TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

自治体がコンビニ営業の深夜規制を検討し始めている

2008-06-30 20:24:34 | 経営全般
 コンビニエンスストアの深夜営業の規制や自粛要請を検討している自治体が相次いでいます。地元群馬県も検討予定している自治体です。東京都は「コンビニは、環境対策への取り組みをアピールする際の格好の象徴。深夜営業には防犯効果もあるが。」とその意味を語っています。

 一方、業界は「年中無休・24時間営業ははコンビニの存在意義で、収入源である。夜型社会の忙しい日本人のニーズに応えようと貢献してきた、また防犯機能の役割も担っていると」と自負しています。

 地元伊勢崎市にも多数のコンビニが営業しています。私の住む地元では下の写真のように、半径2キロの範囲に「セブン・イレブン」、「サンクス」、「セーブオン」が立地しています。







これらのコンビニ立地している場所を考えると、防犯という意味では都心とちがい、あまりその役割を果たしていないように思います。なぜなら、自動車での来客者が大多数だからです。コンビニに誰かに追いかけられて駆け込むというようなことは考えられません。車で逃げればすむことですから。

 私は夜12時以降にコンビニに行ったことはめったにありません。エネルギー多消費の象徴であるコンビニを規制することが環境対策になるなどと言わずとも、夜型の生活スタイルが人間にとって本来の姿でないので変えていこうという主張でいけないのでしょか。

 15年前に中小企業診断士の資格取得の勉強をしている時に、現代の消費者の購買行動の特徴は、消費の広域化、24時間化であるということを覚えています。今はもっとその傾向が進んでいます。これは現象なのですが、ほんとうに消費者にとって、社会にとって望ましいことなのでしょうか。私たちは、すこし立ち止まってか考えなくてはならない時期にきているのではないでしょうか。

老活経営-本気の「団塊」戦力化作戦-日経ビジネス2008.6.30号の記事から

2008-06-29 16:25:52 | 経営全般
 日経ビジネスの特集記事で企業における60歳以上のシニア活用の記事が掲載されています。総務省の「労働力調査」や厚生労働省の「雇用政策研究会」の推計によれば、1990年に730万人だった60歳以上の労働力人口は、2007年には1000万人を超えました。2030年には1270万人に達します。労働力人口に占める60歳以上の割合も1990年の11.5%が2030年に20.6%とほぼ倍増することが予想されています。

 国は急速な高齢化を受けて、2006年に改正高年齢者雇用安定法によって、事業主は、①定年の引き上げ、②継続雇用制度(契約社員などの)の導入」、③定年廃止のいずれかを選択しなければならなくなりました。雇用義務にある年齢は段階的に引き上げられ2013年には65歳となります。企業では92.7%がシニアの雇用確保措置を実施しているいう結果が出ています。国は今後は70歳まで働ける企業の普及を目指す考えです。

しかし、人件費負担の問題や世代交代の沈滞といった課題は残ります。少子高齢化の時代だといっても、若年層の仕事について考えなければ社会に活力は生まれないと私は思います。今のフリーター、人材派遣の問題は企業が中高年の雇用を確保ために若年層の雇用を犠牲にした一面もあると思います。退場すべき高齢者が退場しない定年延長はなにか疑問です。

 コンビにのローソンでは、店舗で働くシニア向けのマニュアルを今まとめているそうです。慢性的なアルバイト不足を補うため、外国人に採用を広げているがそれでも人手不足は解消できないためです。スキルがあまり必要とされない人手不足で足りない業種で大いに高齢者を採用していくべきです。

 スキルがあるからといって重宝して高齢者の能力を活用することは控え目にして、若年層のスキルを育てる視点から若年層の雇用をまず第一に考えるべきだと私は思います。

 定年後も働く意欲旺盛なシニアが今後は多くなると思いますが、60歳を過ぎたならば若年層を道を譲っていくいう意識改革が必要だと思います。今後は労働力不足で高齢者の活用は必要なことでしょうが、高齢者がそれではと、意欲旺盛になるのは、若年層の雇用を奪うことになると思います。

