ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

日本100名城巡り No.14 水戸城 

2011年04月13日 | ウマさんの「日本100名城」巡り
2011年4月13日(水)


この日は、徳川御三家の一つ「水戸徳川家」の居城で、日本百名城のひとつ「水戸城」を訪問した。

水戸駅北口を出てすぐ右側に、水戸黄門様一行の銅像が迎えてくれた。
黄門様の左が助さん、右側が格さんである。


駅前を通っている国道50号線を三の丸2丁目方向に向かう。


三の丸2丁目交差点で国道50号線から国道51号線に変わる。
それに沿って行くと、すぐ右手に水戸黄門神社がある。
水戸黄門光圀(義公)生誕の地として、水戸市の文化財に指定されている。


水戸光圀は、初代水戸藩主徳川頼房(徳川家康の第11子)の第3子で、寛永五年(1628)に家臣三木仁兵衛之次の屋敷で生まれた。
身分を隠し4歳まで三木家の子としてここで養育された。
(東日本大震災の影響で、あいにく中には入れなかったため、塀の外から撮影)


国道51号線を少し進むと、途中から左手に水戸城跡通りになる。
水戸城跡通りの正面の建物は水戸第三高校だ。


水戸城跡通りの右側は、堀跡があるが、現在はJR水郡線が走っている。


水戸第三高校を左手に見ながら水戸城跡通りを進むと、右手に旧本丸跡(現水戸第一高校)への橋が架かっている。
この橋の下をJR水郡線が走っていることになる。


”学校関係者および城郭見学者以外は入場禁止”となっているので、さらに進むと、
旧水戸城の現存するただ一つの建造物、薬医門がある。
永らく城外に移されていたが、昭和56年に旧本丸の入口に近い現在地に移築された。
実に堂々として威厳があり、水戸徳川家の城門に相応しい。
その風格からみて橋詰御門で本丸の表門と考えられるとのこと。


水戸城跡通りに戻って道なりに進む。
県庁が移ってしまったせいか、通りは車も少なく静かだ。


旧二の丸跡(現水戸第二中学校)の校庭にそびえる推定樹齢400年の2本の大椎(スダジイ)。
案内によると、環境庁刊行の「日本の巨樹・巨木林」にも掲載され、我が国の森林・巨樹の象徴的な存在として、
かけがえのない価値を有する巨樹の一つに位置づけられている
、と記されている。


大椎の道路を挟んだ反対側には、水戸城三階櫓跡の碑があった。
明治5年(1872)の火災では残ったが、昭和20年の戦災で焼失してしまった、とのこと。
何とか復元して、水戸城らしさを見せて欲しいものだ。


水戸第二中学校の前に安積澹泊(あさかたんぱく)像が建てられている。
『水戸黄門漫遊記』の黄門のお供役の格さんは、安積覚(澹泊)をモデルにしたものだ。


安積澹泊は、2代藩主徳川光圀のもとで「大日本史」編纂の中心的役割を果たした学者である。


『大日本史』編纂の地を記す碑
この地に『大日本史』を編纂するために置いた彰考館があった。


常陸水戸藩初代藩主徳川頼房公の像
徳川頼房は徳川家康の11男で水戸徳川家の祖となった人物である。
徳川光圀(義公)は徳川頼房の3男だ。


大手橋


大手橋の下は水戸城の旧二の丸と旧三の丸を分ける空堀だったが、今は道路になっている。


大手橋を渡ると、旧三の丸(現水戸弘道館)の正面だが、その前に徳川斉昭(烈公)像が建てられている。
徳川斉昭は水戸藩第9代藩主で、弘道館、偕楽園を建設したことで知られている。
斉昭公の七男、七郎麻呂(徳川慶喜公)は、徳川幕府第15代将軍。


水戸弘道館


東日本大震災で休館となっていたが、100名城のスタンプは事務所で押すことが出来た。


水戸弘道館の塀の瓦は崩れ落ち、無残な姿を晒していた。


裏の門の壁は剥がれ落ちて見る影もない。


弘道館裏の鹿島神社の碑も傾いた状態のままになっている。


国道118号線沿いは桜が今まさに満開であった。


国道118号線から旧県庁三の丸庁舎を望む。


旧県庁三の丸庁舎へ通じる入口の両側は空堀になっている。


水戸城は石垣によらず土塁や堀跡などで築城されていることが良く分かる。
これらの空堀や土塁跡は県の文化財に指定されている。


幕末の水戸藩医本間玄調(棗軒)像
水戸弘道館医学館教授となってからは、講義・治療・著述などに活躍し、水戸藩医政の第一線を担った。
多くの人命を救ったことから徳川斉昭よりという名を賜った。


水戸市立三の丸小学校の校門
城門をアレンジした歴史を感じさせる門だ。


本丸、二の丸、三の丸を駆け足で巡り、往時の水戸城を偲ぶことができた。
地元でもあることから、機会があればまた訪れることにしたい。


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