"Phil Woods And Gene Quill" Alto×2
チャーリー・パーカーを追いかけていたフィル・ウッズと、ジーン・クイルのアルト・サックス2本での駆けあいで古臭い曲を演奏している。まだ進駐軍(の通信兵?)が街をかっ歩していた昭和30年代はじめの雰囲気は、こんなだったような気がする。この時代の日本人はみんな貧しかったが、ギブ・ミー・チョコレートとかチューインガムなんて言わなかった。そんな時代を感じる音楽である。パーカー派のアルトはアップテンポで演奏するとボロが見えないような感じだね。Dear Old Stockholm は好きな曲なんだけど、アップテンポが進駐軍の兵隊さんを想ってしまい、やっぱりこの曲はスタン・ゲッツに限る。このサックスの駆けあい(アンサンブル)が増えると、Supersax につながるのだろう。
"Phil And Quill" RCA(SPN)NL-45974 Phil Woods / Gene Quil(as) Sol Schlinger (bs) Dave McKenna (p) Buddy Jones (b) Shadow Wilson (ds) 1957 Sax Fifty Avenue / Ready Rudy / Cabeza / Twin Funkies / Rib Roast / High Stepping Bizzes Four Flights Up / Dig Your P's And Q's / Dry Chops In The Moonlight / Una Momento / Pottsville、U.S.A. / Frank The Barber
"Phil Talks With Quill"Exclusive(POT)ERS-101 Phil Woods / Gene Quil (as) Bob Corwin (p) Sonny Dallas (b) Nick Stabulas (ds) 1957/09/11 Doxie I / A Night In Tunisia / Hymn For Kim Dear Old Stockholm / Scrapple From The Apple / Doxie II
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2005/03/26 ものずき烏 記