２０１０四国巡礼の旅 第２日目（後半）

2010年4月13日（火）


第七十五番 善通寺（ぜんつうじ）
第七十四番甲山寺から歩くこと約１時間、第七十五番西院裏の駐車場に着いた。
善通寺山門（東院）は駐車場から善通寺の広大な境内を通り抜けて５分ほどのところにあった。
善通寺山門

　　　　　　山門脇の見取り図を見て、あらためて善通寺の広さに驚く。
　　　　　　本堂は東院に、太子堂が西院にと分かれている。
　　　　　　
　　　　　　　　　　　　山門をくぐると、左手に大きな楠木があった。見事な枝ぶりの古木である。
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　右手には、立派な五重塔がそびえている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　本堂には参拝者が絶えない。
　　　　　　　　　　　


こちらは、太子堂がある西院の仁王門である。
太子堂にこのような立派な仁王門があるのは、弘法大師の出身地である善通寺ならではであろう。

太子堂

　　　　　　　太子堂内部は金色に輝いていた。
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　太子堂のお参りが済んだら、戒壇めぐり（500円）をお奨めしたい。
　　　　　　　　　　　　　　　中は一寸先も見えない真っ暗闇であるが、仏様のありがたい”お言葉”が聞ける。
　　　　　　　　　　　　　　　


昼時をとっくに過ぎ、お腹が空いてきた。
四国讃岐とくればうどんである。善通寺近くのうどん屋に入った。
かき揚げと海老天のぶっかけうどんと親子丼で〆て800円。
ちょっと食べ過ぎた。親子丼は余分だった気がする。



第七十六番金倉寺（こんぞうじ）
善通寺近くのうどん屋で遅い昼食を済ませ、ＪＲ土讃線を渡り、伊予街道を約２間ほど歩くと金倉寺に着いた。
この頃になって脚に大分疲れが出てきた。朝から２０数キロ歩いたことになる。
金倉寺仁王門
　　

金倉寺本堂


次の七十七番道隆寺に向かう遍路道沿いに、鬱蒼とした木々に囲まれた神社が見えてきた。
「葛原正八幡神社社叢」である。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　田園の中にあり、昔は「森八丁、池八丁」とも言われ、鬱蒼とした森を形成していたそうである。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


第七十七番道隆寺（どうりゅうじ）
金倉寺から１時間１０分ほどで道隆寺に到着した。
道隆寺仁王門


道隆寺本堂（正面）と太子堂（右）

多宝塔が本堂と太子堂の裏に建立されている。


道隆寺のお参りを済ませたところで、１６時を少し回っていた。
次の七十八番郷照寺までは約７Kmあり、歩くと２時間近くかかる。
できればこの日のうちに郷照寺まではお参りしておきたい。
脚も疲れているので、ここは車で行くことにした。


第七十八番郷照寺（ごうしょうじ）
郷照寺の山門が工事中のため、宇多津町役場の駐車場を案内された。
寺から500mほど離れることになり、納経時刻に間に合うか心配されたが、ここは素直に従うしかない。
宇多津町役場の駐車場に車を停めて、郷照寺へ急いだ。


郷照寺の本堂

太子堂は本堂横の石段を登ったところにある。
夕方５時に迫っていたためか、団体さん一行が慌しくお参りをして立ち去っていった。
二人同一行動が望ましいが、太子堂へのお参りだけは私一人だけが行い、同時並行して納経はかみさんが済ませた。
この方法だと納経がスムースにいくので都合が良い。


納経を済ませた後、二人でゆっくりと太子堂横の万躰観音洞を見て回った。
入り口から緩やかな坂になっており、中には金色の観音像がびっしりと並べられていた。
壮観である。


社務所裏には美しい庭もあるので時間に余裕があれば見ておきたい。


郷照寺の鐘楼はちょっとした高台にあり、なかなか見晴らしが良い。

瀬戸大橋方面を望む。


この日の参拝はこれで終了である。
夕食に骨付鳥で有名な丸亀市内の「一鶴」で骨付鳥を買った。
キャベツも付いている。
タレがよく染みて美味しかった。ワインにはぴったりだ。




文字数の制限があるため、この日（２日目）は前半と後半に分けて記述しています。
前半はこちらでご覧下さい。


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