ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

「関東ふれあいの道」(東京)No.1 「湖のみち」(その1)

2012年03月11日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2012年3月11日(日)


ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、
これまでは主に茨城県の「関東ふれあいの道」を歩いてきたが、
仲間の誰からともなく『他県の道を歩きたい』という声が上がり、
東京都の「関東ふれあいの道」を歩くことを企画した。

東京都のコースを選んだのは、コース数が一番少なく、電車・バスの便も良さそうだったし、
茨城からでも何とか日帰りで行けるのでは、と思ったからである。

本年1月中旬、東京都へ「関東ふれあいの道」のコース地図を送ってもらい、準備を開始。
東京都のコースは7コースからなり、全てが山の尾根歩きで距離もかなり長かったため、
最初の案では尻込みする人が続出。
そのため、あるコースを2回に分けたり、重複する区間(高尾山口から小仏城山)の2回目は
省略するなど、参加し易いようアレンジした。

最初は数人集まれば、と思っていたのだが、次第に希望者が増え、最終的には18名にも
上る状況となった。

第一回目のこの日は、コースNo.1「湖の道」の半分を歩くことにした。
相模湖からバスで千木良(ちぎら)まで行き、千木良から小仏城山を経て
高尾山口までを歩こうと言うものである。

日曜日にしたのは、ホリデーパスが利用できるからとの単純な理由だが、
ホリデーパスは3月11日が最後で、次週からは「休日お出かけパス」に名称を変え、
料金は2,600円となり、実質300円の値上げのようなものである。

