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保守記事.44-6 もう、ない

2008-04-16 11:17:14 | 記事保守

神岡鉄道 500人ウォーク 

2008年04月13日

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 さびたレール、朽ちかけた枕木、ゴロゴロした敷石、真っ暗なトンネル――。神岡鉄道の廃線を歩く初めてのイベント「枕木ウオーク」が12日、飛騨 市神岡町の旧駅の奥飛騨温泉口―神岡鉱山前間(往復5・6キロ)であった。気温12度。沿線の桜の開花には少し早かったが、代わりにスイセンやコブシの花 が参加した約500人を出迎えた。線路の感触も風景も楽しんだ参加者らは「枕木とレールだけはせめて残して」と話していた。
 鉄道の存続を希望していた地元有志が線路の価値を見直してと企画。参加者らは午前9時、旧奥飛騨温泉口駅前で受け付けを済ませ、それぞれのペースで線路 を歩き始めた。途中のトンネルは懐中電灯で足元を照らした。年配の夫妻もいれば、3歳で歩いた子も。子犬を連れた家族もいた。
 飛騨市古川町の山越正男さん(73)は妻孝子さん(71)と参加。絵手紙が趣味の孝子さんは旧駅舎や渓谷の風景などをスケッチしながら歩いた。正男さん は「線路をつくった苦労を思えば、なくさないでほしい」。同市神岡町の保育士谷上由起子さん(35)は1歳の子を背負い、5歳の真奈美ちゃんを連れて「ふ だん見慣れない景色を楽しめた」と満足そうだった。
 運行最後の日の06年11月30日、仲間と記念乗車したという富山県高岡市の女性(70)は「あの時の車窓からの眺めが忘れられない。桜には早すぎたけど、トンネルが楽しかった。トンネルを歩くなんて体験、この年で初めて」。
 飛騨市の井上久則市長(58)も参加。1時間半かけて往復し、「歩きにくかったが、いい運動になった。こういう形の有効利用はいいと思う」と話していた。
 廃線跡を利用する企画としてはGWの5月3~6日の4日間、同じ区間をレールの上を走れるマウンテンバイクで走るイベントがある。参加費千円。申し込みは飛騨市観光協会(0577・74・1192)へ。

【過去記事】保守記事.44 よみがえるか?
保守記事.44-2 踏ん張れるか?
保守記事.44-3 よみがえるか?
保守記事.44-5 よみがえった!


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