 極端な意見を言いますと、団塊の世代の「老兵は消え去るのみ」という言葉に代表されるようなもう自分たちの時代でなく若者に主導権を渡すべきだという意識改革が、現在の若年層の雇用状況を回復させると私は思ってしまうのです。

連合群馬主催の「非正規フォーラム」に参加しました

2008-06-28 15:45:13 | 雇用・就職
 前橋市総合福祉会館で実施された、連合群馬主催の「非正規フォーラム」に参加しました。内容は、テーマ1「非正規雇用にみる現実と課題」とテーマ2「仕事と家庭の調和について」という2テーマのシンポジウムでした。

 このシンポジウムのコーディネーターは群馬大学社会情報学部の小竹准教授で、パネリストは大塚前橋副市長、星野群馬ヤクルト販売㈱社長、小宮山群馬労働局雇用均等室長、龍井連合本部非正規労働センター長、新井連合群馬女性委員長でした。下の写真がシンポジウムの様子です。



 テーマ1「非正規雇用にみる現実と課題」の討論では、龍井連合本部非正規労働センター長が、急増する非正規比率と働き方のニ極化の進行と非正規雇用問題は社会全体の課題という問題提起で始まりました。龍井氏の話で印象に残ったのは、非正規社員にとっての問題は、低賃金、雇用不安もあるが、自分が必要とされているかという仕事達成感の有無だという指摘でした。
               
 名前でさえ呼ばれない労働者は自分じゃなくてもいいのではないかと感じているのではないかという指摘です。典型は日雇い人材派遣などで働く人たちで、取替え可能な道具のように働かせれている現実があるということです。記憶に新しい秋葉原殺傷事件の犯人が、自分の作業服がないことで、自分などほんとうに必要ないと切れたことを引き合いに出して現代の風潮を述べていました。

 また、経営者代表という立場で参加していた星野群馬ヤクルト販売社長は、経済のグローバル化により、ヤクルトもフランスのダノンの資本が25%が入っており、26人中4人が外国人の取締役であるこを述べていました。必然的に従前の日本的経営はできないことを指摘していました。

 大塚前橋副市長は、かつて言われていた日本全体の中流意識が崩壊した印象だと述べていました。自治体の立場から非正規労働者が増えることは税収に影響すると述べていました。

 小宮山群馬労働局雇用均等室長は、4月に施行されたパートタイム労働法について説明していました。小宮山氏は女性の雇用機会均等支援という行政の立場ですので、非正規の貧困化といった話とはちょとずれるのかなあという印象でした。

 さて、私は今の労働環境の一番の問題は、非正規労働者として働いている人たがいだいている将来に対して夢を抱けない現実だと思います。非正規なのでスキルも身に付かず、不安定な収入で生計を維持している現状では将来への夢も持てないのが当然ではないでしょうか。フリーターで自分に適した道を探すといって、ずるずると正規社員にならないのが悪いという指摘もあります。若者は正社員になっても若者はすぐ辞めてしまうという指摘もあります。

 しかし、若者の甘えや忍耐のなさだけでは非正規雇用の問題は解決しないと思います。百歩譲って若者達の問題であったとしても、その若者達が将来の日本を担うのです。私達は社会全体の問題として対処していかなくてはならないのではないでしょうか。

 テーマ2「仕事と家庭の調和」については、龍井氏が欠席してのシンポジウムでした。、非正規は非正規ですが、共働きで生活に余裕のある家庭の女性の社会進出の問題は、緊急の課題でないという認識なのかシンポジウムの時間も短かったです。下の写真はそのシンポジウムの様子です。



 途中で帰った龍井氏は、どこかで見たことがあると思っていましたら、「朝までテレビ」で格差社会のテーマで行っていた時に参加していた人でした。

 

