40年前にOAされていた流星人間ゾーンの2大必殺技が額のゾーンマーカー
から発射するプロトンビームと、両腕にミサイル発射管の束が現れミサイルを
連射する流星ミサイルマイトである。
プロトンビームはウルトラセブン以来エースのパンチレーザーなどでも定番に
なったビームランプからの光線技なのに対し、流星ミサイルマイトは他に類を
見ない技だ。
基本的に巨大ヒーローの必殺技は光線技でウルトラマンのスペシウム光線や
セブンのワイドショットのような腕から発射されるシャワー状のタイプか前記した
ようにビームランプから発射されるタイプが基本で、それ以外では八つ裂き光輪
やアイスラッガーにエースのウルトラギロチンのような切断技がメジャーである。
反対に火炎放射や実弾の武器は ほとんど記憶に無いのが実情だから、
よけいに流星人間ゾーンが実弾兵器であるミサイルを高速で連射する流星
ミサイルマイトが目立つのだ。
しかも この武器でゴジラですら単独で倒せなかったキングギドラやガイガンを
倒しているのだから凄い威力だし、ビジュアル的にも迫力満点なので後発の
ヒーローにも受け継がれないのが不思議ではあったが よくよく考えてみると
仕方ない面がある。
つまり素朴な疑問として唐突に両腕にミサイル発射管が出てくるのに違和感が
あるし、ミサイルの装填は どうなっているのかなどという突っ込みどころが出て
しまう。
更にミサイルの発射管を狙われると非常に危険な状態になるなど設定に気を
使わないといけないし、同時期にマジンガーZのヒットからロボットアニメが量産
され始めるとミサイルパンチなどロボットキャラの武器として認識されるので基本
生身のヒーローが使う技ではないという見方になったのではないかと思う。
だからこそ他がマネしない流星ミサイルマイトが今でもインパクトが強いの
だろうが・・・・