TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

地元郷土史「粕川流域物語」を読む

2010-11-30 07:30:05 | 地域文化・地域資源

 地元伊勢崎市立図書館で、「粕川流域物語」という書物を借りて読みました。

 この書物は、昭和54年の発刊ですから、30年ほど前に書かれたものです。この本では、粕川の水源から下流域までの主に史跡を記載しています。忠治温泉、膳城跡、石山観音、毒島城跡、赤堀城跡、大正用水、産泰神社、前二子山古墳、中二子古墳、後二子古墳、あいの山堰、八幡沼、波志江沼、華蔵寺公園、佐波新田用水、天増寺、伊与久沼、雷電神社などの来歴等が記載されています。

 30年ほど前の本ですが、郷土の歴史を知るにはたいへん貴重でためになる本です。


「実学と虚学(保阪正康著)」を読む

2010-11-29 07:25:19 | 今週の一冊

 昭和史の著作で著名な保阪正康氏の著「実学と虚学」を読みした。

 この本は、2001年に書かれた本です。私は、この本を当時購入して読んだものを、また読みました。この本は、4人の中年になってから、学ぶことを始めたインタビュー記事と、著者が記述する「人はなぜ学ぶのか」の2部構成になっています。

 さて、実学とはなにか、虚学とはなにか。著者は「実学」とは、「自らの「心の渇き」に真摯に向きあう姿勢から生まれる」ものであり、「虚学」とは、資格取得のため、転職・再就職のため、キャリアアップのためにといういわゆる自己のスキルアップ」としています。

 すこし抵抗ある区分ですが、「学ぶ」とは、自己の心の渇きを満たしたいという行為であることは確かであると思います。そこには、処世のためでない、自分の生き方に忠実だえろうという姿勢を私は感じます。

 

 


地元伊勢崎市「三軒屋遺跡現地説明会」に行ってきました

2010-11-27 19:33:14 | 地域文化・地域資源

 地元伊勢崎市「三軒屋遺跡現地説明会」に行ってきました。

 三軒屋遺跡は、地元伊勢崎市立殖蓮小学校内に発見された古代(7~8世紀)遺跡です。この遺跡の特徴は、発掘調査で八角形の正倉が発見され古代の役所である佐位郡衙であることが確認されており、現在国指定史跡へ向け正倉域の実態把握のための確認調査が実施されているものです。

この発掘は、平成19年度から実施されており、今回の現地説明会は16次調査のものです。11月23日に調査報告会で説明してくださった伊勢崎市職員の出浦氏が現地説明をしてくれました。

16次調査で検出された遺構は、掘立柱建物4棟、区画施設と考えられる溝、竪穴建物2穴、竪穴状遺構2などだそうです。

下の写真は、掘立柱建物の遺構と、区画施設と考えられる溝です。

下の写真は、竪穴建物2穴です。この穴は、斜めの掘り込まれており、柱は確認面から約1.3メートルほど掘り込まれています。なぜこのような掘りかたをしたのか不明だそうですが、旗を立てて儀式を行ったのではないかと想像されるそうです。

 掘立柱建物4棟のうち、1棟は、総柱式建物です。この建物は四方に柱を立てたものでなく、建物の中に柱がある高床式倉庫です。

 きょうは、風もなく現地説明会としては絶好でした。知り合いの方も何人か見えていました。地域の文化資源を知る楽しさを味わった一日でした。

 


日経ビジネスの記事

2010-11-26 21:20:11 | 経営全般

 日経ビジネスをかれこれ6年ほど定期購読しています。

日経ビジネスは週刊ですので、毎週金曜日に自宅に届きます。読み物としては、特集記事がタイムリーな雑誌です。今週号は、「円高は日本の国益」という記事です。特集は、①円高阻止の代償は?、②危機が危機を呼ぶ、③紙切れを蓄える愚という記事が書かれています。

 まだ、特集記事を読んでいないのですが、記事はタイムリーですが、内容は表面的な場合が多いように思えます。週刊誌とは、時間的な制約もあり、そうゆうものなのでしょうか。

 


地元伊勢崎市史を読む

2010-11-25 07:36:14 | 地域文化・地域資源

  地元「伊勢崎史」を読んでいます。この書籍は通史編として3冊あります(古代・中世編、近世編、近代編)。

 私は、近世編を読んでいます。この近世編は読み応えのある内容です。伊勢崎藩の藩主、織物位置のことなど読んでいてわくわくします。この近世編は、井上定幸先生や篠木弘明氏先生が主に執筆しているのですが、古文書を読めるようになって、先生方が記述した内容を理解できたらと思います。


エコポイントで特需?

