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『真冬のハンドクラフトウクレレ展』レポート その4

2011年02月24日 | Weblog
まだまだ続きます、各出展者さんのレレ紹介です。

昨日ご紹介した日野さんのお隣は新潟県三条市からご参加の Ukulele University 大森さんのコーナーです。

今回の出展は、渾身の逸品 フライングVウクレレ! もろマイケルシェンカーです。
サウンドはもちろんロック!?



ボディはカーリーメイプル&ウエンジ。
外見では分かりませんが、ブレーシングの構造などもとても凝っています。



もちろんバックも2トーン。



ヘッドにはドーンと貝で装飾。こちらも2トーン。白蝶貝と黒蝶貝かな?



ペグの色にもこだわります。



指板もギラギラカーリーメイプルでしっかりバインディング。
フレットがゴールド色に見えましたが・・どうなのでしょうか?未確認デス。



ロックなフライングVレレですが、座って弾く時は膝を揃えてお行儀良く・・。
こちらが大森さんです。



大森さんは学校の先生。
授業にウクレレ製作取り入れ、作って演奏するだけに留まらず、介護施設へ演奏訪問をするなどの活動をしているそうです。
写真はローリングココナツ37号、38号の記事。お手持ちの方はぜひ再読を!


大森さんの奥はカフェスペースと続きます。
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入り口側へ戻って、今度は左手へ向かいます。


こちらは 岐阜県可児市からご参加 ANCESTOR'S UKULELE 坂井さんのコーナー。

独特の世界観を持つレレ達。ウクレレという範疇に縛ってはいけないのかもしれません。
右端は中西さんのレレ。坂井さんの音作りのお手本だそうです。敬意を込めて展示・・。



その形状からボワーンとした音色を想像しがちですが、それは間違い。
締まった低音から心地よい倍音を含んだ高音へ、美しくメロディを奏でます。
ハワイアンを歌いながらの伴奏には似合いませんヨ!ジャカソロもちょっと違います。



工房から外してきた看板?



それぞれのレレに丁寧な説明が付いています。坂井さんの楽器に対する想いが表れています。
そんな訳で余計な説明はやめておきましょう・・・。


『Papas』







『Antique』







『Hi Vintage』





個人的にはこのレレの音色が最高!!


『Granpa』




展示会中に嫁ぎ先が決まったようです。某プロミュージシャンの元へ・・。



レレスタンドももちろん自作。展示会前日に突貫工事で製作したとのこと。
素朴な味わいながら完成度高し!レレの雰囲気とよく合っていますね。



こういったディスプレイ用の小物もご自身で製作。



見れば見るほど楽しく暖かい気持ちにさせてくれます。



会場で写真を撮らせていただくのを忘れました。
懇親会にて。右のイケ面が坂井さんです。



坂井さんとお話ししていると、楽器作りへの情熱、真剣さがビンビン伝わってきます。
真面目に取組むだけでなく、常に実験や試行錯誤を繰り返しているようです。
今回出展の4本も、見た目は似ていますが、それぞれのキャラクターをしっかり持っています。
使用材の違いによる範囲ではなく、材の個性をさらにふくらませる様な工夫があるのでしょう。
ANCESTOR'S UKULELE 今後、目が離せませんヨ。

坂井さんのブログ ”hajiの、のんびりウクレレ製作記録 ”

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続きはまた明日。