この日は10名が参加することになった。
第2回目からはもっと増えるのは確実で、世話役としては嬉しい悲鳴を上げたくなる状況である。

荒川沖を朝一番の電車に乗り、山手線で上野から東京へ。
東京駅の中央線ホームへ向かうところ。


東京駅1番線ホームで中央線快速高尾行きを待つ。


ホーム向かい側は、東京駅の改修工事が行われており、その一部が垣間見える。
完成は平成24年6月10日の予定とのことで、今から楽しみである。


中央線車内は日曜日の7時前ということもあって、空いていた。


高尾で甲府行きに乗り換え、次の相模湖へ到着したのは、8時10分。
うまい具合に神奈中三ヶ木行きバスが待っていた。


相模湖駅前からほんの5分ほどで出発地の千木良に到着した。


千木良バス停近くの空き地で準備体操をして・・・


小仏城山を目指す。


最初に東京都のコースを提案した女性陣が先頭を歩く。


実はここから仏城山までは「東海自然歩道」である。
小仏城山から高尾山口までが「関東ふれあいの道」になっている。


小仏城山への登山口


体調を整え、8時45分、いよいよ登山開始だ。


暫く急な登りが続く。


先導役はこの辺り一帯を知り尽くしたベテランのKさんにお願いした。
一人も落後者を出さないようにと、ゆっくりとしたペースで進む。


お地蔵さんが見守る。
頭の部分のないお地蔵さんをたまに見かけるが、胴体のないお地蔵さんは珍しい。


20分ほど登ると身体が温まってきた。
上着を脱がないと堪らない。


登り坂は次第により急になってきた。


道標に従って進む。


分岐点などには必ずと言っていいほどこのような道標が整備されているので心強い。
地図は持って来なくても良かった。


杉林は管理人の好きな風景の一つである。


上り始めてちょうど1時間、軽い休憩を摂る。
すれ違った人から、『頂上は真っ白だよっ』と聞かされ、
『本当?』と俄かには信じることが出来なかった。半ば半信半疑だ。


休憩後、5分ほど進むと、何やら白いものが。
『やっぱり雪は降ってるんだぁ』
しかし、ほんのちょっぴりで、今にも融けそうな感じである。


次第に雪の量が多くなってきた。
『そこそこ降ってるねぇ』


城山まで0.3Kの地点を過ぎると・・・


結構な雪である。
『良い想い出になるわねぇ』


雪を踏みしめる音が心地良い。


『真っ白って本当だったんだ』
前日降った雪が思わぬプレゼントになったようで、皆さん興奮気味である。


10時08分、小仏城山の頂上が見えて来た。


茶屋の椅子・テーブルもかなり雪が積もっている。
茶屋の主人が雪搔きをやっていたが、今の時期こんな雪は初めてのことらしい。


10時10分、登り始めて1時間30分、小仏城山山頂(670m)の分岐点に到着した。


天狗の木像の後方右側が目指す高尾山だ。


案内板に見入る。
『ここからが”関東ふれあいの道”なんだね』


小仏城山から高尾山は殆ど下りになる。


下りは楽な筈なのだが・・・


雪が解けた跡は泥んこで歩き難いことこの上ない。
ころばないように細心の注意を払って下る。


小仏城山から約10分で一丁平に到着


一丁平からの眺望は今一つだ。


毎週のように高尾山を訪れていると言うK子さんも、
『今日の天気は残念だわねぇ』と同情しきりである。


一丁平園地で体調を整えて・・・


さらにぬかるみの道が続く。
『砂利でも敷いておいてくれれば良いのにねぇ・・・』
『おかげで靴が泥だらけになっちゃったわ』


しかし、そんな状況にも負けず、皆さん元気いっぱいである。


一丁平を過ぎた辺りから次々とすれ違うようになってきた。
『こんちわっ』『こんにちわ~っ』


道が三つに分かれている。


どの道を通っても高尾山へは通じるとのことだ。
K子さんによると両側は巻道で坂が少なく楽だそうだが、真ん中の道を進むことにした。


11時25分、もみじ台のお茶屋を通過。
そろそろ昼時のためか、どこもお客で一杯である。


K子さんによると、天気の良い日はここから富士山が見えるそうだが・・・


高尾山頂へ通じる最後の石段を上る。
けっこう長い階段だ。


11時35分、高尾山頂上(599m)に到着した。
登り始めて約3時間の行程だ。
かなり遅いペースだが、Kさんのおかげで疲れは全く感じない。


山頂は日曜日のため人がいっぱいである。


ベンチは全て塞がっていたが、何とか空けて貰い、弁当を済ませることが出来た。


昼食を済ませ、後は高尾山口を目指して下るだけである。


高尾山薬王院の最上部にある不動堂
もともとは現本堂の位置にあった護摩堂を明治43年頃に移築し、不動堂とした。
建築様式から寛永年間(1624~1643)に建立されたと推定されている、とのこと。


薬王院本社(飯縄権現堂)は、享保十四年(1729)の建立。
江戸中期の社殿建築として組物・彫刻など、希に見る優れた建築との評価だ。


薬王院本社への石段と鳥居


薬王院本堂は、御本尊薬師如来・飯縄大権現様を祀っている。


線香で身体を清めてお参りしていこう。


薬王院仁王門
仁王像が安置されている。


火渡り祭のポスターがあちこちに貼られている。
毎年3月の第二日曜日に高尾山麓の自動車祈祷殿広場にて火渡り祭が行われる。


薬王院山門
堂々たる構えである。


参道にはおびただしい数の寄進者の名札が並んでいる。
『この人あの有名人じゃない?』


男坂の108段の石段を下る。


浄心門
「霊氣満山」という扁額が掛けられている。


たこ杉のすぐ隣に「開運ひっぱり蛸」がある。


たこ杉


『新宿はこっちの方角かな?』


少し晴れ間ものぞく天気になってきたが、この日の眺望はいまいちだ。


ケーブルカーには乗らず、歩いて下る。


ケーブルカー駅から下ること50分、


高尾山ケーブルカー山麓駅に到着だ。


せっかく来たついでに”火渡り式”を観て行こう。
人の列について国道20号を梅の木平方面へ数分進むと・・・


大勢の人が集まっていた。


それにしてもすごい人である。


まだ火渡り前の式が行われているようだが、中の様子は全く見えない。
(両手を伸ばしてカメラを頭上に構えて適当に撮った)


弓で四方に矢を飛ばしている。


背伸びしても殆ど観ることは出来ないし、火渡りの行はなかなか始まりそうにない。
これだけの人が集まっていたんだ、ということを土産話しのタネに引き返すことにした。


京王線高尾山口駅の改札口付近で、靴に付いた泥を落としているところ。
泥んこの靴で電車に乗るのは気が引ける。マナーであろう。


JR高尾駅のホームに天狗の像が建てられている。
朝は乗り替えで気が付かなかった。


ベンチでしばし電車を待っているところ。


神田までの約1時間、雪のことや次回の話しで盛り上がった。
『今日は、朝早くからお疲れ様でしたっ!』



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コメント
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