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保守記事.243-2 こどもらの歌声

2012-07-03 11:58:51 | 記事保守

ハンセン病療養所に初の認可保育園 待ちわびた子どもの声 東村山・多磨全生園

2012年7月2日 朝刊

 

 東京都東村山市にある国立ハンセン病療養所「多磨全生園」内に保育園が完成し、一日に開園した。国の政策で子どもを産み育てることができなかった高齢の入所者たちは、園内に子どもたちの声が響く日を心待ちにしていた。

 二〇〇八年六月にできたハンセン病問題基本法で、療養所を地域に開放するため施設の誘致が可能になった。全国十三カ所の療養所で、保育園設置は熊本県の菊池恵楓園に次いで二カ所目だが、認可保育園では初めて。

 全生園では住民との交流を深めようと、入所者自治会が掲げる将来構想に保育園設置を盛り込んでいた。近くの「花さき保育園」が移転し、二日から園児百二十四人が通う。

 全生園の入所者は二百五十人で、平均年齢は八二・七歳。一日の開園を祝う会で、佐川修自治会長(81)は「私たちは子どもを持つことが許されな かったが、人生の残りの時間を子どもたちの声を聞きながら過ごせる。今日から園の新しい一ページが始まる」と、声を詰まらせながらあいさつした。

 出席した小宮山洋子厚生労働相は「国の政策で地域と隔離され、どんな言葉でおわびしてもしきれない。子どもたちの笑顔の花がたくさん咲くよう祈念します」と述べた。

 祝う会の後は、園児や地域の親子を集めたコンサートも開かれ、真新しい園舎に子どもたちの元気な歌声が響いた。

 園舎は鉄筋コンクリート三階建て。窓が大きく開放的な造りで、入り口のそばに広い交流スペースがある。外から子どもたちの様子を眺められるよう、窓に面した場所にはベンチを設けた。



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