カインズ伊勢崎店跡地に「いせさきガーデンズ」がオープン

2008-06-27 18:22:45 | 地域産業
 ホームセンターカインズの伊勢崎店跡地に商業施設「いせさきガーデンズ」が書籍販売、CD・DVDレンタルの蔦屋書店の20日のオープンを皮切りに順次テナントが入居してオープンします。下の写真はメイン入り口の様子です。



 下の写真のように、旧カインズだった時の東入り口は、ガーデンズの名前がついているイメージのガーデンテラスが整備されています。



 店舗内部は下の写真のように、蔦屋がすでにオープンしています。店舗面積は伊勢崎市内の平和店1.5倍あるでしょうか、印象では店舗内がゆったりした感じがします。





 店舗内の東側は下の写真のように、まだテナントが入居していない状態です。



 今後は、7月末に衣料雑貨「ハートマーケット」、秋には靴専門店「シューマート」の出店が予定されており、他のテナントはまだ伊勢崎にない業種の入居を予定していて、20店のテナント構成になるようです。

 この地は西部モールの東に立地した場所です。ベイシアグループは今秋の伊勢崎東部SC「スマーク」の対抗手段として、西部モール全体の魅力アップを図るための「いせさきガーデンズ」整備だと思います。

 さて、いせさきガーデンズのテナント戦略は、近隣との競合店の比較購買ができることによる集客ではないでしょうか。この店舗の近隣には下の写真のように、靴専門店「シュープラザ」、衣料品も扱う生活雑貨店「ハンプティダンプティ」、そして「タイムクリップ」が出店しています。
 
 下の写真は、いせさきガーデンズの北に隣接している靴専門店「シュープラザ」です。



 下の写真は、いせさきガーデンズの道を隔てて南に立地する生活雑貨店「ハンプティダンプティ」です。



 下の写真のように、少し離れますが、蔦屋書店と競合する「タイムクリップ」も近くに立地しています。



 それにしても、郊外型小売業の競争は止まるところがありません。ほんとうに激烈です。蔦屋のオープンの影響でしょうか、DVDレンタル料金はタイムクリップは旧作が100円になってました。蔦屋は全品190円でした。

 消費者の購買金額が増加することが期待されない状況での、小売業の過激な競争は淘汰される者が出る結果になります。これも市場経済の宿命なのでしょが、なにか資源の無駄使いがされているような気がします。そしてそんな小売競争に踊らされている自分たちもこれでいいのかと私は思います。

 

今度は中国産うなぎを国産と偽装

2008-06-26 19:35:53 | 経営全般
 産地偽装が次々と明るみにでていますが、今度は「ウナギ」です。大阪の水産物輸入販売会社「魚秀」が中国産ウナギのかば焼き250トン(2,050千匹)を「愛知県三河一色産」と偽装表示していました。そのうち49トンを(390千匹)を水産大手マルハニチロホールディングスの子会社「神港魚類」を通じて販売されたということです。

 魚秀の中谷社長は、神港魚類の担当社員に、口止め料として10,000千円を渡していたというから本当に悪質です。中谷社長は「在庫をさばきたかった。一月から計画した」と謝罪、辞意を表明しました。

 企業のモラルはどこにいってしまったのでしょうか。企業が儲かればよいという風潮の結果が、グッドウィルの人材派遣の問題、ノバの社員積立金の横領、そして今回の魚秀の産地偽装の問題と日を置かずに出ています。

 このような時代だから、私たちは不正を行う企業は厳しく対処して、市場から退場してもらわなくてはならないのではないかと思います。ここで厳しく対処しなければ、日本の将来はぐずぐずになってしまうような気が私はしています。

 

