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保守記事.283-5 これでも悪びれていない件

2008-05-29 09:52:43 | 記事保守
船場吉兆廃業 甘い経営、財界も見放す(産経新聞) - goo ニュース

 船場吉兆が廃業を決めたことについて、常連客も多い関西財界は「仕方のないこと」と冷静に受け止めた。食品表示偽装発覚後の経営再建中にもかかわらず、 料理の使い回しも新たに発覚。「本当に食文化を大切にしたいという気持ちがあったのか。これでけじめがついたのでは」(小池俊二・サンリット産業社長)と いう声に代表されるように、その経営姿勢の甘さと企業体質を指摘する声が相次いだ。

 偽装発覚当初は、関西財界からは厳しい批判の一方で「経済界でも(再建を)応援したい」(財界関係者)という声が上がるなど、なじみの深い老舗を応援す る動きもあったという。ところが、料理の使い回しの事実が発覚したことで、支援を考えていた関西財界にとって2度目の裏切りに愛想が尽きた格好だ。

 大阪商工会議所の野村明雄会頭は「本当に落胆、失望した。残念という気持ちを通り越している」と発言しており、事実上、船場吉兆を見限るような態度を示した。

 関西財界人にも「使いやすい店」としてなじみ深かった船場吉兆だったが、その歴史はあまりにも後味の悪い形で閉じられる。

                   ◇

 ■のれん分け後、独自路線

 吉兆は昭和5年、神戸市内の料理屋の跡取り息子だった故・湯木貞一氏が独立し、大阪市西区に小料理店「御鯛茶処・吉兆」を開いたのが発祥。茶懐石の精神 を盛り込んだ独創的な料理を世に送り出し、日本を代表する高級料亭へ急成長を遂げた。その功績が評価され、貞一氏は昭和63年には料理人として初めて「文 化功労者」にも選ばれている。

 その後、貞一氏の1男4女が店を継承。一人息子だった長男には大阪・高麗橋の「本吉兆」(大阪市)、料理人と結婚した4人の娘は、長女夫婦から順に「東京吉兆」「京都吉兆」「船場吉兆」「神戸吉兆」とのれん分けし、平成3年に株式会社として独立した。

 5社はともに「吉兆」の名前で営業しながら、直接の資本関係がなく経営方針や価格設定などは、それぞれの会社で独自に決めていた。今回、廃業方針を決め た船場吉兆は平成7年、若者が集まる大阪・心斎橋のファッションビル「OPA」内に新店をオープンさせたほか、16年には外部発注で総菜や菓子の販売を始 めるなど、グループ内でも独自の経営路線を示す存在だった。

<船場吉兆>廃業 老舗の誇り失い 女将「断腸の思い」/市民「当然」


 「断腸の思いで廃業します」。28日、再建を断念して廃業することが明らかになった料亭「船場吉兆」(大阪市中央区)。女将(おかみ)の湯木佐知 子社長(71)は会見の冒頭、用意していたコメントを読み上げ、深々と頭を下げた。牛肉などの産地偽装、食べ残し料理の使い回し……。「食の安全」を軽視 した消費者不在の経営が、一流ブランド店を閉鎖に導く結果となった。

 「食品の安全に対する信頼を裏切ったことを深くおわび申し上げま す」。創業者の故湯木貞一氏の娘で、女将の佐知子取締役(当時)と喜久郎取締役(同)は昨年12月、一連の食品偽装問題の改善報告書を農水省近畿農政局に 提出した後の会見で、深々と頭を下げた。また、佐知子取締役は「父から『おまえは何ということをしたんだ』としかられると思う。反省しています」と涙ぐん だ。

 しかし、隣に座った喜久郎取締役が報道陣から質問を受けた際、「頭が真っ白になっていた(と言いなさい)」と答え方をささやいて指示するなど、したたかな一面も見せていた。

 今年1月の営業再開時には、佐知子取締役が新社長となる体制を発表。その後、店内では佐知子社長が座敷で客をもてなし、信頼回復に努める姿を見せていた。

  再開後の営業は順調なように見えたが、5月に入って、船場吉兆本店で、客が食べ残した「アユ塩焼き」などの料理を別の客に回していたことが発覚。取締役で もある山中啓司料理長が店前で会見し、正徳前社長の指示だったことを認め、「かい性がなく、前社長の指示を断れなかった」と謝罪した。

 その後、使い回しは博多店(福岡市)、天神店(同市、既に閉店)、心斎橋店(大阪市、同)でも行われていたことが判明。

 佐知子社長は次から次に出てくるウミについて、「隠したという思いはない。(営業再開して)新しい体制で動いていて、考えが及ばなかった」と釈明に追われていた。

 ◇挽回の余地ない

  船場吉兆が廃業することについて、新聞(しんもん)詠み河内音頭家元の河内家菊水丸さんは「人情に厚い大阪人は再開をもう一度応援してあげようとしていた のに、店は料理の使い回し問題で再び客を裏切ってしまった。ここまで来ると挽回(ばんかい)の余地はない。廃業は当然のけじめだ」と話した。

  作家の難波利三さんは「廃業は大阪の食文化にとっては大きな損失だが、料理の使い回しが発覚した時点でもうだめだと思っていた。最初の時点ですべてを明ら かにし謝罪しておけば、廃業にまで追い込まれることはなかったはずで、事後処理も悪過ぎた。のれんに誇りがなく、もうけばかりに走った結果だ」と突き放し た。

 ◇「客大事にしてほしかった」

 廃業方針が決まった船場吉兆本店は28日朝、出入り口の扉が閉め切られたままで、従業員の出入りはなく、ひっそりと静まり返っていた。店の前には、報道陣約40人が詰めかけ、通勤途中の会社員らが、足を止めて様子をうかがっていた。

  大阪府寝屋川市の男性会社員(42)は「当然の結果」と厳しい口調。また、大阪市平野区の女性会社員(62)は「自分たちの利益ばかり考えず、もっと客を 大事にしてほしかった。大阪の誇りやったから、もったいないと思う。また一つ、老舗が消えると思うと寂しい」と話した。

保守記事.283 どうしたもんだか
保守記事.283-2 これで、おしまい?

保守記事.283-3 偽装って、レベルじゃねえぞ!
保守記事.283-4 これでも、つづけるんだろうなぁ


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