーも合点がいかない・・・。お金がある人も、ない人も、1割負担は同じ。プラスアルファのお金も同じ。そうなると、何か行うにして二の足を踏んでしまう・・・・。介護保険は、ほんとーに良かったんだろうか・・・。

ボランティア

2005年07月16日 17時06分08秒 | 仕事
『ボランティア』ってなんでだろう。この仕事に就いて、よく言われるのが、「この仕事は、ボランティア精神がなければできませんよねえ~云々」という話。福祉の仕事はボランティア精神がなければできないんだろうか・・・。私は、ボランティアを否定する気も肯定する気もない。しかし、福祉の仕事に就くからと言ってボランティア精神が必要とは思わない。とはいえ、ボランティアをしてる人はやっぱすごいなあ~と思ってる。ボランティアの人が施設に来ていろいろ手伝ってくれるのはありがたい。人での少ない中、非常に貴重な労働力です。また、ボランティアは福祉の現場だけにあるものでもない。「道端でごみを拾ってゴミ箱に捨てる」ってのも、ボランティアだと思う。福祉の現場がことさらにボランティアを発揮する場でもない。むしろ、福祉の仕事はボランティアを求めることを慎まなければならないとさえ思うことがある。ボランティアで、人員が少ないことを補おうとしたり、職員にボランティアを強要して、残業を強いたり・・・。一般の人も経営者も実際に福祉の現場で働いている人も、あまり、勘違いしないほうがいい。福祉の仕事は尊い仕事であると・・・。仕事に貴賤はない。どんな仕事もすばらしい。私は人と接する仕事が好きだったので、この仕事をしている。この仕事が、ことさらに尊いとも思わない。ただ、プロとして仕事はしたい。今日も私は時間通りに仕事を終わらせて帰る。