二重派遣問題で「グッドウィル」が廃業する方針固める

2008-06-25 20:58:12 | 経営全般
 ここ10年で、急成長してきた人材派遣大手の「グッドウィル」が廃業することを決定しました。日雇い二重派遣の問題で東京地検公安部はグッドウィルなど4社と幹部ら形8人を職業安定法違反幇助などの罪で略式起訴しました。罰金100万円を納付しました。厚生労働省は有罪が確定すれば派遣事業の許可を取り消す方針です。親会社のグッドウィルグループはこれを受けて、7月末にグッドウィルを廃業する方針を固めました。

 派遣事業の許可が取り消されれば大手では初めてです。グッドウィルグループは事件発覚後、日雇い派遣事業を縮小するとともに事業の売却先を探してきていましたが売却先の見通しはたっていません。グループ再建は前途多難のようです。

 今グッドウィルグループに代表される日雇い派遣業への風当たりが強いです。しかし、その人材派遣業を急成長させた要因は国の施策であり、人材派遣を求めた企業の存在があるのではないでしょうか。政府国は日雇い派遣を原則禁止する労働者派遣法改正案を臨時国会にしますが、時期遅すぎだと思います。

 1985年に人材派遣事業にできました。当初は専門的な業務に限られていた業種が、失われた10年といわれる時代に拡大し規制緩和され、現代の形になりました。
企業は人件費という固定費の変動費化を実施して業績回復をしました。しかし、働く者の環境はよくなったとは思えません。

 私は「キャリアコンサルタント」を学んでいます。この業務も現在の労働環境の変化を背景に生まれたものです。働く者の不透明な将来を支援する、いや自分自身の不透明な将来を設計していくこの業務を絶対にモノにしたいと、今日のグッドウィルのニュースを知り、意を強くしました。

県内4ヵ所目の大型商業施設「伊勢崎東部SCスマーク」建設急ピッチで進む

2008-06-24 19:29:04 | 地域産業
 県内4ヵ所目の大規模ショッピングセンター「伊勢崎東部SCスマーク」の建設が急ピッチで進んでいます。このSCは国道17号(上武国道)と県道伊勢崎桐生線が立体交差する伊勢崎市西小保方町です。敷地面積は約10ヘクタールで、商業施設面積が55,000平方メートルで店舗数は約180店です。各店舗は食料品スーパー「ベルク」ということですから、本当に専門店街のscと言えます。事業主は大手デベロッパーの東京建物です。まだどのような専門店が入るか公表されていませんが、もうすでに決定していると思います。下の写真は急ピッチで進むSC建設です。





 施設ネーミングは公募でして、「AMARK(スマーク)」と決まっています。スマイルとパークをあわせた造語だそうです。建設中の建物に下の写真のようにこのネーミングを掲げています。



 このSCで県内は太田市のイオン、高崎市のイオン、前橋市のけやきと主要都市にそれぞれ1ヶ所できることになります。下の写真は前橋市の「けやきウォーク」です。前橋の買物客を完全に既存の商店街等から奪っているように私は思っています。



 また、前橋駒形駅近くの小屋原町にも商業施設面積は1万平方メートルほどですがオリックスアルファー㈱が事業主となり建設中の商業施設もあります。下の写真はその建設中の様子です。



 それにしても次から次えと大型商業施設ができます。消費者の財布のひもSCができるからといって、年収の増えない現状ではゆるくなるとは思えません。結局はSC間の淘汰競争が生じるのではないでしょうか。大手小売業の過激な競争は私達に何をもたらしてくれるのでしょうか。食料自給率の低いことが問題になっているのに農地を開発してしまい、経済活動最優先で突き進む大手小売業の存在は私達の生活をほんとうに豊かにしてしてくれるのでしょうか。

中小企業庁選出「元気なもの作り」企業の2社は三和工業団地内企業

2008-06-23 19:30:48 | 地域産業
 中小企業庁が「元気なモノ作り中小企業300社2008年版」を発表しました。群馬県からは5社選出されました。その5社の内、2社が伊勢崎三和工業団地に進出している企業でした。