2010-11-24 07:39:40 | 経営全般

 家電エコポイント制度で交付されるポイントが12月購入分からほぼ半減されるのを前に、駆け込み購入がピークを迎かえています。

 大手量販店では、薄型テレビの説明待ちに一時100人以上の列ができました。商品の購入手続きが終わるまで3時間以上かかる人も出ました。購入しても商品が届くまで2~3カ月かかるものもあります。

 エコカー補助金の時もそうでしたが、家電エコポイント制度も景気刺激策となっておるようです。とはいっても、制度が終了すれば、消費者の購買意欲はしぼんでします。

 これらの政策を見ていると、政府に無為無策を感じます。

 

 

 


地元伊勢崎市「三軒屋遺跡」講演会を行ってきました

2010-11-23 19:57:44 | 地域文化・地域資源

 地元伊勢崎市殖蓮公民館で開催された「三軒屋遺跡講演会」に行ってきました。

 内容は、①「三軒屋遺跡ー16次調査の成果ー」(出浦崇氏・伊勢崎市職員)、②「古代の役所ーその発見・調査そして保存へー」(坂井秀弥奈良大学教授)でした。

 まず、出浦氏から、三軒屋遺跡の調査概要の報告がありました。この遺跡については、しばしば地元新聞に取り上げられているので名前は知っていたのですが、概要を聞いて、この地区に郡役所がおかれていたことを知りました。そして発掘調査で判明した「八角形倉庫」は全国で初めての発見で、国指定を目指してあと一歩のところまできているそうです。

 出浦氏の後に、坂井奈良大学教授は、古代の役所についての講演がありました。私は日本史が好きだったのですが、学んだのは、いわば日本の全国史であり、地方史の講演でしたので、新鮮でした。

 それから、坂井先生が、文化財保存の意義について、先人の営みの結果をを現代社会に生かすと話していたのですが、どのように生かすのか質問すればよかったと思いました。

 


「キャリアの節目を振り返る方法は?

2010-11-22 21:26:08 | 地域文化・地域資源

 キャリア・シゴト学講座では、山口先生が編著の「200万人のキャリアデザイン講座」をテキストとして利用しています。

 その本で見舘好隆氏が、「キャリアの節目を振り返る方法」を記載しています。その内容は、「成長を促す仕事経験」を具体的に記載しているものです。以下その内容です。

 課題ー「初期の仕事経験」、「最初の管理経験」「ゼロからのスタート」、「視野の変化」、「プロジェクト/タクスフォース」

 他の人とのつながりー「ロールモデル」、「価値観」

 修羅場ー「事業の失敗とミス」、「降格/昇進を逃す/惨めな仕事」、「部下の業績の問題」、「規定路線からの逸脱」、「個人的なトラウマ」

その他ー「コースワーク」、「個人的な問題」

 それぞれ、比喩的ですが、読んでみると納得です。

 

 

 

 

 


「マンチュリアン・リポート(浅田次郎著)」を読む

2010-11-21 19:14:32 | 今週の一冊

 浅田次郎著のベストセラー小説、「マンチュリアン・リポート」を読みました。

 この本は、地元伊勢崎市立図書館で借りた本です。借りるリクエストをして3週間ほど待ったでしょうか。私の後に10人借りるためのリクエストをしている人がいるそうです。

 さて、この小説は、昭和3(1928)年の中国のいわゆる満州で起こった張作霖爆殺事件を取り扱ったものです。浅田次郎の小説は、あまり読んだことがないのですが、昭和史を扱っているので読みました。

 昭和天皇に、小説の主人公である陸軍中尉の志津が、張作霖爆殺事件の真相を報告する報告書と、張作霖が爆殺されたときに、乗車していた蒸気機関車が、「鋼鉄の独白」という形式で爆殺までの経緯を吐露するという構成で、この小説は書かれています。

 借りる予約をしている人が、10人私の後にいるような傑作小説とは思えませんが、昭和史を好きな方が多いということなのでしょうか。

 

 


キャリア・シゴト学講座に参加してきました。

2010-11-20 19:25:15 | キャリアデザイン

 新島学園大学で実施されている「キャリア・シゴト学」に参加しました。今回が第3回目でした。

きょうは、参加者のキャリアの発表を行いました。それぞれの方に、それぞれの人生があることを感じました。10回連続の講座で次回からは、3人の方の講演形式になります。

 さて、今回の講座のテキストは、「キャリアデザインの多元的探求」と「200万人のキャリアデザイン講座」です。この「200万人のキャリアデザイン講座」という本は読みごたえのある本です。本の表紙に「あなたは人生で何を成しとげた人ですか?」と書かれています。

