最近、少しずつ本格的な春の訪れを感じますね。
特に、気温が高くなってくるとふわふわとした気分になってきます。
僕達の住む街の桜ももう少しで咲き始めるところです。
春は別れと出会いの季節ですね。
この季節は新しい環境に身を置くことになることが多いですね。
僕は、今の職場はもう少しで10年になるところですが、
職場内での移動はほとんどありません。
ただ、研修に来る人がいたりすることがあるくらいです。
そう、それは中学2年生の秋のことです。
僕の通学していた中学校は、ちょうど僕が在学中に県内でも有名なとても荒れていた学校でした。
最近知ったのですが、僕達が中学を卒業した次の年に、
文部省の依頼で発表をしたという話を、最近、中学3年生の時の担任の先生から聞きました。
ちょうど中学2年生の時には荒れる原因となった生徒が同じクラスにいて、
毎日毎日気を張って緊張しながら学校生活を送っていたのを思い出します。
そのせいか、第2次反抗期ということもあって僕も情緒不安定でした。
そのため、中学1年生の頃からとてもかわいがってくれていた国語の先生がいたのですが、
どういうわけか受動的な反抗をしていたのを思い出します。
そんな中、秋の大運動会が明日に迫り、前日にその準備を学校全体でしていました。
そして、その日は給食がなかったので、生徒達はみんな弁当を持ってくるようにといわれていました。
しかし、僕はなぜかそのことをすっかり忘れており、
昼食の時間になりみんなが弁当を広げているのを疑問に思いながら見つめていました。
そして、今日は弁当を持ってくるのだということを知り、
その当時は携帯などなかったので、職員室にある公衆電話から友人に10円を借りて
自宅に電話して弁当を持ってきてもらおうとしました。
しかし、家では父も母も会社勤めをしていたので、
自宅の電話口に誰も出るはずがなく絶望的になり教室に帰ることができませんでした。
そのとき、それを見ていた国語の先生がちょうど通りかかって、
「どうしたんだい?」と声を掛けてくれたのです。
そして、事情を話したら、「そういうことか」と云って、
「これは俺の今日の昼ご飯なんだけど」と云って、
コンビニで買ったおにぎりをひとつ僕に渡してくれました。
それを持って教室に帰った僕は、涙があふれそうになるのをこらえて
国語の先生からもらったコンビニのおにぎりを頬張りました。
もちろんひとつだけだったのであっという間に食べ終わりましたが、
その後の時間はずっと胸がいっぱいでした。
その先生に会ったのは、卒業式が最後だったと思いますが、
一度手紙を書いたのはいいものの住所が判らず、その手紙はそのままでした。
その先生も高齢だったから今はどうしているか…
中学3年生の担任の先生だったら知っているかもしれないな…
長くなりましたが、やはり人の温かさというものはいつまでも心に残っているものですね。
だから、僕も温かな人になりたい…
特に、気温が高くなってくるとふわふわとした気分になってきます。
僕達の住む街の桜ももう少しで咲き始めるところです。
春は別れと出会いの季節ですね。
この季節は新しい環境に身を置くことになることが多いですね。
僕は、今の職場はもう少しで10年になるところですが、
職場内での移動はほとんどありません。
ただ、研修に来る人がいたりすることがあるくらいです。
そう、それは中学2年生の秋のことです。
僕の通学していた中学校は、ちょうど僕が在学中に県内でも有名なとても荒れていた学校でした。
最近知ったのですが、僕達が中学を卒業した次の年に、
文部省の依頼で発表をしたという話を、最近、中学3年生の時の担任の先生から聞きました。
ちょうど中学2年生の時には荒れる原因となった生徒が同じクラスにいて、
毎日毎日気を張って緊張しながら学校生活を送っていたのを思い出します。
そのせいか、第2次反抗期ということもあって僕も情緒不安定でした。
そのため、中学1年生の頃からとてもかわいがってくれていた国語の先生がいたのですが、
どういうわけか受動的な反抗をしていたのを思い出します。
そんな中、秋の大運動会が明日に迫り、前日にその準備を学校全体でしていました。
そして、その日は給食がなかったので、生徒達はみんな弁当を持ってくるようにといわれていました。
しかし、僕はなぜかそのことをすっかり忘れており、
昼食の時間になりみんなが弁当を広げているのを疑問に思いながら見つめていました。
そして、今日は弁当を持ってくるのだということを知り、
その当時は携帯などなかったので、職員室にある公衆電話から友人に10円を借りて
自宅に電話して弁当を持ってきてもらおうとしました。
しかし、家では父も母も会社勤めをしていたので、
自宅の電話口に誰も出るはずがなく絶望的になり教室に帰ることができませんでした。
そのとき、それを見ていた国語の先生がちょうど通りかかって、
「どうしたんだい?」と声を掛けてくれたのです。
そして、事情を話したら、「そういうことか」と云って、
「これは俺の今日の昼ご飯なんだけど」と云って、
コンビニで買ったおにぎりをひとつ僕に渡してくれました。
それを持って教室に帰った僕は、涙があふれそうになるのをこらえて
国語の先生からもらったコンビニのおにぎりを頬張りました。
もちろんひとつだけだったのであっという間に食べ終わりましたが、
その後の時間はずっと胸がいっぱいでした。
その先生に会ったのは、卒業式が最後だったと思いますが、
一度手紙を書いたのはいいものの住所が判らず、その手紙はそのままでした。
その先生も高齢だったから今はどうしているか…
中学3年生の担任の先生だったら知っているかもしれないな…
長くなりましたが、やはり人の温かさというものはいつまでも心に残っているものですね。
だから、僕も温かな人になりたい…