 1つは栄液晶ディスプレイ用偏光版製造の西工業㈱です。この企業の本社は桐生市ですが、三和工業団地内に工場を建設し操業しています。下の写真はその工場です。



 もうひとつの企業は、液晶用ガラスタッチパネル製造の㈱翔栄です。この企業は西工業の工場と道を隔てた隣接地に新工場を建設中です。下の写真は建設中の新工場です。



 ㈱翔栄は、旧東村に本社があります。私は企業訪問で訪れたことがあります。高い技術力を持つ企業です。


 ↓ 株式会社翔栄のHPです。
http://www.shoei-t.co.jp/index.html

 工業団地に進出企業はさすがに現在成長している企業なのでしょう。今回の中小企業庁の選出企業を見て思いました。

  ↓ 中小企業庁の「元気なモノ作り中小企業300社2008年版」のHPです。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/080620mono300sya.htm



 

歴史文化講座-女堀の歴史と現状-の講演を聴いてきました

2008-06-22 17:46:04 | 地域文化・地域資源
 伊勢崎市赤堀歴史民族資料館で開催された、伊勢崎市が開催している平成20年度
歴史文化講座に参加しました。この講座は5回連続で今回のテーマは「女堀の歴史と現状」でした。講師は県職員の飯島氏でした。下の写真は講演の様子です。



 講演の内容は、飯島氏は女堀の取水地は一般に言われている桃木川でなく、利根川だったのではないかと内容でした。その場所は今の群馬大学医学部の地点ではあなかったかという推論でした。私には女堀については、結局は用水路として利用されなかったことと、女堀を赤堀しょうぶ園として利用されているくらいしか知識がないので飯島氏の講演をそうかと思って聞いていました。
 しかし、講演を聴きにきている方は、古文書で女堀を調べており、飯島氏の考えに「わが意を得たり」という感想を述べていました。熱心に研究している方がいるものです。
 
 下の写真は赤堀しょうぶ園となっている「女堀」跡です。今の時期は観光客が訪づれています。



 観光地となっている赤堀しょうぶ園から少し北上して西にいくと下の写真のような史跡の看板が掲げられている場所があります。この位置からはこの堀の様子がよくわかります。後方に見えるのが花しょうぶです。



さらに西に1キロほど行くと、城南工業団地内にも「女堀」跡が見られます。下の写真が城南工業団地内にあるその場所です。この土地は史跡の看板を読むと城南工業団地組合の所有になっています。



 私は郷土の歴史に興味があるので、伊勢崎市が毎年実施している「歴史文化講座」にすべてとはいかないのですが参加しています。そしていつも思うのは、参加者が年配に方しかいないことです。郷土の歴史に若い人は興味などないのでしょうか。しょうぶ園を訪づれる人は多いのですが、女堀という史跡だったことに関心を持つ人は少ないようです。

 私たちの住む郷土の歴史を知ることはなぜかと言えないのですが、今現在を生きている私達の存在を知るために必要な気が私はしているのですが。


 

群馬キャリアデザイン支援講座(キャリア教育編)に参加しました

2008-06-21 20:26:43 | 地域産業
 先週に引き続き、生涯学習センターで実施している「群馬キャリアデザイン支援講座(キャリア教育編)の第2回目に参加しました。今日はワークショップを中心に「若者の心を支えるコミュニケーション術」というテーマで、キャリア開発サポートセンター代表の雫智恵子先生の講演でした。

 先生は、元中学校の先生で、キャリアコンサルタントです。内容は、傾聴を中心にコミュニケーションを行うことに集約され、産業カウンセラーと、キャリアコンサルタントの講習で受講した内容と変わりありませんでした。