 自分は何を成し遂げたいのか考える機会を与えてくれる講座に参加できてよかったと思っています。


キャリア・シゴト学の課題をまとめました

2010-11-19 07:39:23 | キャリアデザイン

 明日は、新島短期大学で「キャリア・シゴト学」の講義があります。山口先生から、最終的のレポートのレジメを提出してほしいということで、レジメを書きました。

 山口先生の言うとおり、レジメを書くと今後の講座もただ漫然と聞き流さないようになりそうだと書きながら思いました。仕事でも、極力その日の出来事を文章にまとめるようにしています。文章にまとめると考えが整理できていものですね。


なぜご当地グルメブームなのか?

2010-11-18 07:35:56 | 経営全般

 今日の地元上毛新聞の一面に書かれていましたが、今、地域限定の「B級ご当地グルメ」ブームです。

 地元群馬県でも、太田市の「焼きそば」、伊勢崎市の「もんじゃ焼き」、高崎市の「パスタ」、館林市の「うどん」などが思いつきます。隣の栃木県では、宇都宮市の「餃子」、佐野市の「ラーメン」などが挙げられます。

 地域おこしの一環として、「ご当地グルメ」は大きな強みです。このブームの意味を考えると、画一的な地域振興から、地方独自の活性化の動きといえるのではないでしょうか。

 地方独自の活性化の手段として「食」に脚光が当たっているということなのでしょうか。そして、「歴史的遺物」も地方にとって、大きな財産となりつつあります。景観サポーターの仲間との栃木県栃木市の視察で、「蔵のある街」を見て、私はその思いを一層強くしました。

 今、まさに「地方の時代」になっているのです。いちばん意識が遅れているのが、国の政府、官僚組織ではないでしょうか。


古文書の魅力を楽しむ

2010-11-17 07:14:28 | 地域文化・地域資源

 地元伊勢崎市の「景観サポーター」として活動しているというほどでもないのですが、サポーターに皆さんの郷土史への思いが強い方が多いです。

私も、郷土の歴史にたいへん興味を持っています。最近読んでいる本も「郷土史」関係の本が多いです。そこで、感じでいるのは古文書を読めたらということです。古文書を読めたら、もっとダイレクトに歴史を感じることができると思います。

 古文書が読めるようになれればと思って、これからは古文書を読む学習をしていきたいものです。そうは言ってもどのように、勉強をしていってよいかわからないので、NHK学園の通信講座を申し込みました。送付されてきたテキストは、これが入門編かと思えるほど難しいです。

 古文書(原文)はまったく読めませんが、解読文や読み下し文は、歴史の資料集を思い出しました。先が思いやられますが、続けていきたいものです。


天皇陵の発掘は認められるのか-朝日新聞の記事から-

2010-11-16 09:00:02 | 地域文化・地域資源

 今日の朝日新聞に、天皇陵の発掘は是か非かという記事が書かれています。

 記事は「争論」ということで、尊厳保持が優先で今後も求められずという主張を展開する福尾正彦宮内庁陵墓調査官と、究明するには古墳を発掘して語らせよという主張を展開する森浩一同志社大学名誉教授が論じています。

 福尾氏は、陵墓が海外や国内の他の遺跡と決定的に異なるのは、現在の皇室の祖先が葬られ、今も祭祀が行われている墓だと主張しています。静安と尊厳の保持を何よりも優先しなければならないという考え方です。

 一方、森氏は、宮内庁が管理する陵墓や陵墓参考地のうち、考古学の研究対象になる天皇陵古墳は42あり、そのうち正しいと思われるのは、天武、持統、天智、応神、舒明の4天皇陵だけだと推論し、陵墓指定が古代史研究の停滞を招いてきたと論じます。

 私は、森氏の考え方に賛成です。地方自治体では、次々に古墳などが発掘されています。なぜ、天皇陵だけ例外なのでしょう。現在の皇室の墓という根拠が薄いし、存在じたいも疑われている天皇もいます。

 森氏が主張しているように、たとえ陵墓指定された古墳でも、学問上どうしても究明しなければならない課題があり、発掘しなければならない先に進めないということならば、十分の準備の上に発掘を実施すべきだと私は思います。