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保守記事.194-4 Back in the USSR!

2007-10-22 10:19:56 | 記事保守
日露関係 専門家に聞く「領土問題…最低の状態」(産経新聞) - goo ニュース

 ■日本側のロビー活動必要

 ロシアでは日本食や日本映画といった文化面での関心は高いが、外交面ではプーチン大統領が北方領土問題で厳しい発言を繰り返すなど日露関係は冷え切って いる。こうしたなか、ラブロフ外相が23日に来日、高村正彦外相はじめ政界、経済界の要人と会談する。一連の会談でも議題は経済問題が中心となりそうだ。 来年3月の大統領選を前に、2000年から7年半のプーチン政権下での日露関係の評価と今後の対応について、日露3人の専門家に話を聞いた。

 ■領土問題

 国際日本文化研究センターの木村汎・名誉教授は、05年9月に、プーチン大統領が「4島に対するロシアの主権は第二次大戦の結果で国際法によって確定さ れた。交渉する意思は一切ない」と発言したことをあげ、「現在の日露関係は最低水準にある」と位置づけた。そのうえで「プーチン大統領は『領土保全』を第 一義に掲げる大国主義の確信犯。この問答無用の態度はソビエト時代へと先祖がえりをとげるものだ」と批判した。

 起訴休職外務事務官、佐藤優氏も現在の日露関係は「東西冷戦終結後、最低の状態にある」という。「05年のプーチン大統領来日では北方領土に関する合意 文書さえ作成されなかった。昨年は北方領土海域で漁民が銃撃を受けて亡くなったほか、バナナのたたき売りのように領土2分割論や3島返還論などの妥協案が 噴出。日本の外交能力の地盤沈下が起こってしまった」と、対露外交の不全ぶりを指摘した。

 ■経済協力

 在日経験の長いイタル・タス通信のワシーリー・ゴロブニン東京支局長は「日露双方の政界で、領土問題解決のための関心は薄れている」との認識を示しなが らも、「だからといって、日露関係の悪化を意味しない」と楽観的だ。同氏は「ロシアの経済発展にあわせて日本企業はロシアに対する投資を活発化させ、資源 開発分野でも協力が進んでいる。日露の経済活動がようやく、多国間に見られるような自然な状態になったことは評価できる」

 一方、木村氏は03年に合意した貿易経済分野の協力や文化交流の進展を盛り込んだ「日露行動計画」について、「ロシア側の好む分野の協力だけを、いいと こ取りされる危険に対し歯止めをかけていない。太平洋パイプラインの熱心な誘致に見られるように、日本が島よりエネルギーを優先する国との印象を作り出し たことは失態だった」と述べ、日本政府の対応を批判した。

 ■関係改善

 日露関係の打開策については、ゴロブニン、佐藤両氏がそろってロシア政界での日本側のロビー活動の重要性を指摘している。ゴロブニン氏は「中国に比べ、 日本はロシア政界とのパイプが細い。ロシア政界に日本ロビーが誕生すれば、質的な発展に結びつくはず」という。佐藤氏も「来年の大統領選後も権力の中心に プーチンがいることは明らか。北方4島は日本領であるという原則を堅持しつつ、プーチン側近に食い込むようなロビー活動を展開させなくてはならない」と述 べた。

 これに対し、木村氏は「ロシアはエネルギー大国から脱し、機械、IT産業への移行を図る産業構造転換を唱えている。日本をモデルと仰ぎ、協力を必要とし ている」と分析。今後の対応について「毅然(きぜん)として4島返還要求を堅持する限り、ロシア側からすり寄ってくる時期が訪れるに違いない」として原則 を守る必要性を強調した。

76歳ゴルバチョフ氏、改革になお意欲 社民同盟議長に

2007年10月21日20時29分

 ソ連でペレストロイカ(改革)を進めたゴルバチョフ元大統領(76)が20日、ロシア政治の改革をめざす団体「社会民主主義者同盟」の結成大会で議長に 選ばれた。就任演説で「議会は一党のほぼ支配下にある。左派の理念も自由主義も取り込んだ幅広いものとするべきだ」と現状を批判し、本格的な政党へ育てる 意欲を見せた。

 結成大会には、経済学者で元モスクワ市長のポポフ氏(70)や劇作家シャトロフ氏(75)らペレストロイカを支えた論客も多数参加。 「権力党による国の行政的、イデオロギー的資産の独占を排し、ロシアに真の複数政党制を確立する」との宣言を採択した。元闘士らが「改革」の再生を試みる 社会運動体となる。

 一方で、ゴルバチョフ氏はプーチン大統領に「ロシアの混乱を収束し、安定させた」とこれまで通り高い評価を語った。改革、保守両派の間で絶えず揺れ動いたソ連指導者時代の「中途半端さ」も健在な様子だ。

【過去記事】保守記事.194 さすが、大国!
保守記事.194-2 まだ、広げるか!
保守記事.194-3 Back in the USSR!

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