 ワークショップは「傾聴」と「要約」の練習です。テーマが①高校時代の思い出、②高校生の時、希望した仕事・希望した理由、③自分の職業経験(楽しかったこと、苦しかったこと)今の高校生に伝えたいこと、④子どもとのコミュニケーションでうまくいかないこと(うまくいかなかったこと)でした。2人でそれぞれのテーマを話し手と聞き役になって練習しました。これは今後、使えると思ったのは聞いた内容を皆の前で話す他者紹介です。これは人の話をしっかりと聞いていないと出来ませんし、要約の訓練には最適だと思いました。

 話はちがいますが、傾聴が大事と耳にたこができるくらい練習してきました。しかし、組織では馬鹿正直に人の話を傾聴し、共感するのでは痛い目にあうのではと最近思っています。上司がまったく傾聴や共感的理解のない人の場合、こちらが傾聴するのをいいことに、一方的に自分の意見を押し付けてくるのではないでしょうか。両者が傾聴や共感的理解があって、上司、部下の関係があってもコミュニケーションができるのだと思います。
 
 「傾聴」は話し手が弱者の場合と、コミュニケーションの対象が対等または上司等の上の場合は双方が傾聴の重要性を理解している場合に意味のあることだと私は思います。

 人の意見など全く聞かず、人の話に耳を傾けない(傾聴しない)上司に対して「傾聴」などするのは単なるお人よしです。この場合はアサーションという技法のほうがいいのだと思います。今日のワークショップに参加してふと思いました。

 下の写真は今日のワークショップの様子です。それにしても熱心な参加者が多いには驚きます。参加者の職業も多彩で、正に生涯学習熱は地道ですが、地域に高まっていることを感じます。



イトーヨーカ堂が農業に参入する

2008-06-20 06:00:28 | 経営全般
 大手スーパーのイトーヨーカ堂は、農業生産法人を設立し農業に参入する方針を明らかにしました。8月に千葉県富里市に設ける法人で、野菜の生産を始めます。今後3年間で全国10ヶ所程度で法人を設立する計画です。

 ヨーカ堂は店頭で販売する農産物の生産を自社で手掛け、国産野菜の扱いを増やし、食の安全をアピールするようです。一般企業の農業参入は、外食のワタミなどが先行し、イオンもコメの委託生産を始めています。いずれの国産農産物を扱うことで「食の安全」をアピールする戦略です。

 しかし、考えてみればヨーカ堂にしても、イオンにしても店舗で販売できる農業生産法人の農産物はわずかな量です。1%にも満たないかもしれません。これって今のところは全くのイメージ戦略にすぎないのではないでしょうか。

 いままで農業の将来のことなど考えずに自社の利益しか考えていなかったのに、「食の安全」が叫ばれだされてから農業に進出して、国内産をアピールするという戦略はせこすぎるのではないかと私は思います。

 国内農業のことをほんとうに考えていたならば、政府の農業生産法人の要件を緩和する以前にいろいろなことを実施していたのでないかと思います。

伊勢崎市都市緑化フェアの赤堀しょうぶ園が今、見所です。

2008-06-19 06:54:08 | 地域文化・地域資源
 全国都市緑化ぐんまフェアは終了しましたが、サテライト会場である伊勢崎市ではリレー方式でイベントをまだ実施しています。6月14,15日は赤堀しょうぶ園でイベントが開催されました。

 下の写真は今が見所の花しょうぶの様子です。



 この赤堀しょうぶ園は散歩コースなのでしょうぶ園の四季おりおりをを見ています。地元の人たちが花しょうぶを手入れして今の時期に備えているのを見てきました。今回は下の写真のように緑化フェアのリレー会場として6月14、15日を迎えました。



今回は下の写真のように観光ボランティア伊勢崎まちガイドの応援もあったようです。



このしょうぶ園は国指定の史跡「女堀」の遺構を利用したものです。下の写真は「女堀」ということがよくわかる場所の写真です。



 「女堀」という遺構がしょうぶ園の名所となっている場所はわたしは魅力を感じます。かつて用水路として農民が掘った「女堀」を地元住民が丹精こめて整備している様子をみると、脈脈と繋がっている郷土を愛する地元住民の心意気を私は感じます。

サンデン合弁会社を子会社する-中南米の生産拠点に-

2008-06-18 07:11:58 | 地域産業
地元企業サンデンがメキシコで現地メーカーと設立した合弁会社を完全子会社化したと発表しました。当面は北米向けに自動車部品を供給しますが、今後拡大が見込まれる中南米での生産拠点と位置付け、販路拡大などにも力を注ぐ見込みです。

 サンデンは伊勢崎市で生まれた地元を代表する企業です。コンプレッサーが主要製品でヨーロッパでではしっかりし市場を固めています。グローバル企業として市場性が見込まれる中南米向けの生産を拡大していく戦略を今回は取ったのでしょう。

 サンデンはグローバル企業ですが、どこか田舎くささを残した企業です。下の写真のように「サンデンフットボールパーク」を作り、地元J2ザ・スパ草津に練習場を貸しています。地元州民として、今後も成長していってもらいたい企業です。


ヤマダ電機が中古車事業に参入する

2008-06-17 20:46:57 | 地域産業
 今日の地元新聞に家電量販店「ヤマダ電機」が中古車事業に参入することが記事になっています。子会社「ヤマダオートジャパン」を設立し、ヤマダ電機の店舗で中古車の買い取りを始めると発表しました。7月に茨城県内の店舗で1号店を設けます。

 ヤマダオートジャパンは今後、自動車展示販売など中古者買い取りのノウハウを持つ業者をFCに募集しチェーン化する予定です。ヤマダ電機は店舗内に設けた施客用ブースを提供します。
 ヤマダ電機は以前から一部店舗で車買い取りなどのサービスを試験的に導入しており、一定の需要が見込めると判断して今回の事業展開に踏み切りました。

 マーケティング的には顧客層は20歳代から50歳代の車で店舗に来店する層なのでこの試みは見込みがあると思います。しかし、独自ノウハウという点では明らかに弱いです。なぜなら家電量販店だからです。資金力とブランド名でFC展開するようですが、事業領域があまりに違いすぎ成功するかは未知数だと思います。

 下の写真は高崎駅東口の本社です。12階立てのこんな本社兼店舗を建築したり、地心に店舗展開を積極的に展開したり、ヤマダ電機の経営戦略は素人にはまったく見通ません。


「けやきウォーク前橋」は1つの街をつくっています

2008-06-16 19:06:44 | 地域産業
 14日にゆっくりと「けやきウオーク前橋」を見てきました。何回か行ったことがありしたが、今回は時間をかけて店舗内を見ました。

下の写真は午後4時近くの駐車場の様子です。土曜日でしたが、8割の駐車場の入りでした。




 下の写真は店舗内の通路の様子です。通路に曲線を取り入れており1つの街ができているという感じです。



 下の写真は2階のフードコートの客席です。イオンもこの形式ですが、客席はけやきのほうがすわりやすいです。それは隣の席との区切りが比較的明確になっているからです。テナントは似たりよったりですが。



 下の写真はシネマコンプッレクスです。前橋市には映画館はこの場所しかありません。そのわりには人は入っていないと聞いています。



 下の写真は、テナントとして入っている「紀伊国屋書店」の様子です。この書店が前橋市に進出してきて、「ブックマンズアカデミー」の売上に影響がでているのではないでしょうか。以前は駐車できなかったのに最近行ったときにスムーズに駐車できたので私はそう思っています。中心市街地の老舗書店「かんこう堂」などは5月の休日に訪問したときには、数えるほどの客しかいませんでした。「紀伊国屋書店」が進出してきた影響はほんとうに大きいと思います。



 今県内に大規模SCはこの「けやきウオーク前橋」と太田と高崎のイオンで3ヶ所ですが、この秋には伊勢崎市にけやきと商業施設面積のほぼ同じSCが開業します。地元商業者にとってはますます厳しい商業環境になることが必至です。